2021年個人的ベストソング10曲を紹介!
遅ばせながら、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
新年一発目の記事として、今年もやってきました、一年に一度、去年出た数ある曲の中から、個人的マイフェイバリットソング10曲を選ぶ行っているこの企画。
2021年に関してなのですが、これはあくまで自分個人の出来事ことなのですが・・・去年は割と新しい曲と出会う事がとても多かったのです。
その新しい曲というのは、新曲という意味ではなく、これまで聞いた事がないジャンルを聞くことが多くなり、自分的に2021年は、音楽をインプットする(もちろん自発的に楽しんで聞いておりました。)中で、今まで生きてきた中で最も新しい出会いが多くなりました。
事実、この10曲の中にも、そんな2021年に出会い、2020年あればまず選ばないジャンルからも選んでおります。
しかし、10曲選んでみて、まぁ相変わらず闇鍋のような、カオスラインナップとなっているのですが(笑)
というわけで今回は、2021年マイフェイバリットソング10曲を紹介させていただきます。
DRAGON ASH『New Era』
去年、約17年近く、苦楽を共にしてきたメンバーであり、DRAGON ASHという存在を日本、いや世界全体から見ても稀有なバンドにさせていた存在のダンサーのDRI-VさんとATSUSHIさんが脱退され、5人で新たにスタートを切ったDRAGON ASH。
去年は、約20年ぶりとなる、アニメタイアップや、大人気コンテンツの『ヒプノシスマイク』に楽曲提供もするなど、これまで以上に精力的にロックシーン以外に関わることが多くなりました。
そんな新体制一発目となるシングルの表題曲であり、New Era=新時代という意味が込められたタイトル。
しかし、このコロナ禍である意味新時代という、時代とある意味で真逆、人によってはこのメッセージに対しあまりいい意味を抱かない印象を受けるかもしれません。
ただ、そんなめちゃくちゃな時代の中で、これまでとは全く異なる価値観やライブ・音楽に対する印象が一人一人変わった中で、新しい時代を告げ、それでいて閉塞感ではなく希望の光が差し込むような音楽に、窮屈な気持ちの中でも自分たちの抱えている想いは今でも変わらずあふれ出しているということを高らかに代弁するような、2021年のロックアンセムと呼べる希望を感じさせるような、5人体制になってパワーダウンしたどころか、そのハードルを優に越えてくる名曲と言えます。
waterweed『Deep Inside』
本来であれば、去年発表される予定だった楽曲でした。
この曲は、アニメ『キングダム』のEDとして使われていたのですが、去年の新型コロナウイルスの流行により3話が放送された時点で放送が中止となり、結果1年越しに放送が再開され、同時に、ずっとアニメ用の90秒尺でしか流れていなかったこの曲もついに陽の目を見ることとなりました。
キャリア初となる完全日本語詞で歌われたこの曲は、ボーカルのOHGA氏の力強い歌声に、これまでの彼らのキャリアを振り返る歌詞は、キングダムという三国志の一騎当千の武将たちが活躍した世界観に見事にマッチし、結果的にwaterweedというバンドを知らない多くの人に聞かれることになりました。
散々失ったけど、今度こそ笑えるようにという歌詞はまさにwaterweed自身の事であり、これから最先端に向かっていくための第一歩として、新境地にたどり着いたwaterweedのこれからを期待せざるを得ない力強さに満ち溢れております。
花澤香菜『Moonlight Magic』
今年、デビューから長年に渡り所属してきた『SACRA MUSIC』を離れ、『ポニーキャニオン』に移籍し、その移籍第一弾シングルとして発売されたこの曲。
曲の良さは後で語るが、その前に、この曲を引っ提げて、MUSIC FAIRやうたコンというこれまで出ることがなかった、いやそもそもあの花澤香菜がテレビの歌番組で歌うということすらイメージが無かった中で、今年は歌番組をはじめ多数のテレビに登場し、今や声優好き・アニメ好きだけでなく、多くの人が花澤香菜という存在を知ったことでしょう。
まさか、明石家紅白でTHE ALFEEの隣に花澤香菜が座る。そして更にベンザブロックのCMに出るなんて、3年前に言われても信じなかったことでしょう・・・
と、大分話が逸れましたが、移籍第一弾シングルとなったこの曲は、その期待を見事に越えていき、長年活動しているとは思えない、1stシングルと思うかのような瑞々しいポップさが感じられます。
