【カミソリ負け0に】カミソリの正しい使い方を解説!
4月ということもあり、新生活が始まる方も多いことかと思います。
転勤や引っ越しなども終わり、多くの方が、今この時も忙しなく動いていることかと思います。
そんな中、男の化粧、とも言われているものがあります。
それが、髭剃りです。
ただ、今回は髭剃りの話をしたいのではなく、タイトルにもある通り、今回は、カミソリについてのお話となります。
無論、昨今シェーバーもありますし、そちらも使っている方も多いかと思いますが、今回はあくまで、カミソリ、に主題を置きますが、とはいえ、シェーバーを使われている方にとっても、非常に参考になる記事だと思いますので、最後までどうかぜひ読んでいってください。
カミソリとなると、男性だけでなく、女性でも使われる方が多いと思いますが、主な用途としては、男性にとっては髭剃り・女性にとっては、体毛を剃るために、カミソリを使っている方は多いことでしょう。
特にこの2年ほどは、コロナが5類に移行し、マスクを取る機会が多くなったことで、コロナ禍以前のように、髭剃りを頻繁に行う方も多いことでしょう。
ですが、そうしてカミソリを使用する際、カミソリ負けや、カミソリで切ってしまい、血が出た、という経験、おそらく誰しもが一度は経験したことがあると思います。
あれは痛いのもそうですが、そうして出血すると、なかなか止血しないため、非常に厄介なことでしょう。
そのため、カミソリを使うという行為に、苦手意識を持っている方も多いかと思いますが、ここで、一つ質問をさせていただきますので、ご自身の頭で考えてみてください。
そのカミソリの使い方って、誰に教わりましたか?
おそらくこの質問に対して、私はこの人から教わりました!とはっきり答えられる人の方が少なく、9割以上は、独学で、なんとなしにやっている。そういう方が非常に多いと思います。
かくいう僕も、そうでした。
しかし以前、とある番組を見たことがきっかけで、カミソリの正しい使い方、とも言える方法を見てからそれを実践することで、ニキビなどのどうしようもない箇所を剃ってしまう際は血は出てしまうのですが、ほとんどと言っていいほど、カミソリで出血するということも、カミソリ負けも、しなくなりました。
そのため今回は、新生活が始まった今だからこそ、正しい髭剃りの知識を覚えておけば、もうカミソリも髭剃りも怖くなくなりますので、今回の記事では、そんな正しいカミソリの使い方について紹介させていただきます!
どの番組で語られていたか
まず、今回の記事で正しいカミソリの使い方について紹介をするにあたって、どの番組で紹介がされていたのか、ということについてお伝えをさせていただきます。
それは、3年前まで放送されていた、【ためしてガッテン】の後番組である、【ガッテン!】でした。
この番組について知っている方も多いとは思いますが、現在、番組サイトもなくなってしまったことや、再放送などもされないため、その情報を見ることは不可能となってしまいました。
だからこそ今回、その当時紹介をしていたものを、今一度、このブログにて紹介させていただきます。
カミソリの正しい使い方について
カミソリは、剃ろうとしない
まず、カミソリの正しい使い方において、覚えてほしいことがあります。
それは、カミソリで、剃ろうとしない。ということです。
もちろん、これだけだとどういうことだよとわからない方がほとんどなため、解説をしていきます。
そもそも、カミソリというのは、メーカーもちゃんと考えて設計・製作をしており、正しく使えば、肌を傷めず、毛だけを剃れるような仕組みになっているのです。
(ただし、1枚刃のT字カミソリは、かなり高度なテクニックを要するため、そちらは例外とさせていただきます。)
では肌を傷めずにどうやって剃るのか、というと、そのための大事なパーツというのがあります。
それは、ヘッド、と呼ばれるパーツになります。
ヘッドというのは、I字カミソリでもT字カミソリでもそうですが、刃の反対側にある、膨らみの部分です。
わかりやすいように、画像でお見せいたします。
まず、I字カミソリで言えば、この赤丸で囲った部分の、刃・・・ではなく、白いプラスチック部分となります。
続いて、T字カミソリで言えば、この赤丸で囲った部分全体が、ヘッド、と呼ばれるのですが、ただ、刃の上と下の部分にある部分が、刃の部分よりやや前に出ているのです。
横からの写真になりますが、これで見ればわかるのではないでしょうか。
これこそが、カミソリの最大のポイントであり、ここに気を付ける、いや気を寄せるだけで、カミソリ負けが大幅に減るのです。
剃り方
と、このヘッドについて紹介いたしましたが、ここからこのヘッドを使った、剃り方について紹介をしていきます。
I字カミソリの場合であれば、このヘッド部分を肌に当てるのはそうですが、沿わせて、滑らせるように剃っていくのです。
こうすることで、刃が肌に余計に当たることを防ぎ、肌を傷めることなく、それでいて、刃の当たった部分の毛は、しっかり切れるような仕組みになっているのです。
一方、T字カミソリの場合は、I字カミソリとは形状が違うため、先程の方法とは異なります。
かつ、おそらくほとんどの方が、出先のホテルのアメニティといった例外を除き、家で使うT字カミソリであれば、おそらくほぼ100%と言いきってもいいと思うので、その想定で言いますが、5枚刃のカミソリを使っていると思います。
T字カミソリでは、ヘッド全体が肌に、水平に当たるようにし、滑らせるように剃っていく。たったこれだけです。
そんなこと当たり前、と思うかもしれませんが、ただ、やりがちなのが、肌に対して、ヘッドを斜めにし、刃を肌に直接当ててしまっている方、多いのではないでしょうか?
そして、それこそが、カミソリ負けや肌トラブル、出血などの原因なのです。
ですが、メーカーも当たり前ですが、そんな剃れないものを作っているわけはありません。
というよりも、肌に沿わせて、滑らせるようにするだけで毛が剃れるよう、計算し、設計されているのです。
なので、このやり方はメーカー側が思う正しい使い方であり、たったこれだけで、肌への負担を最小限に抑え、それでいて、毛をしっかり剃ることが出来るのです。
力を入れて剃らない
更に、この剃り方について、もう一つだけお伝えをすることがあります。
それは、この剃り方をする際、余計な力を加えないことも、重要なポイントです。
先程からお伝えをしているように、滑らせるようにする、と言っていますが、それこそが最大のポイントなのです。
その時のガッテンの放送にて、理容師の方の髭剃りにかける力、というのを専用の機械を用いて測定をしていたのですが、一般の方のカミソリの使い方と比べた際、なんと5分の1程度の力しか入れていなかったのです。
もちろん、ちゃんと握ってはいますが、それでも実際に剃るヘッドの部分は全く力を入れておらず、その理容師の方曰く、カミソリ自体の重さで下に落としていっている、といったニュアンスの発言をしており、力を入れて髭を剃ろうということは、全く発言しておりませんでした。
それこそ、我々のような一般人だと、剃ろう剃ろうという意識についなりがちであり、剃る際に思わず力を入れてしまいがちですが、それこそが実は間違いであり、力を入れないくとも、滑らせるようにするだけで、毛が剃れるように、今のどのカミソリもなっているのです。
逆に言えば、肌に当たるように斜めに刃を入れて、力を入れて剃ったら、そりゃ血が出てしまうのは、ここまで読めば、わかっていただけるでしょう。
ゆっくり動かして剃っていく
これは先程までお伝えしていた、滑らせるように剃っていく、ということに近しいことかもしれませんが、そうではなく、ゆっくり動かして剃ることで、とある効果がある、ということをお伝えしたいのです。
それが、刃こぼれが起こるのを防ぐ効果がある、ということです。
これは主に、男性が使うT字カミソリ、並びに、髭剃り、ということが主題となりますが、実は一般的に売られているT字カミソリの刃は、かなり特殊な素材が使われており、特殊な金属で出来ています。
ただ、使っていると、だんだん切れ味が悪くなっている、という経験、男性の方ならあるあるというか、わかっていただけることと思いますが、とはいえいつから、カミソリは切れ味が悪くなってくるのか、というと、明確にここから!何回使ってから!と答えられる方は、まずもっていないでしょう。
ですが、実際にどのタイミングから、カミソリの刃が刃こぼれを起こし、切れ味が悪くなるのかについて、研究した方がいたのです。
しかもなんと、なんと日本を飛び越えたアメリカの、マサチューセッツ工科大学の教授が、実際の男性の髭を使って、研究をしたのです。
それもなんと、10,000本もの毛を使って、です。
そうして、1万本の毛を使って判明した結果なのですが、驚かないでください。
なんと、たった1回の髭剃りだけで、カミソリの刃は刃こぼれを起こし、切れ味が下がってしまいかねないという研究結果が明らかになったのです。
これ、衝撃的すぎる結果ではないでしょうか。
男性にとって、髭剃りというと、特にサラリーマンの方からすれば、毎日やっている方も多い作業でしょう。
にもかかわらず、たった1回の髭剃りだけで、カミソリの刃は刃こぼれを起こしているだなんて、信じられない方が多いでしょうが、これが。1万本の毛を剃ってたどり着いた、事実なのです。
ですが、これを少しでも防ぐ。正確に言えば、刃こぼれが起きるのを少しでも遅くするためにも、冒頭でも触れた、ゆっくり動かして剃ることが、大事になってくるのです。
そのガッテン!内にて、ディレクターの方が、数カ月間に及び、自身の顔の髭を用いた実験をしたところ、普通であれば1回で起きる刃こぼれが、なんと23回に伸ばすことが出来たのです。
その方法というのが、秒速3センチ。つまり、1秒間に3センチずつ剃っていく、という方法です。
普通に剃っている方であれば、遅すぎる!と思うかもしれませんが、とはいえこうすることで、カミソリの刃が刃こぼれを起こさず、長期間に渡り、刃の切れ味をキープさせることが出来るということが、番組の中で判明したのです。
なので、手間かもしれませんが、なるべく、刃の切れ味を保ちたいという方は、秒速3センチずつ動かしながら、髭を剃っていく、ということを意識していってください。
番外編・髭の硬さはどれくらい?
ここからは少し番外編になりますが、先程カミソリは一回の髭剃りで刃こぼれをすると言いましたが、そもそも、髭の硬さ、というのはご存じでしょうか?
大手カミソリメーカーの貝印のサイトに、髭の硬さはどれほどかというのが掛かれています。
実は髭の硬さというのは、なんと、真鍮(しんちゅう)と同等の硬さと言われております。
とはいえ、それだけだとなんのこっちゃ、と思う方もいると思いますので、この真鍮で作られている代表的なものというのは、あの5円玉です。
つまり、男性の髭というのは、いわば5円玉が大量に生えていると言っても過言ではなく、逆に言えば、そんな硬いものを、男は剃っているわけなのです。
そう考えれば、一度の髭剃りでカミソリの刃が刃こぼれを起こしても、それは仕方がないと納得していただけたのではないかと思います。
なので、よく言われていますが、髭剃りをする前には、ぬるま湯で顔を濡らすことや、蒸しタオルなどで蒸らしてから剃った方がいいというのは、真鍮ほどに硬いヒゲを少しでも柔らかくさせる効果もあり、こう考えれば、手間かもしれないと思っていたことにも、ちゃんとやる意義も意味もあるというものなのです。
剃った後のカミソリのお手入れについて
最後に、そうして剃った後のメンテナンス方法についてもご紹介させていただきます。
大手カミソリメーカーのSchick公式サイト内には、髭剃りをした後のメンテナンス方法についての記載があったので、以下に引用し、ご紹介させていただきます。
なお、これはT字カミソリがメインの話かもしれませんが、とはいえI字カミソリであっても、剃った後はちゃんと洗うという方も多いかと思いますので、一度目を通していただければと思います。
また、カミソリのメンテナンスも大切です。使用後は、水またはぬるま湯でしっかり洗い流し、刃についた髭やシェービング剤の残りを取り除きます。その後、軽く水気を切って湿気の少ない場所で保管すると、さびや劣化を防ぐことができます。お風呂場など湿度の高い場所に放置すると、刃が傷みやすくなるため注意が必要です。
(参照元:髭剃りの正しいやり方、処理前後のケアについて解説より引用)
まとめ
というわけで今回は、カミソリの正しい使い方、について、ガッテン!で紹介をしていた情報を元に、ご紹介をさせていただきました。
ガッテン!は既に終わった番組であり、かつ、再放送というのも非常に難しいのか、レギュラー放送終了後は全くといっていいほどされておらず、かつ、公式サイトが以前はあったのですが、それも全て無くなってしまいました。
だからこそ今回、その当時見た情報を再び掘り起こさせていただきましたが、とはいえ決して古い情報というわけではなく、カミソリの形状というのも、ここ数年で大きい変化というのは全くなかったため、現在も使える情報だと思い、ご紹介をさせていただきました。
加えて、冒頭にもお伝えしたように、カミソリの正しい使い方というのは、わかっているようでわかっていない方が、非常に多いと思いますので、この記事を見て、正しいカミソリの使い方を頭に入れたうえで使えば、カミソリは決しておっかないものではなく、肌にも影響が出ずに、無駄な毛だけを剃れる優れものだということをわかっていただきたいと思います。
この新生活が始まった時期だからこそ、正しいカミソリの使い方を覚えたうえで、ムダ毛とおさらばしましょう!
それでは!
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