【ガチ検証】ワークマンの服でフェスを快適に過ごせるか試してみた!

先日、たった1日限りの儚い濃厚イベント、SATANIC CARNIVAL 2024が無事に終了いたしました。
1ファンとして、主催であるI.S.Oさん、PIZZA OF DEATHの皆様、セキュリティの皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございましたと、お疲れ様でしたを言わせてください。

 

やはりSATANIC CARNIVALは大きいフェスということもあり、1バンドごと、オフィシャルでレポートがあがっており、かつ、皆様プロの方々ばかりですので、今更ここで何か言ったところで太刀打ち出来ないというか、正面切って戦ってやるぞ!という気はありません。

では今回、何を書くかと、それはタイトルにある通りです。

 

ワークマンの服で、フェスを1日楽しめるか。
加えて、これまでよりも快適に過ごせるかどうか。というのを、ガチで自ら検証してみました。

 

で、どこのフェスでやってきたかについて・・・もはや説明する必要も無いですが、その通りです。

 

SATANIC CARNIVAL 2024にて、僕はトップスで重ね着したTシャツは例外ですが、レイヤーとして着たトップス、インナー。そしてボトムス。それら全て、ワークマンの服を着ていったのです。

 

更に言えば、この日に持って行ったカバンも、ワークマンのトートという、傍から見たら半分、ワークマンの回し者と思われるくらい、ワークマンの服でガッチガチに固めたのです。


(こちらがワークマンのトートになります。2900円と前のモデルより1000円値上がりしましたが、ジッパーがめちゃくちゃ増えて、開閉口はボタンでもジッパーでも閉められる構造となっておりますので、1000円値上がりしたとしても、他のメーカーならこんなに機能追加したら、5000円どころか1万円以上値上げしてもおかしくないので、大真面目にこれでどう利益出しているのかわからないです笑)

 

というわけで今回は、ワークマンの服で、フェスを快適に過ごせるかどうか、についてのガチ検証をしてまいりましたので、これから本格的なフェスシーズンがやってきますが、そのような方の服装選びの参考になれば幸いです。

なぜワークマンの服で行こうと思ったか

そもそも、なぜこんなことをしようかと思い至った経緯についてですが、まずそもそも論として、僕はワークマンが好きであり、今一番服を買っているところがワークマンというほどです。

それは無論、高品質で機能的で安い!という、早いうまい安い、みたいなところが理由としてあります。

ただ、そもそものワークマンの核の部分は、職人向け、のお店というところです。

当然ながら、職人さんは汗をかきますし、そのような方向けに、速乾の生地や耐久性、撥水、通気性抜群な素材。1枚の服で多収納が出来るなど、機能面に特化した作業服を多く出しております。
それが下地にあるからこそ、そういった作業着に使われている機能性を、カジュアルラインにも取り入れております。

 

それ故に、思ったのです。

 

こうした機能性や、1枚の服に多くのものを入れられる収納力。それらすべて、同じく汗をかいて、かつ、なるべく身軽でありたい。けれど、防犯もしっかりしたい。そんなニーズや潜在的な需要があるライブやフェスにも、ワークマンの服はもってこいじゃないのかい、と。

 

これが、今回してみようと思った理由となります。

 

加えて、ワークマンは職人さん向け・キャンパー向け・カジュアル向けと、色々な方向に向けて訴求していますが、なかなかこの、ライブの服装、という方面にベクトルを向けて書いている記事、というと、ワークマンのアイテムを広めるワークマンアンバサダーと呼ばれる方々でも、あまりいないと思ったので、そうした意表をつける記事になるのではないのか?と、一ブロガーとしても思ったわけではあります。
(もちろんニッチな界隈だというのはわかっていますよ。ええ。)

 

ただ、フェスと一言で言えど、色々ありますし、それこそ、ゆっくりした音楽を演奏するアーティストばかりが集まるような、汗をかかないフェスもあります。

ですが、この実験をするならば、安全なフェスでやってもナンセンスだと思い立ち

 