というのも、最初期から花澤さんの音楽プロデューサーとして携わってきたROUND TABLEの北川勝利さんと再びタッグを組み、更に花澤さん自身が作詞をするという、移籍第一弾に相応しい原点回帰かつ、ここからもう一度アーティスト花澤香菜がスタートして行くんだ!と言わんばかりの覚悟を感じられる編成となっています。
さらに、曲中には、声優であることを活かしたセリフも入っているのですが、キュートなのはもちろん、個人的には、一生懸命だと思いきや、よくよく聞くとえっこれって選択こっちに委ねてるの!?と考えられる歌詞となっており、うわこの女ずっちぃなぁ!と思ってしまう自分もいます(笑)
森中花咲 meets ▽▲TRiNITY▲▽『キズナ・レール』
正直、1年前なら選ばなかった、いや聞くことがなかったジャンルでした。VTuberという界隈は。
しかし、超!A&Gというインターネットラジオのマンスリープッシュでこの曲が流れ、最初はVtuberかよ。と思っていたのですが、聞けば聞くほどにこの曲が妙に耳に残りました。
そして、結果として言います。
2021年、個人的ナンバーワンの楽曲だと言えます。
アニメ『変形ロボ シンカリオンZ』のEDテーマとして使われたこの楽曲はガタゴトという電車がレールを走る音と、Gotta Go toというワードに当てはめるという見事なもじりによって、シンカリオンという新幹線がテーマのアニメに見事にマッチしております。
さらに、未知の知らない場所に行くことに対し、不安ではなく希望を溢れさせる歌詞は、いわゆる子供向けアニメの歌としてはピッタリな程、前向きな歌となっております。
個人的に、ラストのサビのところのできないかも できるかも ぼくら次第という歌詞が、聞く人によっては第三者目線の視点にも、あるいは自分自身の心情にも取れるような歌詞と構成は唸らされ、全てにおいて非の打ち所が無い曲です。
VTuberだからと、毛嫌い、もしくは、どうせ大したことないんでしょ?と思っている方も数多くいらっしゃるかと思います。
かくいう僕もそうでしたが、そんな方ほど、ぜひとも聞いてほしい1曲です。
DIALOGUE+『あやふわアスタリスク』
UNISON SQUARE GARDENのベースの田淵さんがプロデュースしている声優ユニット『DIALOGUE+』。
アニメ『弱キャラ友崎くん』のエンディングとして使われていたこの曲は、複雑な楽曲構成の方に耳がいきがちですが、この音に負けないボーカルの力強さもまた注目です。
田淵さんが作られているサウンドということもあり、かなり曲の展開が二転三転しているのですが、その楽曲すらものにしているようなDIALOGUE+の歌の力強さがよりこの曲を際立たせ、昨今のアイドルソングやK-POPとも違う唯一無二の1曲となっています。
これを聞けば、昨今のアニメソングってこんなになってるの!?と驚くこと間違いなしです。
STUTS & 松たか子 with 3exes feat. NENE, 角田晃広『Presence Ⅲ』
去年、話題を集めたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』
その3人の元夫の1人を演じられた東京03の角田晃広さんが、主題歌である『Presence』にゲストで参加しております。
更に、元々この曲を歌われているSTUTSと松たか子さんに加え、ゆるふわギャングのNENEさんも加わるという豪華布陣。
NENEさんのラップにここでしか聞けない角田さんのラップ、加えて元々の松さんとSTUTSの歌詞が見事にマッチし、派生曲ながらも個人的には元々のPresenceよりも好きになりました。
実はドラマは見ていなかったのですが、元々ラジオから流れてきた時に面白い曲だと思い、調べるとこんな豪華布陣となっており、ドラマを見ていなくとも、ラップやヒップホップが好きならば聞いて損のない楽曲です!
ANARCHY『奇跡』
日本を代表するラッパーであるANARCHYさんのニューアルバムに収録されている1曲。
ANARCHYさんのファンの背中を押すような力強いリリックは、聞いていると勇気が湧いてくるようであり、俺もビビってるけどお前も負けんなよ。と目の前で直接言われているかのようです。
注目すべきなのは、この楽曲はラップ、もといヒップホップの曲では珍しく、ANARCHYさんの声とエレキギターのサウンドだけとなっています。
さらにここが凄いところなのですが、このギターを弾いているのはなんとRIZE/The BONEZのボーカルであるJESSEさんなのです!
