Jesse McFaddin『Crescent』記念Tシャツがヤバすぎる件

Pocket

最近こういった記事を書いていなかったのですが、どうしても気になり、記事をしたためています。

一個人として注文もしたのですが、それでもやはり、どう考えても値段とクオリティが不釣り合いすぎて気になり、紹介をしたくなったアイテムがあります。

 

それが、今回紹介させていただく、今週末25日の23時59分まで受注をしている『Crescent Anniversar Tシャツ』です。

これは、RIZE/The BONEZのボーカルであるJesseさんが、Jesse McFaddin名義で行っているソロプロジェクトとして、去年発売したアルバム『Crescent』の発売から1周年を記念し、作られた限定アイテムです。

アーティストがアルバムが出てから1年経ってから何かしらのアクションを見せるということもあまりなく、こうした記念アイテムが出るというのも、他に類を見ないことです。

 

半袖・長袖の2パターンのTシャツが現在受注中であり、お値段は半袖が7700円・長袖が8800円となっております。

この値段を聞いて、ちょっとお値段高いなぁ、と思うかもしれません。

ただ、これは自分がシルクスクリーンプリントをはじめとした、いわゆるTシャツの加工に多少なりとも知識があるからこそ、言わせていただきます。

 

いや、これ冗談抜きで儲けあるんですか?と。

 

7700(8800)円という、Tシャツどころか、服全体から見ても結構な値段がするものに対し、なぜそう考えているのか、今回はそれについて紹介をさせていただきます。

今回のTシャツについて

まず、本製品の何が凄いのかを紹介する前に、今回のTシャツについて改めて紹介していきます。

 

先程も紹介したように、本製品はJesse McFaddin名義の1stアルバム『Crescent』の発売1周年を記念した特別なTシャツです。

今年の8月にJesseさんの誕生日に公開された動画内で着ていたTシャツであり、アルバムCrescentに収録されている楽曲のタイトルや歌詞が盛り込まれており、このTシャツ1枚でCrescentの世界観を表現出来るTシャツとなっております。

 

ちなみに、このTシャツを着たライブの完全版が、先日YouTubeで公開され、Crescentの楽曲だけでなく、The BONEZやRIZEの楽曲も披露するなど、どれか1つでもファンであるならば、見て損はないライブです。


JESSE Channel公式配信

そして次からは、このTシャツの何が凄いのかについて紹介していきます。

このTシャツの何が凄いのか

全体に描かれたプリントの量

まず、このTシャツの目を引くところと言えば、全体に施されたプリントでしょう。

その前に、実は僕はその昔古着屋で働いていたことがあり、アメカジ・ストリート・インポートなど、様々なブランドの服を否が応でも見てきました。

 

そんな経験を別に盾にするつもりではありませんが、ただ、はっきり言いますが、こんなのまずどのファッションブランドでも見たことがないですし、よりわかりやすく言えば、Tシャツ一つにここまでするって、ただ事ではないんです。

 

フロント(前面)とバック(背面)にプリントが入っているものはあります。

が、首元・脇腹など、ファッションブランドでもまず見た事がない場所にまでプリントを入れており、冗談抜きでこんな体の様々な場所にプリントが施されたTシャツ初めて見ました。

 

まず、そもそも、このような絵や文字が入った技法を、シルクスクリーンプリントと言います。

そのシルクスクリーンプリントの方法について、シルクスクリーンプリントとは何?と思われている方もいるかと思います。

なので、以下のリンクを読んでいただければ、シルクスクリーンプリントというものがどういうものかについて分かります。
ちなみに、読んでいただければ、この後、説明する際に大きく響いてきます。

このように、いくつもの複雑な工程を経て、Tシャツにプリントを施しているわけです。

 

で、このTシャツに戻ると、このTシャツには見て取れる限り、少なくとも8個はプリントがあります。

つまり、8回はプリントをし、そのためのインクやデザインの元・そしてそのデザインを貼り付けた版も必要です。

 

