SATANIC CARNIVAL 2025 今年の見所を語る
今年もまたやって来た、1年に1度の、パンク・ラウド・ハードコアなど、うるさい音楽を鳴らすバンドだけを集めた日本最大級のフェス【SATANIC CARNIVAL 2025】
去年、10周年記念ということで、原点回帰として1dayのみの開催、かつ、出演バンドは28組と、2ステージのフェスとは思えないほどの参加バンドを詰めに詰め込んだ結果、やっぱりやり過ぎた(やる前からわかってたよ!!)という結論になり、今年は、2days開催にへと戻し、1日あたりの参加バンド数も、例年通りの21~22組にへと戻ったため、今年は、昨年よりもまだ余裕を持って見れるかもしれない。
が、やはりSATANIC CARNIVAL、いやサタニックというだけあり、今年もまた、濃厚かつ、濃密。だけでなく、10年という節目を越えたからこその、新しい色や血を入れていこうかという意識すら見て取れるような、これまでにないラインナップかつ、日本中どこを見ても、サタニックにしか出来ないラインナップとなっている。
そのため今回は、一サタニックファンとして、今年のSATANIC CARNIVALの各日の見所を紹介していきたい。
なお、僕は今年、2days参加させていただきます。
(書いてるのに参加しないのは・・・ね。)
DAY1
DAY1のアーティストは、まさにこれぞサタニックカーニバルという、ゴリゴリのラインナップが集まった。
皆勤賞となる【04 Limited Sazabys】・【10-FEET】・【Ken Yokoyama】の3組はもちろん、サタニックには欠かせないバンドになりつつある【The BONEZ】・【SHADOWS】・【coldrain】・【SHANK】・【ハルカミライ】といった常連も数多くラインナップされている。
中でも、今や常連になりつつあるバンドの1つである【SPARK!!SOUND!!SHOW!!】は、昨年のサタニックのライブのMCにて、一歩ずつ着実に階段を昇っていきたいから、来年このEVIL STAGEのトリをやらせてくださいと宣伝していた。
だが、正直言えば、今のSPARK!!SOUND!!SHOW!!、スサシの人気ならば、メインステージに立っても何らおかしくはないが、とはいえこうステージの上から宣言したのだからこそ、間違いなく今年の1日目のサブステージのトリは、SPARK!!SOUND!!SHOW!!が務めると、筆者は確信しているため、スサシファンならこの日の最後まで、力を温存しておくべきだと言える。
それ以外にも注目のアーティストは数多くおり、なんと7年ぶりにサタニック出演となる、ヒロトとマーシー擁する【ザ・クロマニヨンズ】、今や日本以上に、世界から引っ張りだことなりつつある【花冷え。】、幕張開催のサタニックという点で見れば、7年ぶりとなる【MAN WITH A MISSON】、そしてそれを上回る9年ぶりの出演となる【TOTALFAT】と、こちらも見所ばかりである。
だが、初登場バンドも、この日は見逃せない。
福岡発のバンドであり、現在シーンでメキメキ頭角を表し、昨年はZepp Shinjukuのワンマンライブも成功させた【HERO COMPLEX】・横浜のベテランバンドであり、幕張メッセという巨大会場で一体どんなハチャメチャを起こすのか、良くも悪くも期待してしまう【STOMPIN’BIRD】・昨年のSATANIC CARNIVALへの登竜門的イベントと言える【SATANIC PARTY】にも出演し、その日出演していたアーティストの多くからも注目を集めていた【トップシークレットマン】も、この日オープニングアクトとして出演が発表されている。
少し述べただけだが、バンド名だけでも、血の気を感じさせるイベントであるのは見て取れ、バンドの名前を見るだけでも、ふつふつと体が熱くなってくる気さえしてくるのではなかろうか?
また、1日目のメインステージであるSATAN STAGEの出演者だが、あくまで自身の頭の中での予想だが、以下の9組になるのではなかろうかと予想している。
【04 Limited Sazabys】・【10-FEET】・【The BONEZ】・【coldrain】・【ザ・クロマニヨンズ】・【ENTH】・【ハルカミライ】・【Ken Yokoyama】・【MAN WITH A MISSION】
おそらく、例年通りにいけば、9組がメインステージに立つことになり、自信、ではないが、8組は当たっていると確信している。
ただ、ENTHがSHANKになる可能性もあるかもしれないが、一個人としては、昨年、EVIL STAGEのトリを務め、更に勢いを増しているENTHが、メインステージに立つのではなかろうかと思っている。
もちろん、あくまでも想像ではあるため、こうならないとも思っているが、ただ、この中で誰がトリをやるのかは、大真面目に検討がつかない。それは、参加する方でもそう思っている方が多いのではなかろうか?
