選挙後の特番もうやめて選挙前に特番作れば?

昨日、東京都知事選が行われ、現職の小池都知事の再選が決定しました。

 

まぁ色々と言いたいことはありますが、今回言いたいのは結果ではなく、その後のテレビの報道の仕方です。

 

1日経ち、個人的に結果以上にこちらに対して思うことがあり、今回こちらについて記事を書かせていただきます。

選挙後の報道に対して思うこと

そもそも候補者って何人いたの?

そもそも、今回の都知事選、いったい何人候補者がいたかご存知でしょうか?

 

答えは

 

 

 

22人です

 

えっ、こんなにいたの!?と今驚いた方もいらっしゃることかと思います。

 

全候補者の名前を全て知っていろというわけではありませんが、ただ、候補者が何人いるのか。それさえも知らない方の方が明らかに多かったのではないでしょうか?

全立候補者がいったい何人いるのかすらよく分からないまま、当日を迎え、終わった後になって選挙戦を振り返ったりすることや、後になってこんな方いたんだー、と思わせるなんて、その方の人となりや方針がどうであれ、選挙当日まで頑張ってきた候補者に対して失礼極まりないことではないでしょうか?

事前に特番をやれば公平性も不満もないはず

はっきり言わせていただきたいのですが、選挙前にろくすっぽ特番を組まずに、選挙後に特番やったところでなんの意味があるんでしょうか?

 

ワールドカップの試合の放送を流さずに、試合が終わった後に2時間の特番を組んで、試合のハイライトや監督や選手のインタビュー・その試合の前の練習風景を放送するなんてありえないじゃないですか?

大雑把な例えですが、その位ありえないことですし、同時に意味のないことだと思っています。

 

もちろん結果は大事ですが、そんなのニュース速報で上に流せばいいだけですし、結果の後のインタビューなんて見たい人だけが見たらいいだけでしょう。
(もちろん落選された方のインタビューや反省点を見たい方もたくさんいることかと思いますが)

 

しかし、今現在の選挙におけるテレビの報道のやり方は、このようなやり方がほとんどです。

 

そりゃ、投票率も上がらないですし、盛り上がりもしないですよ。

 

なにせ事前連絡や周知させるような事をほぼ全くと言っていいほど行っておらず、後になって偉そうな事後報告ばかりをしてきていて、これで盛り上がりに欠ける。なんて言われても、どの口が言ってるんだよ?となります。

 

ただ、だからといってもちろんテレビも事前に放送をしていないわけではありませんし、実際政見放送は選挙前にNHKやTOKYO MXテレビでは流されていました。

 

しかし、それだけでは正直十分とは到底言えませんし、時間も常に25分程度の枠に複数の候補者が次々放送をするため、短いのはもちろん、何よりもその時間に放送されることを知らない方の方が多いでしょう。

 

ならば、その直前にNHKやMXTVではない民法各局が朝まで生テレビよろしく、ゴールデンタイムにでも何時間も枠を作り、候補者が何人いて、私がなったらどんな東京にしていきたいかを喋って、討論させる番組を作った方があんなかたっ苦しい政見放送よりもはるかに入りやすい。かつ見やすくもなると考えておりますし、何よりもこの人はこんなことを考えていて、選ばれたらこんなことをやりたいんだ、と有権者に対してアピールできるはずでしょう。

そうであれば、今よりももっと多くの人が選挙に関心を持ちますし、盛り上がりに欠ける、なんてことをメディア側が言うなら、そういった番組作りをしろ。そしてそんな事を言われないように努力しろ、と言いたいです。

 

それで選ばれた方なら納得できますが、正直今の選挙報道は事前の努力がまるでなさすぎると感じます。

 

例として、学校で生徒会長を選ぶ選挙というのを誰もが経験してきたかと思いますが、立候補者が何人もいれば、誰が立候補をしているというのを知り、そして全校集会などの生徒が全員集まる場で、その立候補者は生徒会長になったらどういう事をして、どんな風な学校にしていきたいかというのを必ず発表し、それで選挙をして選ぶのが当たり前なことでしょう。

もし仮に学校で一切そのような事をやらなかった場合は、問答無用で大ブーイング待ったナシでしょうし、そんなやり方で選ばれた生徒会長なんて、信頼度0でしょう。

 

もちろん自分で考えて選んだのなら話は別ですが、もっと公平性をもって選挙はやらなければいけない・情報を伝えていかなければならないと改めて思い知らされました。

 

おそらく、ニュースに出ている知事や国会議員は、理由はどうあれ、頑張っている、という印象を刷り込まされているのだと思います。

それがどのように愚かで、ダメダメな事をしていたとしても、綺麗に作られているニュースだと、この人は頑張っていると思わされ、結果として上辺だけを見て、それ以降の実際に行ったことや成果などを見なくなってしまうものだと思います。

 

例えるなら、提出したものがこんなのやり直しレベルなのに、過程の部分だけがピックアップされ、評価されているといったようなものです。

そんなの普通ダメですし、社会はもちろん、学校でもそこに至るまでがどれだけ考えられ、綺麗であったとしても、答えが間違っていたらそれは点になりません。

 

それをどんどん知っていけばいいのですが、やはり年齢層が高くなるにつれ、最大の情報源はやはりテレビですし、若い層の方々も、わざわざ動画サイトで調べたくないのでしょう。まぁそのくらい調べろやって話ですが。

 

盛り上げの旗振り役の最大手がテレビなのは、今も昔も変わらないですから、とりあえず情報を出してください。いや、出せ。

そのくらいやってはじめてスタートラインに立てると思いますし、正直今はそこに立つための経験やアドバイスもとにかく有権者には足りないな、と今回の都知事選を見て改めて感じました。

もう少し、このメディアがまともに、しっかり報道してくれることを願います。

それでは。

生活

Posted by naishybrid