・とにかく汗をよくかくロックフェス

・モッシュ・ダイブ上等。そんなバンドしかいないようなフェス

・汗どころか下手したら血すら流してしまう可能性もありうる

 

そんなハードなフェスでやらなければ、意味が無いと思ったのです。

故に、SATANIC CARNIVALは、そのワークマンの性能を試すには、もってこいな地獄な環境だったのです。

加えて、今年のサタニックは、1day開催にしたため、28バンドも出るというやりすぎ感満載なフェス。
これ以上の環境、ないでしょう、というわけです。

どのような服で参加したか

まず、今回、このような服で参加いたしました。


(撮ってくださった方ありがとうございました!)

 

先程も少し触れたように、重ね着として上に着たTシャツとタオルは、いわゆるライブTシャツ・フェスのタオルですが、下の黒い長袖Tシャツとズボン。それと、全くわからないですが、この下に着ていたインナーは、完全にワークマンの服です。
(ちなみにTシャツは地元でやっているナガノアニエラフェスタというフェスTシャツなため、そうした地元を背負ってやって来たという意味合いがあることと、タオルはこのSATANIC CARNIVALで一番最初にメインステージで音を鳴らしたFACTというバンドのタオルと、結構ここもこだわってました笑)

 

まず、トップスの長袖Tシャツは、【持続冷感ドライストレッチ長袖Tシャツ・ブラック】

 

ボトムスは、【超撥水シェフパンツ/超撥水シェフカーゴパンツ・グラスグリーン】

この2つを着用しました。

ちなみに、超撥水シェフカーゴパンツについては、以前詳しくレビューをしたため、よろしければ以下のリンクよりご覧下さい。

ワークマンの超撥水カーゴシェフパンツが多機能で1500円は、神パンツ過ぎ!

そして、見えないところですが、インナーとして【シン・呼吸するインナー半袖(Vネックタイプ)・黒】を着用していました。

 

この3つを購入しても、お値段なんと驚き、3460円という、驚きの安さ。
加えて、インナーは2枚組ですので、1枚あたりの値段は490円ですので、それを差し引いた場合、なんと3000円を切ります。

 

値段の比較なんてするようなものではないですが、とはいえ、昨今の物価上昇に伴い、バンドTシャツも以前に比べてかなり高くなっているものが多く、人によっては信じられないかもしれませんが、今やバンドが出している3000円のTシャツですら、まだ安い方に該当します。

その中で、バンドTシャツ1枚買う値段で、上も下も、なんならインナーまで揃うワークマンの凄さには圧巻です。

 

ただ、当然ながら人によっては、ダサい・浮いたんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、個人的な体感として、全く浮いていたわけではありませんでした。
浮いているならそれはTシャツの方が(ry

加えて、この界隈だと、そのバンドTシャツに、DickiesのハーフパンツにVANSのスニーカー、が王道の服装とされています。
これは、このフェスの主催レーベル【PIZZA OF DEATH】の代表であり、同じくこの日出演していたバンド【Ken Yokoyama】のボーカルである【横山健】さんのライブでの格好がこれであり、これを真似する方が多くいる・いたことが、最大の要因です。

とはいえ、もちろんそれ以外の服装の方々も沢山いましたので、服装は千差万別・多種多様でした。

 

だからといって、別にワークマンの服だから、といって浮いているというわけは一切なく、普通にその辺にいる同じ音楽好きの方が履いている、どこかはわからないメーカーのズボンと同じように、本当にどこにでもいるような格好だったため、浮いている、ということは全くありませんでした。

