アニエラフェスタ2019・ライブレポート

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ここ数年、長野県で毎年開催されている株式会社アニエラが主催する野外アニソンフェス『アニエラフェスタ』。

1年目は台風が直撃し、2年目も夕方くらいから雨が降り始めるなど、なかなか天候に恵まれなかったのだが、3年目となった今年は、3回目にして初となる雲一つない快晴に恵まれた。

開催から今まで中々天気に恵まれなかった本フェスがついに快晴に恵まれたのを、主催者である株式会社アニエラ代表のコバヤシリョウさんは何日も前からTwitterで晴れることに対して喜んでおり、公演終了後のあいさつでもそのことについて触れる等、本当に晴れた空の元で開催されるこの日を待ち望んでいたのだなぁということが誰の目からも分かった。

快晴ではあったが気温もそこまで高くなく(もちろん気を付けなければ熱中症になる可能性も大いにはあったのだが)、かつこの数日は雨も降ることがほぼなく、地面のコンディションもぬかるみや水たまりなどもなく乾いており、ひいき目抜きにしても絶好のフェス日和となった。

 

今年のアニエラフェスタは去年以上に豪華なラインナップが集まったということもあり、去年参加していた経験からか、やっぱり今年人が多いなというのは開演前からずっと実感していた。

実際、トリのMYTH&ROIDのMC中に、ギターのTom-H@ckさんがチラッと話していたのだが、去年の何倍も来場者が来ていたとのことだった。

 

これはアニエラ公式Twitterが去年ツイートしたことなので記しておくが、去年は無料エリアを含め3000人以上が訪れたとあり、単純に考えれば少なく見積もっても6000人以上が来場したということだ。
(9月18日に発行された信濃毎日新聞では来場者数が5000人と発表があった)

これだけでも、このフェスが大成功したと言ってもいいはずであろう。
(実際の運営の面では黒字なのか赤字なのかはわからないですが)

 

また、今年もこのアニエラフェスタだけでなく、コスプレイベントのacosta!も同時開催しており、去年同様にコスプレイヤーさんが会場を歩きつつ、コスプレを楽しむということはもちろん、有料エリアのチケットを買ってライブも楽しんでおり、これだけでも唯一無二の、ここでしか見れないイベントだったと言える。

 

長くなったが、ここからライブレポートをあげていく。
が、今回自分は有料ステージであるテンペストステージにずっとおり、かつアーティストの転換時間が10分しかなく(バンドサウンド系のアーティストはもう少し転換時間が長くなっていたが)、無料ステージのファントムステージに今回はどうしても足を運べなかった。

そちらのステージにも見たいアーティストが数多くおり、タイムテーブルが公開された瞬間には本当に頭を抱えたほどだった。(タイムテーブルの被りぜってぇ許さねぇ!)

なので、このライブレポートでは有料のテンペストステージのアーティストのライブレポートについて書いていく。

 

12時ちょうどに始まったトップバッターは、現在アニソンシーンにおいて急速に存在感を増している亜咲花さん。

赤いドレスを身にまといステージに上がると、Open your eyes・KILL ME One More Time?と見た目と反したクールな楽曲を連発し一気に会場の熱を上げていく。

MCでは、自身もオタクであり去年からこのイベントに注目しており、客席側で楽しみたかったところ、今年は出演者として呼ばれたことを大変うれしそうに語っていた。
また、現在こちらに向かっているけど渋滞などで来れてない所謂遠征民についても言及するなど、オタクならではの辛さを分かっているからこそくるこのMCに個人的には何とも言えない優しさを感じた。

その後はTVアニメ『ISLAND』のエンディングテーマであるEternal Star・Marine SNOW、TVアニメ『セントールの悩み』のエンディングテーマであったEdelweissと壮大なテイストの曲が続き、最後は亜咲花という名前を一躍アニメファンに知らしめる要因となったと言っても過言ではない一曲、TVアニメ『ゆるキャン△』のオープニングテーマであり、歌詞の中身もタイトルもまさに今日にピッタリな一曲SHINY DAYSがプレイされると、待ってましたと言わんばかりに会場は一瞬で一体感が生まれた。