一体この血の気の多いDay1を誰が〆るのか、タイムテーブルの公開が今から待ちきれない。
DAY2
正直、今回の見どころ、という意味で言えば、誰がどう見ても、DAY2の方が勝っているだろう。
というより、これは長年見てきたからこそ言うが、この日は、歴史上一番と言っていいほど、いい意味で言えばカラフル、悪く言えば、サタニックの挑戦、とも言えるラインナップとなっている。
この日のラインナップをざっと目を通してみても、ある1組はこの後に取っておくとして、その中でもやはり目を引くのは間違いなく、【ヤバイTシャツ屋さん】・【キュウソネコカミ】の2組だろう。
正直、100歩譲って、ヤバイTシャツ屋さん・ヤバTはサウンド的にも出れる要素はあり、出る可能性も大いにあったと言え、発表された際も、驚きはしたものの、まぁ可能性は確かにあるし、出てもおかしくはないな、という印象ではあった。
だが、まさかキュウソネコカミが、あのキュウソが出るなんて、サタニックの常連でも、もっと言えばサタニックがどのようなフェスなのか知らない人が見ても、マジかよ、と思うだろう。
とはいえ、サウンド面はダンスナンバーが中心ではあるものの、歌詞の内容は非常にパンクというか、反抗心剥き出しであるため、この界隈に通ずるところはある、とはいえ、やはりそれでも、キュウソがこの界隈・シーンに属しているバンドかというと、正直に言うが、首を傾げてしまうところはある。
おそらくこの感情は、この日参加される方でも、納得していただけるかと思いつつ、実際懐疑的な目で見ている人も多いかもしれない。
ただ、誤解しないように言っておくと、僕はキュウソは嫌いではない。普通にカラオケでも歌うくらいには好きだ。
だが、サタニックに出るバンド?と問われると、うーん・・・となってしまうため、今のところ、楽しさよりも、どうなるかという不安の方がやや勝っているのが正直なところではある。
どうして呼んだのかというのは、主催であるI.S.O氏しかわからないことではあるが、I.S.O氏の目も決して生温いものではなく、無論、人気があるから呼んだというわけでは勿論ない。今のシーンを見据えたうえで、呼んだというのは間違いないはずであるため、必見ではなかろうかと思う。特に、読んでいるあなたがサタニックのファンであれば尚のこと。
(一個人としてはインタビューとかさせてもらえたら嬉しいなあなんて思ったりしてる。)
無論、それだけでなく、【マキシマム ザ ホルモン】・【HEY-SMITH】・【NOISEMAKER】・【Fear,and Loathing in Las Vegas】といった、サタニックの常連も健在だ。
特にHEY-SMITHは、トロンボーンのかなす氏の妊活に伴い、サポートトロンボーンの梅ちゃん氏を入れたHEY-SMITHでは初であり、かつ、今年の夏はフェスへの出演はあまりないと標榜しているため、この機会に見ておくべきであろう。
が、それだけではなく、層の厚さを表すかのように、新時代を担うそれぞれのシーンの若手バンドも数多くメインアクトとしてラインナップされている。
2018年のCASTAWAY以来となる、ポップパンク界隈からのニューヒーロー【SEE YOU SMILE】・ハードコア界隈からのニューヒーロー【View From The Soyuz】に加え、2年連続出演となるラウドロックシーンのニューヒーロー【HIKAGE】と、シーンのこれからを引っ張っていく新進気鋭のバンド達が数多く並んでいるのは、2020年以降のサタニックカーニバルではなかった光景であり、これからを引っ張っていくであろうバンドが、本戦とも言えるサタニックカーニバルの方に出てどんなライブをするのか。多くの人が見届けるべきだと思っている。
加えて、昨年7年ぶりとなる活動再開をし、ちょうど6月から新たなツアーをスタートする【RIZE】が、なんと8年ぶりにサタニックに帰ってくる。
昨年活動再開をし、各地でライブをしているとはいえど、再開以降まだ見れていない人も多くいるはずであるため、まだRIZEの雷をくらったことが無い人は、この機会に見ておくべきだと断言する。
ひょっとしたら次9年後の出演になるかもしれないしね。けど欲を言えば毎年出てほしいけどね。
そして、なんといっても、2日目、いや今年のサタニック最大のトピックといえば、10年ぶりのサタニック出演となり、これが、自主公演以外、唯一のフェス出演となる【FACT】の一度限りの帰還であろう。
