桃の果汁は何故服に付くと黒くなる?その理由と対処法ってご存知?
夏になり、暑い日々が続くと同時に、夏が旬の食べ物。というのも数多く店頭に並んできていますね。
そんな中、夏の旬の食べ物の1つとして桃があります。
ちなみに固い桃が好きか柔らかい桃が好きかという話題は、きのこたけのこ戦争・鮭の皮食べるか食べないか論争と同様の永遠に終わることがない食べ物論争の隠れた1つだと個人的に思っています。
知らんけど
桃って本当に美味しいですけど、誰しも食べたことがあるなら1度は必ず親からこう言われたことがあるのではないでしょうか?
「桃の汁を服にこぼすな」
と。
これは一度は耳にした言葉の一つでしょうが、実際本当に生地に付くと黒くなりますし、それで昔座布団に桃の果汁を垂らし黒くしてしまい、とても怒られたことを覚えています。
そんな僕の思い出話はさておき、ただ、ここでふと、冷静に考えてみるとある疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
『なんで桃の果汁垂らしただけで生地が黒くなるの?』
と。
言われれば確かに。となりますよね。
他の果物・あるいはフルーツジュースをこぼしたとしても、白い生地などにこぼしたとしても、基本的にはその果物の色のシミになりますよね。
にもかかわらず、なぜ桃の果汁をこぼしたら黒いシミになるのか。
こう言われてみると、確かに気になるでしょう。
というわけで今回は、桃の果汁がなぜ黒くなるのか。
その原因と付いてしまって黒くなった時の対処法を紹介していきます!
桃の果汁をたらすとなぜ黒くなるのか?
まず、桃の果汁にどういう成分が含まれているかから知っていきましょう。
当然、というかまずこれは皆さん聞いていなくても知っているかとは思いますが、果汁には糖分や酸、色素などさまざまなものが含まれています。
例えば果物に含まれている酸は、空気に触れることにより酸化し、茶色くなったり黒くなったりしていきます。
じゃあ、黒くなる原因は酸化のせいなの?となると、それは違います。
桃の果汁には、先ほど挙げた糖分や色素以外に
タンニン
と呼ばれる物質が含まれています。
タンニンとは、種子に多く含まれる渋み成分のことで、カテキン等が多数重合したものです。
赤ワインの渋みの成分となっていたり、番茶や柿にも含まれており、これが味という意味では渋みに繋がりますが、方や色という意味では、黒いシミを生む原因の一つとなっているのです。
実際、柿渋染めという方法もあり、それで服を黒く染めた。あるいは木に塗って黒く変色させたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この成分が桃には含まれているため、その成分たっぷりの桃の果汁を服に垂らした場合、黒く変色してしまうのです。
なので、桃を切った後放置しておくと黒くなるのもそのためです。
これが、服に黒いシミを生み出す原因なのです。
対処法
では、実際服に付いてシミになった場合の対処法をここから紹介していきます。
普段の生活で、なかなか外食で切った状態の桃を食べれるお店というのは多くはないでしょうから、家で付いたとここでは仮定させていただきます。
まず、一つ目の方法として、これはどんな家庭、ひいては男性の一人暮らしの家にも必ずある
食器用洗剤を使う方法です
食器用洗剤をこぼした部分にかけた後、もみ洗いをすればある程度のシミは落ちます。
ある程度かよ!と思われた方には、こちらの洗剤をおススメいたします。
こちらはフロッシュというメーカーが出している食器用洗剤です。
弱アルカリ性の性質を持つこちらはは一般的な食器用洗剤よりもタンニンのシミに対し効果を発揮し、さらにシミを落とすための対策の一つでもある重曹も含まれているので、洗浄力を求めたい方はこちらのしょうひんをおススメします!
ですが、どうしても落ちないという時は、やはり
酸素系漂白剤
を使うのが最も効果的です。
そんな酸素系漂白剤で、僕も愛用しているのがこちらです。
こちらはシャボン玉石けんでおなじみのシャボン玉石けん(これ本当に社名なんですよ)が出している酸素系漂白剤です。
酸素系漂白剤と聞くと難しそうと思われる方もいるかもしれませんが、使い方はとっても簡単です。
バケツに数十グラムの酸素系漂白剤を入れ、そこに40度~50度のお湯を注ぎいらない割りばしなどで混ぜたのち、そこにシミが付いた服を突っ込んで数時間放置し、その後すすいで乾燥させればあら不思議!シミが消えているというわけです。
僕はシミというよりも、汗などが原因で生じる服の黄ばみを落とすために使うことがメインなのですが、これで落ちなかった黄ばみはない!と声を大にして言いますし、また消臭・除菌効果も含まれているため、一石二鳥、いや三鳥の大活躍をする製品です!!
なので、フロッシュの食器用洗剤ももちろんですが、こちらの酸素系漂白剤の方をあくまで僕個人としてはおススメいたします!
もちろんフロッシュさんが弱いというわけでもなんでもなく、あれもまた素晴らしい洗剤であることもしっかりお伝えしておきます。
というわけで今回は、桃のシミの原因と取り方について紹介いたしました。
暑い夏はまだ続きそうですし、ここ最近は雨の日が続いていますがその影響でジメっとした蒸し暑い日が続いています。
そんな時にキンキンに冷やした桃を、今回紹介した方法があればシミを気にせず思いっきり齧り付きますし、もうシミなんて怖くなくなりますよ!
それでは!
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