SATANIC CARNIVAL2023 各日の注目アクト5つを紹介!

2023年4月30日

当ブログでも度々取り上げてきたフェス【SATANIC CARNIVAL】

 

2021年・2022年は新型コロナウイルス感染症拡大を防止する観点から、富士急ハイランドコニファーフォレストにて行われていました。

 

そんな中、新型コロナウイルスが5月8日以降、多くの都道府県で5類へと移行されることや、ライブやコンサートなどの規制緩和に伴い、イベント収容率100%や声出しの解禁、加えてマスクの着用が個人の判断によるものなど、3年目にしてようやく当たり前が戻りつつあります。
(とはいえ、もちろん油断は禁物ですし、当たり前ですがコロナで未だに死者は出ていますし、第9波だとも言われておりますので、相も変わらず油断に越したことはないのですが)

 

そういった潮流だけでなく、このSATANIC CARNIVALのプロデューサーであるI.S.OさんがTwitterにて会場をどちらでやるかを投票形式にて選ばせたところ、幕張という声が多くあったこともあってか、今年は2019年ぶりに、SATANIC CARNIVALが幕張メッセに帰ってきます。

かつ、いわゆる、まぁ詳しくは言えないのですが、ライブにも当たり前が戻りつつありますので、2019年のような、汗まみれもみくちゃうるさい(察してね)あの光景が戻ってくると確信しております。

 

そんなSATANIC CARNIVALですが、すでに全出演バンドが発表され、今年は例年以上に気合いが入っていると感じさせるラインナップとなっております。

というわけで今回は、このSATANIC CARNIVALの、1日目・2日目それぞれの注目バンドを5つ紹介させていただきます!

DAY1注目アーティスト

CROSSFAITH

去年9月、突如としてライブ活動を休止することを発表し、それに伴い予定されていたツアーも全てキャンセルされ、一体どうなってしまうのかと思われていた中で、ライブ活動の再開を発表した、日本のメタルコアシーンの雄CROSSFAITH。

 

9月からツアーでライブ活動を再開すると事前に発表はありましたが、その後このフェスと、2日目に出演している盟友のSiMが主催している【DEAD POP FESTiVAL】への出演が発表されましたが、この日がDEAD POP FESTiVALよりも、ツアーよりも早い。
つまり、これがライブ活動再開後の初のライブになるのです。

約9か月ステージに立っていなかったCROSSFAITHが一体どんなライブをやるのか、注目です。

 

また、SATANIC CARNIVALは例年、去年大トリをやったアーティストが、その年の1日目の1番最初に演奏をするというのがお決まりになっています。

そして去年、まさに大トリを務めたのが、このCROSSFAITHです。

 

ということは、つまり・・・?そういった意味でも、期待しましょう。


CROSSFAITH公式配信

Track’s

そしてこちらも、同じく去年の11月よりライブ活動を休止していた静岡のメロディックパンクバンドTrack’s。

Track’sに関しては、それまでツアーやライブ活動を再開しますといった発表もなく、突如としてサタニックへの出演が発表されました。

ボーカルである生田楊之介さんのエバーグリーンなボイスにこれぞメロディックパンクというカラッとして、それでいて突き抜けるかのようなサウンドはまさにそういうことをするには打ってつけといいますか、体が動きたくなること間違いなしです!

 

ただ、Track’sは現状、これ一本しかライブが決まっていないという状況です。

そのため、これが完全復活になるのか、はたまたこの日以降また眠りにつくのかは現状誰もわかりませんので、是非とも見るべきアクトだと声を大にして言います。


SPACE SHOWER TV公式配信

FOMARE

一時期、SNSで大いにバズりにバズった楽曲『長い髪』。

その長い髪を歌っていたのが、群馬出身の3ピースバンドであり、今回初出演となるFOMAREです。

 

とにかく日本語にこだわり、改めて日本語の良さを感じられるだけでなく、いわゆるロックバンドを聞かないような層にまで届かせる恋愛の曲を書けるなど、まさにバンドの可能性を広げるバンドといえるでしょう。

 

ただ、表面上はそう見えるかもしれませんが、奥底に見える煮凝りのようなパンクスピリットと、生々しいまでのリアルさと火が付いたままのボールを投げつけるかのようなライブを見れば、何故この猛者ばかりのSATANIC CARNIVALに居るのかがわかるはずです。