後だしじゃんけんのようになるかもしれないが、それでも出演が発表された今だからこそ言うが、僕は正直、去年末にツアーが発表された瞬間から、もうサタニックにFACTが来ると確信していた。予感ではなく、確信である。
というのも、ツアー日程が6月と9月であり、かつ、6月のツアー日程は、第2週の平日であった。
そして、その時期の週末にあるフェスとなると、サタニック以外にない。
また、多くの人が、ツアーの合間に夏フェスに色々出るのではないかと言っていたが、そもそも、メンバーの一人であるアダム氏は、現在アメリカに住んでいるため、冗談抜きで、外タレ、になっている。
ともすれば、そんな頻繁にアメリカから来日させるということは、アダム氏の現在の生活のことや、ビザのことを考えれば難しいというのは容易に想像がつき、この間の7月・8月の活動というのは、正直難しい、いや無理だろう、と思っていた。
ぶっちゃけ、その期間でFACTを動かせるフェスがあるとしたら、FACTと縁の深いフェスであるサマソニしかないと思っていた。
だからこそ、これは絶対にサタニックしかないと決め打ちをし、今回自分は誰にも特に言わないが、確信のもと、2日通しのチケットを取ることにし、見事それは当たった。
だが、おそらくFACTのファンであれば、サタニックに来ると予想、いや自分のように確信していた人も多かったのではないかと思う。
そして、一度限りの帰還と書いたように、FACTは10月で本当に解散をする。
つまり、これが正真正銘、最後のサタニックへの出演となる。
なので、チケットを持っている方は、ぜひともその最後の勇姿を目に焼き付けてほしいとともに、10年ぶりのサタニックのFACTを心から楽しんでいただきたいと思う。
また、2日目のメインステージであるSATAN STAGEの出演者だが、あくまで自身の頭の中での予想だが、以下の9組になるのではなかろうかと予想している。
【Age Factory】・【Fear, and Loathing in Las Vegas】・【HEY-SMITH】・【マキシマム ザ ホルモン】・【NOISEMAKER】・【RIZE】・【ROTTENGRAFFTY】・【ヤバイTシャツ屋さん】・【FACT】
あくまで予想にはなるが、DAY1同様、半数以上は当たっているはずだという確信がある。
ヤバイTシャツ屋さんは、おそらくメインステージだと思っているが、同時に、今の勢いで言えば、Age Factoryもメインステージに立っても何らおかしくはない。
昨年のEVIL STAGEでのライブ以降、多くのフェスでメインステージに立つことも多くなったバンドであり、それは言い換えれば、それほどまで勢いがある。
だからこそ、Age Factoryは今年メインに立つのではなかろうかと思っている。
ヒシヒシと感じるサタニックの挑戦、そして、FACTの一度限りのサタニックへの帰還。
まだチケットを持っていない方は、争奪戦かと思うが、それでも手に入ることを願う。
まとめ
というわけで、駆け足気味にはなったが、今年のSATANIC CARNIVALの見所について紹介をさせていただいた。
もちろん、駆け足気味なため、全てのバンドの紹介はしきれなかったが、これだけは間違いなく言えることだが、全バンド、最高のライブをすることは間違いないだろう。
全バンド、現場至上主義の、熱いライブをするバンドばかりであり、ハッキリ言うが、モッシュダイブが起きないバンドは、この中には一バンドもいない。
故に、怪我をせず、どちらか1日だけという人は、めいっぱいその日1日を怪我なく楽しみ、2日通しの人は、最後の瞬間まで、怪我なく2日楽しんでいただきたいと、心の底から思っている。
というのも、昨年、どの程度かはわからないが、主催者であるI.S.O氏にまで届くほどの怪我人が出たそうで、事実、昨年のサタニックが終わってからの後書きにも、そう書かれている。
だからこそ、本当に怪我なく、楽しんでいただきたいのはもちろんではあるが、そんなことが続けば、サタニックはいつか終わってしまう。
そのため、最後まで怪我なく、誰しも嫌な思いをせず、心の底からあー楽しかったと言ってから、布団に入っていただきたいと、1ファンとしても思っている。
無論、自分も限界まで遊ぶつもりではいます。
それでは。
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