今日一日が素晴らしくならないはずがない。
聞いていてそれ以外思いつかないほど、天気もロケーションも味方に付けた最高のトップバッターだった。

 

 

2番手に登場したのは、声優でありながらアーティスト活動をしているのはもちろん、自身で作詞/作曲もこなし、更に同業者である声優にも数多くの楽曲を提供するなど、声優アーティストは数多くあれどその中でも唯一無二な活動をしている豊永利行さん。

バックダンサーに豊永さんの楽曲の振り付けを担当している小暮邦明さんと所属している事務所の後輩である矢野奨吾さんの2人を迎え、自身も主演を務めたアニメ『デュラララ!!×2 転』のオープニングであるDay you laughから始まり、最新アルバム光へからShiny Glory Storyへと繋いでいく。

元々の歌唱力はもちろん、バックダンサーの2人と併せ三位一体となるキレのいいダンスに思わず目を奪われ、辺りを見回すと豊永さん目当ての女性ファンだけでなく、自分をはじめとした男性ファンも数多くその場で食い入るように豊永さんのステージを見ていた。

実際、この後の本人曰く9分くらいあるMC中(今日のアーティストで1番長く喋るという本人談)でも、こんなに男性のお客さんが多くいるのは初めてだと驚きつつ、これは新規獲得のチャンスだ!と意気込んでいた。

そしてこの後登場する寺島拓篤さんにも触れ、てらしー(寺島拓篤さんの愛称)そこで見てんじゃないかな?とふとステージ横の方を指差すと、本当に寺島拓篤さんが見ているという事態に客席中全員が驚いていた。

そしてコールアンドレスポンスでは、女子盛り上がってるー?イエー!(黄色い声)男子盛り上がってるー?イエー!(野太い声)の後に、てらしー盛り上がってるー?イエー!と寺島さんのみが返し、自分の出番の前にも関わらず楽しんでいる姿が本当に印象的だった。
(ちなみにこの後出演されたbless4のライブ中も袖で一緒に踊るところで踊っており、事務所であるアクセルワン公式と亜咲花さんのお二方がTwitterでツイートしておりました。)

そしてここから残り3曲だけど先に言っておくといい、C“LR”OWN・光へ・ラクにいこうぜ!の3曲をあらかじめ宣言し、この3曲は先程のコールアンドレスポンスの影響からか、会場全体の空気感が男女分け隔てなく楽しんでおり、本来これがコンテンツとして1番ヘルシーな状態だと言える、男女関係なく楽しめる心地良いピースフルな空気感だった。

 

 

次に登場したのは、去年も出演し、この1年の間で名義やビジュアルが大胆に変わり、新たに音楽活動をスタートさせた西沢幸奏さんことEXiNA。

ギター/シンセサイザーとドラムをバックバンドに引き連れ繰り出されるサウンドはそれまで、いや今日一の強烈なロックサウンドとなっており、これまで西沢幸奏名義の楽曲と違うラウドサウンド寄りの楽曲は、オールスタンディングの客席にピッタリであり、ステージ袖を見るともはや完全にロックのライブのノリも見受けられ、終盤にはリフトも発生していた。
(でもアニメ系イベントだからあんまやめといた方がいいよと個人的には思っていますが)

MCではEXiNAとして帰ってこれて嬉しいと触れつつ、この名前になったからといって中身は西沢幸奏だし、別にそれまでの活動が不満だったというわけでも、何かに嫌になったわけでも全くなく、もっと音楽を自由に楽しみたいという思いがあり、それを信頼できる大人の人と相談した結果、今こうなりました。と西沢幸奏からEXiNAになった経緯を知らない人にも説明する。