むしろ、今回のように、トップスはレイヤーとして下に着ることで、重ね着に見せつつ、実は機能性に優れて快適という、一石二鳥の効果もあったりします。

なので、ワークマンの服だから、といって、決してダサいわけではありませんでした。

もちろん人によってはそう思うかもしれませんが、そんなものは口に出さなければそれはそんなこと起きていないため、見える範囲・聞こえる範囲では、そういったことは起こっておりませんでしたし、少なくとも会場内にいて白い目は向けられていなかった、とお伝えをしておきます。

快適に過ごせたかどうか

で、ようやく結論になりますが、快適に過ごせたかどうかについてですが、まず先に結論からお伝えします。

 

結論として、そりゃ汗はかくから体はベタベタになるけれど、Tシャツはそこまで汗でベタベタにはならない。加えて、収納バッチリでかつ防犯もパーフェクト。そして、冷房のある室内においては、下手したら寒い、となるほど、上は涼しかったです。

 

このロングTシャツは、サラリと着れる着心地はもちろん、着ると少しひんやりする感覚を覚えます。
そのため、汗をかいたらインナーとTシャツが吸収してくれるため、綿のTシャツよりも早く自然乾燥するのはもちろんのこと、この冷感が持続する、というのが、まさにクーラーが効いている屋内フェスではとても活躍してくれ、冷感が持続しすぎて、汗をかいて体は熱いのになんだか寒いぞ?クーラー効きすぎじゃない?と、良くも悪くも冷たさを感じられました。
(正直な話をすると、このブログを書いている今現在、まさにこれを着ながら書いているくらい、日常生活でもヘビロテしてます。)

 

かつ、パンツに関しても、何も考えずそのままポケットに突っ込むだけで収納。それでいて、しっかり防犯が出来る収納もあるため、財布や携帯といった貴重品を落とさないかという心配も0に近かったです。

というのも、このシェフカーゴパンツは、左右のポケットだけでなく、ジッパー付きの隠しポケットもあり、そこがかなり大きいポケットになっているため、ここに携帯も財布も入れられるだけでなく、ペットボトルまでここに収納出来ます。
そのため、手ぶらでいれるのはもちろんの事、うっかり落とした、なんてこともなくなります。

かつ、このシェフカーゴパンツは、ゴムウエスト仕様でありながら、ベルトも通すことが出来ます。
このため、しっかりウエストを抑えられますので、ゴムウエストだからといって、パンツが色々なものを入れているからその重さでずり落ちてくる、なんてこともありません。

 

とはいえ、ここは当たり前の話になりますが、快適に過ごせたとはいえ、体は疲れました。

体力もですが、何よりも10時間ほど動き回っていたので、足や腕、腰や首は当然疲れ、ホテルに着いた頃には、体はもうクタクタ、体力ゼロ状態でした。

ですが、服装選びでフェスを快適に過ごすことと、フェスを楽しんで生じる体の疲労は別ものですので、ここでは分けて考えています。

そうした疲労回復効果のあるお薬や湿布や入浴剤は、ハッキリ言いますが、ドラッグストアやコンビニ・スーパーなど、別のところで買いましょう(笑)

おわりに

というわけで今回は、ワークマンの服で快適にフェスを過ごせるかどうか、についてお伝えさせていただきました。

ただ、こうして今回改めて書いたのですが、実は前々からワークマンのパンツはライブ中使っていました。
それも十分素晴らしかったのですが、今回はより機能性に優れた服のみを着用してみようと思い購入しましたが、結果このチョイスは間違っていなかったと、自信を持って言えます。

なので、ライブの服装選びで迷ったら、とりあえずワークマンに足を運んで機能性に優れたもの買っとけ、と今後僕は言うと思います(笑)

 

とはいえ、いくら服装を快適にしても、結局のところ、体力がないと楽しめるものも楽しめませんので、体作り・体力作りはフェスに参加するならば必須であり、かつ、参加された後のアフターケアも大事ですので、そこは努努お忘れなきよう。

 

この記事が、これから始まる夏フェスシーズンにおいて、少しでも参考になれば幸いです。
それでは!