生温い恋愛の曲歌うバンドなんか、とナメた構えでいると、やられますよ。


FOMARE公式配信

AFJB

こちらも初出演であり、かつ、今回のSATANIC CARNIVALの告知PVで使用されている楽曲『DENGEKI』を歌っているのが、このAFJBです。

 

過去、SATANIC CARNIVALに出演経験も有るバンド、【Age Factory】と、ラッパーの【JUBEE】が組んだバンド、それがAFJBです。

Age Factory・JUBEE、そのどちらかを知っている人や両方を知っている方だったらわかるかもしれませんが、Age Factoryはかなりゴリゴリのロックンロール。JUBEEもこれぞ、と言うようなヒップホップ・ラッパーとして活躍しているため、この2アーティストが1つのバンドになってどんな音を鳴らすかわからない、という方もいるでしょう。

 

そんなAFJBは、これぞミクスチャーサウンド、というかなり王道なミクスチャーサウンドを鳴らしており、ギター・ベース・ドラムだけでなく、スクラッチや打ち込みなども入っており、非常に多様で、ジャンルレスなミクスチャーサウンドを鳴らしています。

音源を聞けば、ただの企画やお遊びでもなんでもなく、AFJBというバンドにどれだけ真剣に取り組んでいるかがわかるはずです。

 

はっきり言いますが、お遊び的なバンドをSATANIC CARNIVALが呼ぶわけはありません。

当日、電撃を食らう前に、しっかり準備することをおススメしておきます。


AFJB公式配信

Dragon Ash

そしてやはり、そのミクスチャーサウンドといえばなバンド、Dragon Ashも4年ぶりにサタニックへ出演します。

 

25周年イヤーのツアーを完遂し、更に先日にはキャリア初となるコンピレーションアルバムを発売し、今回サタニックにも出演しているThe BONEZ・HEY-SMITH・04 Limited Sazabys・MONGOL800等、これぞDragon Ashにしか集められないバンドばかりを集めており、コンピレーションアルバムながらいつまでも聞いていられる、そんなアルバムとなっております!

 

今回、5人編成となってから初となる出演。加えて、25周年イヤーを完遂しても尚、その勢いは留まることを知らない。今も尚フェスの最前線で、常にメインステージに立ち続けるDragon Ashを見ない手はないと言えます!

個人的にですが、ひょっとしたら・・・トリ、期待したいなぁ、とか思っていたりもします(笑)


Dragon Ash公式配信

DAY2注目アーティスト

Crystal Lake

昨年、10年に渡りCrystal Lakeの顔とも言えるボーカルのRyoさんが脱退し、2年以上ライブが見れないとなっている中で、去年から行われていた公募でのボーカルオーディションを勝ち抜き、今年、新ボーカリストであるJohnさんが新たに加入し、第3期とも言える新たな船出を切ったCrystal Lake。

 

日本のメタルコアシーンの雄として世界で戦い続けてきた彼らが、新たなボーカリストを迎えライブ活動を再開する中で、満を持してサタニックへカムバック。

新しいボーカリストであるJohnさんがいる状態でのライブをまだ見たことがない人も多いことでしょう。

このエクストリームミュージックの祭典であるサタニックで、新生Crystal Lakeがライブを始めてやるのは、当然ですがこれが最初で最後なので見逃すこと勿れ!


JMS公式配信

Fire EX.

今年のサタニックですが、過去9年(開催した回数だけで言えば8回ですが)の中で初めて、国外のバンドが出演します。

 

それが、韓国のパンクバンド『GUMX』・そしてこの、台湾の英雄と呼ばれるバンド『Fire EX.(滅火器)』です。

台湾では国民的な人気のあるバンドであり、2014年、台湾で行われたひまわり学生運動という学生運動が行われた時、このFire EX.の楽曲が歌われており、政治運動に使われるなんて、日本ではあり得ないかもしれません。

それほどまでに、台湾ではFire EX.は絶大的人気を誇るバンドであり、同時に多くの人たちを奮い立たせるなど、いわば台湾のHi-STANDARDとも言えるバンドです。

 

この後紹介しますが、そのFire EX.が、Hi-STANDARDと同じ日にライブをやるというのも不思議なものですが、日本ではなかなかライブをすることがないこのバンドを見れるまたとないチャンスだと言えます!


Fire EX.公式配信

花冷え。

去年、SATANIC CARNIVALの分家イベントとも言え、若手バンドのフックアップのためにスタートしたイベント【SATANIC PARTY】というサーキットイベントにも出演された4人組ガールズバンド、花冷え。

メタルコア・ミクスチャー・そしてポップも合わさった唯一無二の新しいガールズバンドサウンドは、まさに新世代であり、昨今ラウドロックなアイドルが多くなっている中で、ようやくガールズバンドでもこういったバンドが出たという喜びに加え、日本からまた世界に出ていく新たなバンドヒーローが現れたと感じております。

 

事実、すでに海外から大きな注目を集めており、YouTubeには海外の方からのコメントが多いことだけでなく、海外の大型フェス【Blue Ridge Rock Festival】・【LOUDER THAN LIFE】等の、大規模エクトリームミュージックフェスへの出演が決定しており、むしろ日本よりも海外の方で人気が爆発しており、今後第2のBABYMETALになっていくのでは?と、今から期待をしています。

 

なので、逆に今、この規模感の中で見れる、最初で最後の機会になるかもしれない、いやそうなると確信しております。

間違いなく、今年のサタニックで見逃し厳禁のバンドの一つだと断言します。


花冷え。公式配信

RAZORS EDGE

元PiZZA OF DEATHの元祖ハチャメチャバンド、RAZORS EDGE。

説明するまでもなく、早い・早い・早い、の3拍子(?)で畳みかけるようにファストチューンを次々と繰り出し、フロアはひたすらもみくちゃ。サークル・ウォールオブデスは当たり前、でも楽しい。
彼らのライブは、ハチャメチャだから楽しいのです。

 

その元祖ハチャメチャバンドが、広い広い幕張メッセでライブを行う。これ以上、説明する事はないです。後はぶつかって楽しんできなさい!


THRASH ON LIFE RECORDS公式配信

Hi-STANDARD

先日、最終出演アーティストとして発表され、予想している人もいたかもしれませんが、とはいえ、多くの人が驚いたことでしょう。

 

SATANIC CARNIVALに、Hi-STANDARDが出る。あのハイスタが、出る。5年ぶりに、ハイスタがライブをやる。

これだけで、事件だと言えるでしょう。

 

ただ、もう言わずもがなですが、2か月前、ドラムのツネさんこと、恒岡章さんが、一足先にこの世を旅立たれました。

そのあまりにも悲しすぎる訃報は、多くの音楽ファン・バンドマンに影響を与え、あの日から数日間、いわゆるこういった界隈にいないバンドからもツネさんに対するコメントが出されるなど、多くのアーティストに影響を与えたと間違いなく言えるでしょう。

 

そんなHi-STANDARDが、先日3人でレコーディングを去年のうちに行っていた新曲『I’M A RAT』を発表したその日、このサタニックにも出演しますというサプライズ発表がなされました。

当日は親交のあったドラマー達がドラムを叩くということで、当然ながらこれまでのHi-STANDARDのライブとは全く違ったものになるのもそうですが、今から当日どう見たらいいかわからない、と不安に思われている方も多くいらっしゃるかと思います。

 

ただ、それでも、一番辛いであろう難波さんと健さんが続けるという選択を取ってくれ、そして、ツネさんが亡くなる前から決まっていたというSATANIC CARNIVALへの出演についても、辞退をすることだって出来たはずですが、出る、ということを選んでくれた。

ハイスタへの感謝を込めて、チケットをその手に持っていらっしゃる方は、その雄姿を拝んできてください。


PiZZA OF DEATH RECORDS公式配信

おわりに

というわけで今回は、SATANIC CARNIVAL2023の個人的注目バンドを厳選して10バンド紹介させていただきました。

 

正直、今年はSATANIC CARNIVALが幕張に帰ってくるだけでなく、いわゆる、コロナ禍前のライブの光景が戻ってくる初のサタニックになると間違いなく言えます。

そんな中で集まった全41バンド。もちろんここで取り上げてないバンドも注目してほしいのはもちろんですが、やはり何と言ってもHi-STANDARDの出演は、今回最大の注目ポイントでしょう。

 

5年ぶりにライブをやるだけでなく、ツネさん不在の中の初のライブ。おそらく誰もが見たいことでしょう。

もちろんそれだけではなく、復活するバンドや常連組や初登場など、誰しも注目しているバンドはいることかと思います。

ぜひ、悔いなく、体力を残すことなく、死ぬ気で楽しめとしか言えません!
行かれる方は、思いっきり楽しんできてください!

それでは!