最後には西沢幸奏名義の時、最後に作った曲ですといいPERiODをプレイしたが、むしろここからEXiNAは始まっていくような、そんな希望を聞ききながや感じ、来年もまたこの場で会いたいと思える、希望に満ちたステージだった。

 

 

去年のアニエラフェスタではトリを務めたbless4が、今年は昼の14時40分という日が高い時間帯の登場となった。

ちなみに去年も西沢幸奏さんからのbless4という流れであったため、今年もこの流れで見れるというのは去年参加した人間からするとニヤリとさせられた。

いきなりGo Tight!から創聖のアクエリオンというキラーチューンからスタートすると、暑さで少し疲れ気味に見えたフロアが一瞬にして元通り、元気100倍と言えるようなテンション感となる。

次は新曲をやると言い、ロックとbless4の出身地である沖縄の民謡サウンドを混ぜたミクスチャーサウンドは、激しいながらもどこか暖かさも感じられ、フェスで盛り上がること間違いなしと言わんばかりのサウンドとなっていた。

そこからのTVアニメ『甘城ブリリアントパーク』のオープニングであるエクストラ・マジック・アワーではイントロからおぉっ!と客席から声が上がっていた。

個人的な話だが、去年のトリでやった時に、アンコールで選ばれた曲がこれであったため、その時の光景がフラッシュバックしていたが、目の前にはその時以上の光景が広がっており、それが物凄く嬉しかった。

また去年同様、AKASHIさんのMCのつかみ方も完璧であり、これはいい意味で言いたいのだが、そのMCはまるで日本語がペラペラの外国人のアーティストのようであり、上げて落とすこのテンポ感が妙に心地よく、かつキレのいい笑いを起こしてくれた。

ラストは去年同様、皆で踊って歌えるLet’s Have A PARTY♪ではbless4のファンだけでなく、そのステージを見ていたほぼ全ての人が振り付けをこなし、サビではコールアンドレスポンスをしている姿に、アニソンという枠を越え、音楽って最高だな、と純粋に思えたHappyな時間だった。

 

 

そして、そのbless4でも歌われていた創聖のアクエリオン。

その主役のアポロの声を担当していた寺島拓篤さんが次に登場することに素晴らしい流れを感じた。

sunlight avenue・Nameless Storyと自身も出演していたアニメ『SERVAMP -サーヴァンプ-』・『転生したらスライムだった件』の曲を立て続けにプレイし、一気に会場の空気を持っていく。

MC中にも触れていたがこんなに沢山の素晴らしいアーティストに囲まれて少し気負っていた部分もあったそうだが、またまたご冗談をと言いたくなるほど、伸びやかにライブ・そしてMCをしていた。

特にMCでは自身も1オタクであることをまるで隠さず、客席にいるレイヤーさん達に触れつつ、スネークのコスプレをしている人に対してはおいスネークなのに隠れなくていいのかよ!とツッコむなど、とにかく初参加とは思えない程、フロアとステージの距離感が全くないアットホーム感を強く感じた。

また、相方と寺島さんが呼ぶ長野県出身の声優・羽多野渉さんについても少し触れ、RADIO 2D LOVEというラジオ番組をずっと一緒にやってきているという事もあってか、この長野に対し第4・第5の故郷的なことを前々から感じていたが、今日来てみて第3の故郷と思えるようになったと、長野県民が半数以上を占めるフロアは一瞬にして歓声に包まれる。

WHAT A WONDERFUL WORLD!ではサビ部分でコールアンドレスポンスをし、ライブ初披露となるウルトラマンのカラータイマーをテーマに作られたサマータイマーでは色とりどりのタオルが振り回され、これぞ夏フェス!と言わんばかりの盛り上がりを見せる。

最後のMCでは直前まで歌っていたサマータイマーに触れ、現在放送中であり自身も主題歌・そして声を当てているウルトラマンタイガについて触れ、今日は来ていないけど、きっとどこかで今日もウルトラマンタイガは戦ってます。だから今日は寺島お兄さんになるからみんなでウルトラマンタイガを応援しよう!と、ヒーローショーのお兄さんになりきりつつ、そのウルトラマンタイガの主題歌であるBuddy, steady, Go!を最後に披露する。

自分自身ウルトラマンが大好きであり、個人的に今日のお目当てが実は寺島さんであり、この曲が来た時のテンションの上がりっぷりったらなかったが、それと同時に大の大人たちがウルトラマンの主題歌でこんなに盛り上がってくれることに、1ウルトラファンとしては嬉しさが抑えきれなかった。

自身のライブをやる前、他のアーティストさんを見ていた時からまた来たいとMC中に語っていたが、ぜひとも来年以降もまた来てほしいと心から願うばかりの爽やかで熱い30分間だった。

 

 

その熱い寺島さんの空気感をいい意味でガラッと変えたのが、こちらも初登場のSuaraさんだ。

いきなりアニメ『うたわれるもの』の主題歌であった夢想歌から始まると、何十年もこのカルチャーにどっぷりな方々の涙腺が一気に刺激される。

そこから『カードファイト!! ヴァンガード』のEDであったFly away -大空へ-と、新旧の代表曲を立て続けに披露していく。

長野でのライブは5年振りとのことであり、かつ野外フェスというのはSuaraさん自身初とMCで語っていた。
そのため、今回の選曲は自分の代表曲のようなものばかりを持ってきたと言い、まだ夏ですが冬の曲をと言い披露したのは『WHITE ALBUM』のエンディングテーマである舞い落ちる雪のように。

冬の曲と本人が語っており、かつWHITE ALBUM自体冬の作品であるが、ちょうど日が傾く時間帯とステージの後ろから見えていた風に揺れている木々が絶妙にマッチし、冬の曲ではあるがまるで夏の終わりの曲のように感じた。

しかし、サプライズはまだこの後も続いた。

次に披露されたのはなんと、『ToHeart2』のエンディングテーマであるトモシビ。

知っている人は知っているであるが、WHITE ALBUMもToHeart2もエロゲ作品である。
しかし、そんなもの関係なく披露されるSuaraさんの代表曲とも呼べる曲の数々に、自分より年上に見える方々が涙を拭っている姿もまた印象的だった。

最後はうたわれるものからまた2曲やって終わりますと言うと、うたわれるものの代表曲であるキミガタメと、偽りの仮面のアニメのオープニングテーマであった不安定な神様を披露する。

中でも不安定な神様ではまた会えるその日までと歌詞にあり、本当にその通りで、またこの場所で会えるその日までと、この日のステージングを見た誰もが願ったはずだ。

 

 

大分日も傾き、昼間の暑さもだいぶ和らいできた。

そんな時間帯に登場したのは今年アーティスト活動15周年を迎えた、今年唯一の女性声優として出演となった牧野由依さん。

アニメ『サクラダリセット』のオープニングテーマであるResetから始まると、何と次はほぼ声優デビュー作となるアニメ『ツバサ』。そのOVA版のオープニングであるsynchronicity、さらにアニメ『ARIA The ANIMATION』のオープニングであるウンディーネと、15年活動してきたということを証明するかのようなセットリストで会場を興奮と驚きに包み込んでいく。

が、MCではそんなベテラン感のようなものは一切なく、牧野由依という名前を全く知らない人にも今日覚えて帰って!とかなり真剣なトーンで語りかけていたことや、翌日某アニメのイベントで千葉に行かなければならないからお蕎麦食べて帰ろうと思うんですけどどこがいいんですか?など、イベントにも関わらずまるで牧野由依さんのリリイベなんじゃなかろうか?と思ってしまうほどに客席と積極的にコミュニケーションを取っている姿が印象的であり、かつとってもキュートだった。

そして、前のライブで味をしめたから今回もやりたいといい、客席でウェーブを作ってくださいと言うと練習含め本番でもバッチリ決まり、かつ牧野さんが言っていたワイパー(手を振るあれ)も乱れず一つになったふわふわ♪は、事前に聞いていたよりもはるかにライブ映えすることに驚いた。

最後はサビでSAY HELLO!とコールアンドレスポンスが楽しいワールドツアーで短いながらも15年の歴史を感じられる素晴らしいセットリストであった。

今現在女性声優でもアーティストデビューをしている人は多いが、15年続けている人となるとそうそう多くはない。

ここはまた後で語りたいと思っているが、その人のワンマンライブでもない限り、アニメ系のイベントでタイアップしたのがずいぶん前の作品の曲をこんなにやるイベントというのはほぼ無いはずだ。

だからこそ最近の曲だけでなく、昔の曲、ひいてはレーベルが違った頃の曲までもが聞けるとは思っておらず、ステージが終わった後にはただただ多幸感と余韻が満ち溢れていた。

 

 

その多幸感の余韻がまだ会場中残る中登場したChouchoさんもまた、30分の持ち時間の間にこれでもかという程の代表曲のオンパレードだった。

いきなりアニメ『氷菓』のオープニングである優しさの理由から始まると、次はなんと『ましろ色シンフォニー』のAuthentic symphonyと、ファンでも驚くような代表曲を矢継ぎ早に展開していく。
(ちなみに、今このChouchoさんの事について書いている9/18日現在、この2日前になんとこのましろ色シンフォニーの新作『ましろ色シンフォニー-Love is pure white-+ SANA EDITION』の製作が発表され、偶然なのかそれとも知っていたからかは分からないのだが、もしこれが偶然だとしたら出来すぎだと本当に思う。)

MCでは、代表曲を中心に披露していくと宣言し、中でも『劇場版 ガールズ&パンツァー』の主題歌であるpiece of youthは、この主題歌が流れている間の映像と同じ夕方ということもあり、まるで劇場版の映像をそのまま再現しているかのようなシンクロ具合に思わず涙を流す人も数多くいた。

その後も『プリズマリイヤ』オープニングのstarlog、『ガールズ&パンツァー』オープニングのDreamRiserと、本当にこれでもかという程に代表曲と、ファンですら予想し得なかった曲もあり、ファンはもちろんこれまでずっとアニメを好きでいたファンにも捧げるような素晴らしいセットリストであり、これだけでもチケット代の元を取れたと声を大にして言うファンも数多く目についた。

 

 

このテンペストステージに出ている出演者の中で唯一、長野生まれであり(MCでは練馬育ちですがということも少しネタにしていたが)、これを凱旋ライブと意気込み臨んだのはTRUEさん。

一曲目のBUTTERFLY EFFECTORから盛り上がりが凄まじく、ステージ端のテントエリアとフロントエリアのギリギリのところではロックバンドのライブでお馴染みのサークルピットが発生しており、始まってから6時間が経っているにも関わらず天井知らずの盛り上がりになっていく。

先ほども少し触れたが、MCでは長野生まれであり今日は待ちに待った凱旋ライブとしてやって来ましたと宣言し、分身やAnother colonyなどガッツリ盛り上げる曲はもちろん、僕の中の君へではしっかり聞かせるなど、静と動がハッキリと分かれたステージにグッと会場を引き込んでいく。

最後は『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』の主題歌であるBlast!では、色とりどりのサイリウムが夜の時間帯に見事に映え、音楽は鳴りやまないと歌詞にあるように、まだまだパーティーは続いていく。
そんなメッセージ性も感じられた、故郷に錦を飾る素晴らしいライブとなった。

 

完全に日も落ち夜になり、同時進行で行われていた無料エリアであるファントムステージも全てのアーティストが終了し、テンペストステージも残ること2アーティストとなった。

