SATANIC特集第4弾・演歌?いやパンクだ!怒髪天
(勝手に)SATANIC CARNIVALを応援しているこの特集。
4回目となる今回は、3年ぶりの出演となる怒髪天について紹介します。
その前に、これは予想なのですが、言わせてください。
多分、というかほぼ間違いなく、SATANIC CARNIVALで唯一”ダイブ”が出ないでしょう。
そもそも、怒髪天の音楽のジャンルは、R&E(リズム&演歌)です。
は?パンクでもラウドでもハードコアでもねぇじゃん!!ってこの時点で思われる方も少なくはないでしょう。
では何故、そんなバンドがSATANIC CARNIVALに出演するのか。
それを紹介していきたいと思います。
怒髪天とは?
怒髪天は、1984年に結成されたロックバンドです。
今年で結成34年目。現段階で、今回出演するバンドの中で、最もキャリアがあるバンドなのです。
メンバーは
増子 直純(ボーカル・愛称兄ィ)
上原子 友康(ギター・愛称王子)
清水 泰次(ベース・愛称シミさん)
坂詰 克彦(ドラム・愛称坂さん)
の4人です。
なぜ愛称まで書いたかというと、SATANIC CARNIVALに出演しているバンドの多くは、メンバーの名前を呼ぶという事が殆どで、愛称が付いてるバンドなどほぼありません。
その中で唯一怒髪天は、メンバー全員に愛称がついており、ライブでも気軽にそう呼べるため、今回記載しました。
当初は、ボーカルの増子さん以外は全員違うメンバーであり、かつ音楽性もパンクやハードコアのサウンドだったそうです。
その後、解散した後現メンバーとなり、パンクやハードコアの要素を保ちつつ、今のリズムや演歌を取り入れたスタイルとなりました。その後、1度メジャーデビューを果たしますが、1996年に1度活動休止となります。
1999年に活動再開した後、2004年に別の会社で再メジャーデビューを果たしますが、その後にブレイクしたかといわれればそうではありませんでした。
そんな中、2009年に転機が訪れました。
それが、まさかの、CMです。
しかも、楽器でもなく、桃屋。
食べ物のCMです。
今や当たり前にスーパーなどに置かれるようになった食べるラー油。
そのCMキャラクターが、ボーカルの増子さんだったのです。
そのCMにより爆発的人気となった食べるラー油。店先かる消えると同時に、このCMもたった12日間で放送中止となるなど、社会現象となりました。
なお、その後、怒髪天メンバー全員が登場し、製造が間に合わなくてすみませんでした。でもやっと間に合うようになりました。というCMも放送されました。
動画を探したのですが、そちらは残念ながらありませんでしたので、こちらの記事をご覧ください。
それがきっかけで、バンドの方も結成から25年が経ってからブレイクという、他に類を見ないブレイクをしました。
そして、結成30周年となる2014年には日本武道館公演を行い、見事にソールドアウト。
ライブはもちろん、開演前から武道館が酒臭い!wという他では見ない武道館公演となりました。
武道館ライブの後も、ずっとライブハウスでの活動に力を入れており、34年目となる今年も変わらずライブ活動を中心に精力的に活動しています。
音楽はもちろん、音楽以外でのエピソードも多い!
怒髪天の活動の特徴として、ライブだけではない箇所での活動が多いことも特徴です。
特にボーカルの増子さんは幅広い分野で活動しております。
ゴジラに登場する怪獣のヘドラのマニアとして有名であり、様々な媒体でのインタビューはもちろん、2009年に開催されたヘドラ展では、自身の私物のヘドラフィギュア150体を展示するなどその愛は計り知れないです!
話は変わりますが、増子さんは昔、バイトをしていた時に、包丁の実演販売やプロレスのリングアナをしていたそうです。
それもあってか、しゃべりは本当に上手いです。
本当にそこら辺の漫談に行くより、兄ィのMC聞きに行った方が何倍も面白いんじゃないかと思うほどです。
その為、ラジオでも引っ張りだこであり、かつ昔には自身の冠番組『怒髪天 増子直純兄ィのロックな労働相談室』という番組をNHKのラジオでやっていました。
ちなみにこの番組、メインMCは増子さんだったのですが、アシスタントパーソナリティが、アニメファンがえっ!?と驚くような方が務めていたのです。
2012年から2014年までやっていたのですが、2012年の時のアシスタントパーソナリティは、.hack//のブラックローズや一騎当千の孫策伯符役等、またそれが声優の原作者でもある浅野真澄さん!
2013年のアシスタントパーソナリティは、カードキャプターさくらの木之本桜やFate/EXTRAのセイバー(ネロ・クラウディウス)役等でお馴染みの丹下桜さんという、今考えればありえない組み合わせでやっていたラジオだったのです!
実際、この繋がりで、丹下さんは武道館公演の際にはいらっしゃっていたそうです。
なので、ロックだけでなく幅広い分野で増子さんの顔は知れ渡っています。
また、増子さんだけでなく、他のメンバーもそれぞれ活躍しております。
特に、ドラムの坂さんは、なんとソロで演歌歌手デビューをするという、前代未聞の活動をしております。
ロックバンドが演歌歌手デビュー、しかもボーカルではなくドラマーが、というのは、おそらく過去にも先にも出てこないのではないでしょうか?w
また、話は変わりますが、怒髪天はR&Eと自分たちで謳っています。
その活動が功を奏した?のかは不明ですが、2011年に行われたJAPAN JAMというイベントでは、なんと演歌歌手の山本譲二さんをゲストに迎え一緒にプレイしたこともあります!
詳しくは、下のライブレポートをご覧ください。
こんな活動をするバンドはまずどこにもいないでしょうし、おそらくこの先も出てくることはまずないと断言してもよろしいのではないでしょうか?
PV
怒髪天公式配信
TeichikuMusic公式配信
TeichikuMusic公式配信
SATANIC CARNIVALでの注目ポイント
怒髪天のライブは、とりあえず年齢層が高いです。
まぁ、ターゲットがいわゆるオヤジ世代なので、当然ではあるのですが、もちろん若者が見ても楽しいです!
ダイブもねぇモッシュもねぇ。でもライブを見た後は元気でハッピーになれる。
それが怒髪天の魅力です。
歌詞もとにかく応援ソングばかりです。
元々パンクなどが土台にはありましたが、怒髪天の人生経験からくる歌詞は、常に心をグッと掴んできます。
そういった曲の多さならば、今のメロコアバンドよりも多いと言っても過言ではないと思います。
何よりも、怒髪天はとにかく労働者を応援しています。
働いている方々が歌詞を聞いて、わかるわかる~!と言いたくなるような歌詞ばかりですので、労働疲れの体に怒髪天は最高に効くと思いますよ~。
そして、何よりも、酒が飲みたくなる!
怒髪天のライブは楽しいと同時に、ひじょーーーーー!!に、酒が飲みたくなります!
なので、ライブが終わった後、あるいは最中にドリンクコーナーに走りたくなりますので、ぜひお酒と共に怒髪天を楽しんでください!
それではまた、次の特集記事で。
セイノワ (初回限定盤)
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