そうなると、必要なインクだけでなく、そのデザインを作成する、それを枠に貼り付けるなど、用意するものだけでなく、時間とコストも多くかかります。

そしてそこからプリントをする・・・となれば、普通のTシャツの何倍もコストも手間も掛かるというのは容易に想像がつくでしょう。

 

かつ、このTシャツは、JESSEさんが地元の戸越銀座でやっているTシャツのプリントを行うお店『Jesse’s Shop And Factory』で製作されています。

業者に頼んでいるわけではなく自分たちでやっている点も凄いですが、だからこそ、これで正直、お店に利益があるの?と、先程のコストから考えると不安になってしまう程です。

以上のことから、このプリント数はただ事ではないのです。

普通のTシャツではまずプリントが入らない場所へのプリント

普通、Tシャツといえば、フロントであれば全体、もしくは左胸や真ん中にワンポイント。そしてバックにデザインがドン、と乗っているものがほとんどでしょう。

 

ただ、このTシャツは、首元や脇腹にもプリントが施されています。

こんな場所へのシルクスクリーンプリント、正直見たことがありません。

 

そもそも、先程紹介したリンク先を見れば分かるかと思いますが、シルクスクリーンは基本フロントとバックのみです。

他の部分に刷るとなったら、折りたたみはもちろん、今回のような自社工場でする場合、普段の工程とは違う作業となるため、当然ながら手間を普段よりもかけることになります。

 

さらに、首元にもシルクスクリーンプリントを施すとなると、文字自体を回転させ、首元に沿わせるようにしなければなりません。

そのため、デザインの手間はもちろん、首元ギリギリに刷るとなると、普通の工程よりもはるかに慎重に作業せざるを得ません。

ただでさえシルクスクリーンプリントを大量に施す中でこんな普段のTシャツにしないプリントをする、というのは、それだけでコストも掛かってくるのです。

 

普通に、コスト的な面を考えれば、どちらかワンポイントに絞るのが常であり、そこのみしかやらない、ということも多いです。

しかも、何度も言っているように、脇腹部分にプリントを入れているなんて、冗談抜きで前代未聞です。

それを両方やっちゃうなんて、正気か?と言わざるを得ないです。

 

これらのことから、このTシャツが、ただごとではない、冗談抜きでヤバいTシャツとなっている理由なのです。

おわりに

駆け足になりましたが、今回はJESSEさんのアルバムCrescent発売1周年を記念したTシャツについて紹介をしてきました。

 

個人的にもこのアルバムは凄く好きなアルバムであり、今でも時折ふと聞きたくなり、あまりヒップホップやラップに詳しいとは思っていないのですが、それでもいいアルバムだと思っております。

 

ちなみに、このアルバムのタイトルとなっているCrescentとは、日本語に訳すと三日月という意味です。

ご存知の方も多いですが、JESSEさんは2年前に大麻取締法違反で逮捕された過去があり、バンドで演奏している自分が満月だとしたら、その満月を取り戻すための道のりを三日月と称し、ソロだからこそ欠けているという意味合いも込め、Crescentというタイトルが付けられました。

僕もあの当時は色々思いましたし、正直今もその疑念が完全に晴れているかと言えば、NOと言います。

 

ただ、音楽自体は素晴らしいと心の底から思っていますし、だからこそファンを辞められなかったと言いますか、そうそう簡単に好きなものは変わらないのだと感じたのも、この2年間で感じたことです。

だからこそ、今も応援していますし、この人がやっている音楽や、出しているグッズが欲しくなってしまうのです。

 

ただ、音楽的な要素を抜きにしても、今回のTシャツは、バンドTシャツが好きな人・服が好きな人。そのいずれかに当てはまる方であれば、買って損はない商品だと、自身を持って言わせていただきますし、何年か後にこのTシャツを持っていることが誇れる時が来ると言わせていただきます!

それでは!