750円でズボンの黒さは元に戻せる!!そのやり方をご紹介!

2021年4月27日

やばい、自分で書いといてあれだけどYouTuberの動画のタイトルみたい

 

というわけで今回は、黒いズボンを染め直してみた、というレポートです。

 

なぜ今回このようなことをしたかと言いますと、現在持っているズボンなのですが、経年劣化で太もも部分の色が大分落ちてきてしまったのです。

これがジーンズなら味になるんでしょうが、正直何の変哲もないズボンなので、味にもならずただただみっともないなぁと常々思っていたのです。

一応ユニクロで購入したので、ユニクロで買いなおせばいいのでしょうが、車で3・40分のところにありそこまでして行く甲斐性もなく、かつどこかが破けているというわけでもないため、わざわざ金出して買うのもなぁ・・・と考えていました。

 

そこで、ならいっそ服を染め直してみるということは出来ないかな?と考え、色々調べていくうちに簡単に、かつこのズボンの値段の1/3程度の値段でやれる!という事を発見したので、早速試しにやってみました!

果たして結果はどうなったのか!?というのは、最後まで読んでいただければわかります!

染め直しのやり方

使った染料

まず、今回の染め直しを行うために、こちらの製品を購入しました。


こちら『PAC FABRIC DYE(パックファブリックダイ)』という、株式会社スリーダイイングが出している染料です。

値段も750円程度ととても安く、また黒だけでなく赤や青など様々な色があり、今回僕は黒色を染め直すために購入しましたが、白い生地の服があればお気に入りの色に染め直すことも出来ます!

 

さらに応用として、染料を何色か使えばタイダイ柄の服も作ることが可能とあるので、タイダイ作りたいんだよなぁ~と思っている方は、説明書にタイダイ柄の作り方も載っているため、ぜひこちらの染料を買われることをおススメします!



商品一覧

こちらが商品一覧です。
左上から順に


・説明書
・固着剤
・染料
・色止め剤

となっております。

各製品の詳しい仕様などは今回は省略しますが、そんなに詳しくない僕でも製品の名前を見てあぁこういう効果なんだろうなと思いましたので、そんなに難しい薬品ばかりではないかと思います。

また、再び余談なのですが、今回は染め直しようにこちらの製品を使用しましたが、SUPER BLACKという、白などの淡色の生地を染める場合に使われる高濃度の黒い染料もあるため、用途によって使い分けが重要ですし、買い間違いにご注意ください。

 

話が長くなりましたが、それではここから作業の流れについて記していきます。

染め直しのやり方

まずはじめに、今回染めるものを洗っておきます。

一応洗剤を使って洗いましたが、洗剤はなくても良いかもしれません。

洗濯がもうすぐ終了するかどうかのタイミングで、ボウルに染料と40度~50度のお湯を入れて混ぜます。

 

この際、やけどをする危険性があるので手で直接触るということをせず、かつこの後の作業でもずっと必要となってきますので必ずゴム手袋を着用してください。
また、ゴム手袋は厚手のものの方が熱はもちろん、染料で手が汚れるという心配が減るのでおススメです。

そして、混ぜる際にはやけどを防ぐために、泡だて器や使わない割りばしなどで混ぜてください。

こちらが混ぜ終わったものとなります。

この際、染料に多少独特のにおいがありますので、においに敏感な方はご注意ください。

 

そして、これとは別にバケツなどの容器にに固着剤と別途塩300gを用意し、先ほど同様40度~50度のお湯を入れて混ぜます。

塩多っ!?と思う方もいらっしゃるでしょうが、今回の作業に必要なアイテムなので、けちけちせずに必ず300gご用意ください。

また、今回この一袋で250g分の服を染められるので、これ以上の量を染めたい場合でしたらもう一袋、かつ沢山の服を入れられる大容量のバケツなどをご用意ください。(その際必要な塩の量もまた増えます。)

それが混ぜ終わりましたら、先ほどのボウルの中身を固着剤などが入った容器に入れます。

少しなじむようにまぜたら、いよいよ洗った服を投入します。

 

そしてそのまま、漬けた状態で1時間待ちます

ただ、一時間そのまま放置しておくと、色合いにムラが出てくるという注意書きがあるため、こまめに服を混ぜる、広げる・持ち上げるなどして、全体に色がなじむようにしていきます。

なお、今回僕は15分に1回程度混ぜました。

 

1時間経ちましたら、そのお湯を捨てて、先ほどよりも温度を下げたぬるま湯ですすいでいきます。

なお、この後もまだ作業はあり、かつすすぐ作業ももう一度あるため、完全に水の色が透明になるまですすがなくても大丈夫です。

 

すすぎが完了した後、先ほど使った容器に色止め剤と再度40度~50度のお湯を入れ、混ぜ合わせます。

混ぜ終わりましたら、先ほどの服をその中に投入し15分待ちます。

この際も、時折服を混ぜることをおすすめいたします。

15分経ちましたらその水を捨て、再度すすぎを行います。

今度は、水の色が透明になるまですすいでいきます。

すすぎが完了したら、あとは脱水をかけて、陰干しをすれば完成です。

結果

さて、いよいよ結果発表です。

今回染め直してみた結果は・・・

 

 

 

こうなりました!!

 

 

なんと!あの色あせてた部分がなくなり、かつ全体的にも黒さが戻りました!

 

あの色あせた太もも部分の黒がよみがえりました・・・とっても嬉しい(泣)

 

というわけで、今回のこの染めは大成功に収まりました。

今回僕はお風呂場で作業をしましたが、染料が飛び跳ねてもシャワーで流せばすぐに落ちたため、染料が飛んで壁に付着したらその色が取れないんじゃないかな?と考えている方がいましたら、そこはご安心ください。

今回やってみてわかった絶対に気を付けてもらいたい注意点

今回は結果として大成功に終わりましたが、やってみたからこそわかった、絶対に気を付けてほしい点があります。

それは

 

”ちゃんと厚手の、破れていないゴム手袋を使う”

 

ということです。

 

なぜかというと、最初の染料に1時間漬けておくという作業を行っている際、最初にこのズボンを入れて右手で混ぜていたところ、ゴム手袋が破けていたのか指にその染料が付いてしまったのです。

 

これがまぁーーーーーーーーーーーーーーーーー、いっくら洗っても落ちないんですよ。

 

それこそせっけんや衣類用洗剤・酸素系漂白剤などあらゆる手を使いましたが、全然落ちなかったのです。

ただ、最終的に網目状タイプのスポンジでごしごし擦っていったところ、大分落ちましたがそのために30分ほど時間を使いましたし、かつ今現在も爪に付いた染料は取れていません。
(追記:その後一週間程度で自然に落ちましたが、指先に気を付けている女性の方はこれに関しては本当にお気を付けください。)

なので、ここは必ずご注意していただき、持っていないという方でしたら事前に必ず買っていただくことを推奨します。


まとめ

というわけで、今回はズボンの染め直しについて紹介しました。

これ色落ちてきたんだよなぁ・・・というTシャツやズボンがありましたら、新しいものを買うのではなく、今回のような染め直しを考えてみるのも手ではないでしょうか?

超お手軽にやれますし、時間も丸1日あれば終了する。さらに、新しいものを買うよりも安く済みますし、自分好みの色だって作れるかも!?など、色々とメリット沢山ですよ!

それでは。

追記・同製品でタイダイパーカーを作成しました

こちらのPAC FABRIC DYEさんの染料を使用し、タイダイパーカーを作成してみました。

よろしければ以下のリンクよりご覧になってみてください。

2500円で出来る!タイダイパーカーの染め方!