しかし、フィーチャリングという記載も一切なく、かつ、JESSEさんも強いてサビのコーラス部分で軽いハモリをするだけで、一切歌うことはありません。
この情報だけでも十分凄いのですが、公開されたPVではタイトルにもある奇跡、という言葉が当てはまる、驚きのシーンが映っております。
ぜひとも、PVと合わせて聞いていただきたい楽曲です。
the LOW-ATUS『通り雨』
去年、まさかの1stフルアルバム『旅鳥小唄』を発表した、ELLEGARDEN/the HIATUS/MONOEYESの細美武士さんと、BRAHMAN/OAUのTOSHI-LOWさんから成るユニット『the LOW-ATUS』。
元々、カバーソング中心であり、誰しもまさかオリジナル曲を発表すると思っておらず、まさにサプライズとなりました。
アコースティックギターのサウンドと2人の歌声という、必要最低限のシンプルな構成から成る歌は、涙を誘う歌となっており、最初にこのPVが公開された時には思わず泣いてしまったほどです。
この2人なのでうるさいサウンドや、正直反政治的な音を連想される方もいるかと思いますが、その期待はいい意味で裏切られ、楽しい時でも辛い時でも隣に寄り添ってくれるような優しいアルバムとなっており、正直今年出たアルバムの中で1番良かったです。
騙されたと思って是非とも一度聞いていただき、その優しいサウンドに触れてみてください。
星野源『創造』
任天堂のキャンペーンの一環として作られたイメージソング『創造』。
様々な任天堂が出したゲームのサウンドトラックを随所に折り込み、ゲーマーであればこの音は!?となる所がいくつも含まれています。
歌詞も任天堂のゲームであるユーザーである自分自身たちやそのゲームのキャラ。そして、SAKEROCKの解散からソロデビュー、くも膜下出血から生き返った星野源さん自身を歌っているようにも聞こえ、聞いている人や立場を変えるだけでいくつもの視点から感じ方が変わる歌詞にも注目です。
まさに2021年の星野さんのアーティスト活動を象徴するかのような楽曲であり、同時に2021年のJ-POPナンバーワンとも言って差し支えない圧倒的な完成度に満ちた1曲です。
ZORN『Lost』
去年聞いた曲の中で、最も感情を揺さぶられた楽曲です。
もはや日本のヒップホップを牽引する存在となったZORN。
もはや誰が見ても成功していると言え、順風満帆・もはや向かうところ敵なし。と言える中でアルバムリリース前に先行で公開されたこの1曲は全てが衝撃的でした。
仲間や家族を大切にし、それを曲として歌っていた数年前から状況が大きく変わったことで、結果としてその頃当たり前にあった幸せを失うことになり、仲間だけでなく大切にしていた子供から、本人は悪気なく言ったであろうセリフがあまりにも悲痛であり、リリックでも言うように、なぁこれが幸せか?という一言は、成功というたった一言、プラスにしか聞こえないはずのものなのに、実は成功する事は全てを崩壊させてしまうというのを突きつけるかのようです。
しかし、こんな現状に対してもまだ俺は燃え続けるという闘志を見せつける曲となっており、一曲で様々な感情が入り乱れます。
というわけで、2021年のベストソング10曲を紹介させていただきました。
どれもこれも素晴らしい楽曲であり、2021年を代表する楽曲ばかりです。
ただ、それとは別に、どうしても1曲ノミネートさせたい楽曲があります。
これはもう、2021年を振り返るうえで、絶対に欠かすことが出来ないトピックスのため、最後に特別選曲として紹介させていただきます。
特別選曲
DAFT PUNK『One More Time』
正直、2021年のオタク的には、うまぴょい伝説や、エヴァンゲリオンの終了によるOne Last Kissなどあったかもしれません。
しかし、2021年、音楽業界最大の事件と言えば、DAFT PUNKの終了でしょう。
今年の3月、突如として公開されたEpilogueと銘打たれた動画。
荒野を歩く中で突如、トーマ・バンガルテルがギ=マニュエル・ド・オメン=クリストに対し、設置された自爆ボタンを押してもらい、結果トーマ・バンガルテルは爆発。そしてDAFT PUNKは活動終了となりました。
もはやDAFT PUNKでしか出来ない、誰も真似することが出来ない終焉となりました。
DAFT PUNKがいなければ、世界のテクノ、もっといえばヒップホップやクラブというカルチャーがここまで市民権を持つことはなかったでしょう。
それほどまでに、彼らが世界に及ぼした影響というのは、我々が想像する何倍も偉大です。
だからこそ、そんなDAFT PUNKの栄誉を称え、ここに紹介させていただきます。
まとめ
というわけで今回は、2021年の個人的ベストソング10曲+特別選曲の1曲を紹介させていただきました。
流行もへったくれもあったもんじゃないですが、それでも1人は反応してくれる方はいることでしょうし、逆に自分自身書くことによって、1年の振り返りともなるため、例え誰も読まなくても、この企画は個人的に続けていこうと思います。
そして、改めて2022年もこのブログをしっかり続けていこうと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
それでは!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません