SATANIC特集第5弾・HEY-SMITHはなぜ本物のパンクバンドなのか

2018年11月30日

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(勝手に)SATANIC CARNIVALを特集しているこの企画。

5回目となる今回は、SATANIC CARNIVAL4回目の出演となるHEY-SMITHについて紹介します。

今回、タイトルにある本物のパンクバンドというこの言葉、実はボーカルの猪狩さんが、去年から度々、ライブのMCでこう発言しているのです。

「今皆さんの目の前にいるのは、本物のパンクバンドだから!」

自分たちからこういう発言をするバンドって痛・・・おっと失礼。
自分たちに相当の自信がなければ言えないと思いますが、キッズの立場から言わせてください。

HEY-SMITHは、間違いなく本物のパンクバンドです。

なので今回は、HEY-SMITH(通称ヘイスミ)について紹介しつつ、彼らがなぜ本物のパンクバンドだと思うかについても紹介していきます。

HEY-SMITHとは?

HEY-SMITHは、2006年に大阪府豊中市で結成されたバンドです。

メンバーは
猪狩秀平(ギターボーカル)
YUJI(ベースボーカル)
満(サックス)
Task-n(ドラム)
かなす(トロンボーン)
イイカワケン(トランペット)

からなる、6人組のスカパンクバンドです。

猪狩さん・満さん・Task-nさん以外の3人は2015年から加入しました。
それ以前は、ベースボーカルのMukkyさん・トランペットのIoriさんが在籍していましたが、Mukkyさんは突発性難聴によるバンド活動の継続が困難になり、Ioriさんは新しい家族が出来、バンド以外の方法で家族を守っていくと決心したため脱退されました。

その他の詳しいことは、オフィシャルサイトで確認した方が早いですのでそちらをご覧ください。

彼らのサウンドの特徴といえば、なんと言っても管楽器が入ったスカパンクというサウンドでしょう。

こういったバンドで有名なバンドといえば、東京スカパラダイスオーケストラやKEMURI等が挙げられるでしょう。
HEY-SMITHは、その後、2010年代を代表するスカパンクバンドだと個人的には思っています。
それまでスカのサウンドに触れたことがないというキッズが一番最初に触れるのがHEY-SMITH、なんて事も多くなっているのではないでしょうか?

そして、HEY-SMITHと言えば、やはりなんといってもライブでしょう。

年間通して、ずーーーっとHEY-SMITHはライブをやっています。
フェスであったり、ライブハウスであったりと、彼らは西へ東へ・北へ南へと、とことんライブ漬けの日々を過ごしていると感じられます。
ただ、さすがに今年、台湾でライブした翌日に名古屋のフェスに参加するというスケジュールが発表された瞬間は、マジでバ カ な の?(CVゆっくり)と言いたくなるほど心配になりました汗

PV



HEY-SMITH公式配信


CAFFEINE BOMB公式配信


HEY-SMITH公式配信


 

キッズが語る、HEY-SMITHが本物のパンクバンドになったと思う理由

HEY-SMITHは、2014年の自身のフェスOSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL 2014を開催した後、約1年の活動休止を余儀なくされました。

ですが、2015年にカムバックした後はお披露目ツアーに東京・大阪でのライブハウスサーキット形式でのHAZIKETEMAZARE FESTIVALを開催する等、戻ってきてからの活躍はすさまじいものがありました。

 

これは、僕が個人的に思っていることなのですが、猪狩さんを見ていると、SUM 41のボーカル・デリックと重なるのです。

SUM 41も、デリックが一時期離婚やメンバーの脱退等で、アルコール依存症となり、容姿や性格はもちろん、バンドの活動もほぼ壊滅的な状態になっていた時期がありました。

2012年に開催されたPUNKSPRING 2012に出演した際にはまさにその状態のピーク時な頃であり、ライブを見た観客のほとんどが否定的な発言をしており、完全にバンドとして終わったと、その時のライブを見ていた方は思っていたことだと思います。

これは偶然にしては出来すぎだと思うのですが、HEY-SMITHが活動を休止した2014年に、デリックも急性アルコール中毒で病院に緊急搬送されました。
医者からあと一杯酒を飲んだら死ぬ。と言われる程の重体だったようです。

そこから、デリックはアルコール中毒を断つための過酷なリハビリが始まりました。
その際、Iggy PopやGuns N’ Rosesのダフ・マッケイガン等、ロック好きなら知らない人はいないであろう有名なアーティストたちが、サポートをしてくれたそうです。

そして、デリックは見事にアルコール依存症から回復し、再びバンド活動に力を入れ、全盛期だった当時を彷彿とさせるような素晴らしいバンドに戻っています。更に、このデリックをかねてよりサポートしていた恋人のアリアナ・クーパーとも結婚し、公私ともに順調な生活になっています。

HEY-SMITH、もとい猪狩さんからも、流石にここまでひどくはないですが、似たようなものを感じるのです。

2014年にヘイスミを終わらせるという事を決め、その事を多くのバンド仲間に伝えていたそうですが、盟友であるSiMやcoldrain、尊敬しているHi-STANDARDの横山健さんがやめるなと訴え続けた結果、そのやめるという事をやめ、バンドを続けようという気持ちに変わったそうです。
先ほども記載しましたが、1年の歳月をかけて2015年に活動再開してから現在までのHEY-SMITHの快進撃は言うまでもないでしょう。

僕は、パンクというのは人を応援し、気持ちを奮い立たせる音楽だと思っています。

どん底まで落ちても大丈夫だ、さぁ行こうぜというような曲がパンクには多くあると思います。
ましてや歌詞の通り、自分もどん底に落ちた、けど這い上がってきたぜというのを経験して歌にする。
そんなバンドは説得力もありますし、また人としてカッコいいですし、そんな姿は多くの人を惹きつけると思います。

猪狩さんが、活動休止する最後のライブとなったOSAKA HAZIKETEMAZARE FESTIVAL 2014のアンコールのMCで、こんな言葉を言っています。

『ダサいヤツがいたらそいつよりカッコよくいる、それがパンクス』

その猪狩さんの定義からすると、今のHEY-SMITHは、間違いなくパンクスではないでしょうか?
解散というダサい、いやカッコ悪いことをせず、ボロボロになりながらも再び戻ってきて、最高にカッコいい姿を見せてくれる。
なら、自分たちのことを本物のパンクバンドと呼ぶのも、何ら問題はない、むしろ当たり前だと僕は思っています。

これが、僕がヘイスミが本物のパンクバンドだと思う理由です。

SATANIC CARNIVALでの注目ポイント

去年はトリプルヘッドライナーの1組となったHEY-SMITH。
今年はどの位置で来るか注目が集まります。

また、今年のSATANIC CARNIVALには、SCAFULL KINGという、AIR JAM世代を代表するスカバンドがいます。

これまでHEY-SMITHは、KEMURIや東京スカパラダイスオーケストラ・POTSHOT等数多くのスカバンドをと対バンをしてきました。
そしてついに、スカファンが待ち望んだ(かもしれない)共演があるかもしれないと思うと、それだけでワクワクしてきませんか!

もし仮にこの2組が同日となったら、新旧スカバンドを見れるまたとない機会ですので、ぜひ両バンド見る事をお勧めいたします!
・・・あれ?SCAFULL KINGの記事になってないか?

というわけで、また次の特集記事でお会いしましょう。


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