そんなトリ前の重要なポジションに登場したのは綾野ましろさん。

アニメ『パズドラ』エンディングテーマであるGET OVERから始まると、会場は一瞬にして白いサイリウムの海となる。

この時間ともなるとだいぶ寒さが増してくるのがこの地域ならではの特徴なのだが、そんな事を全く感じさせないほど、客席もまた一段とヒートアップしていく。

中でもIdeal Whiteでは、『Fate/Stay night-Unlimited Blade Works-(ufotable版)』の主題歌ということもあってか、それまでテントエリアで休んでいた人も、この曲が始まるとわっと前方エリアに走って向かっていく人が何人もおり、FGOの現在の人気度合いは言わずともがなだが、こういう光景を見ていると改めてFate作品がどれだけ多くの人に知られているのかを肌で体感した。

最後のNEWLOOKまでの30分、ひたすらアッパーソングを並べた30分で、バトンは繋ぐけどトリまで体力残すなと言わんばかりのステージだった。

 

そしていよいよやってきた今年のトリ。

今年の出演者の中では、ファントムステージの方に出ていたYun*chiさんと同じく、佐久でなく白馬で開催された第一回公演からずっと参加しており、もはやMr.?(Miss.?)アニエラフェスタと言っても過言ではないMYTH&ROID。

ステージ上にはスモークが焚かれ、かつステージの転換が少し長いという事もあってか、会場内はこれまでとは違う一種の緊張感が漂っていた。

ステージにKIHOWさんとTom-H@ckさんがゆっくりと登場し、『オーバーロードⅢ』オープニングテーマであるVORACITYから始まると、会場はたちまち赤いサイリウムに包まれる。
続けて『異世界チート魔術師』のPANTA RHEIが始まると会場の興奮はクライマックスを迎え、ふと後ろの方を見ると朝からずっとドリンク販売に追われていたスタッフさん達も仕事の手を一度休めMYTH&ROIDのステージを楽しんでいる姿がなんとも印象的であった。

ボーカルKIHOWさんの歌声とTom-H@ckさんの抜群の作曲センスが合わさり、日本人ではあるがまるで海外のアーティストのような印象を受け、曲だけだと物凄くクールな印象を受けるユニットであり、アニソンアーティストでは唯一無二の世界観を表現している。

実際、演奏だけ聞くととても硬派なのだが、このアニエラフェスタではおそらく日本のフェスでは珍しく、2人のMCが聞くことが出来るのだ。

2人でMCを始めると、このアニエラフェスタには恩があるから今日はちゃんと喋りますと言い、アニサマではステージ下から上がってきて2曲歌ってまたそのまま沈んでいったんだけど、俺たちロボットじゃなくてちゃんと人だからね。ということや、Tom-H@ckさんが今日は朝の7時頃に東京を出て、ここに到着したのが10時頃であり、10時間も待たされたからねという半分冗談半分クレームのような事を笑いながら言っており、それまでの張りつめた空気感はどこへやらという程、2人が割と饒舌なMCを始めると、会場は笑いに包まれる。

そして冒頭で少し触れた、Tom-H@ckさんが今年の動員数の事について言った後、第1回からずっと見てきたから、これが今後何千人・何万人を集まるようなイベントになれば本当に素敵な事だと思いますというと、会場からは割れんばかりの拍手が起こる。

さらにこのライブの後、日本では初となるサイン会も行うという事にも触れ、4年半やって初めてサイン会を行います!と、このフェスがMYTH&ROIDのとって大切なイベントになっている事が、一地元民としては本当に嬉しく思った。

 

そんな少し長めのMCの後、日本のライブでは初披露という、アニメ『ブギーポップは笑わない』のオープニングであるshadowgraphが始まると、会場は興奮と驚きに包まれる。
そして、このアニエラに最も関係のある曲をと言い、アニメ『幼女戦記』の劇場版主題歌であるこちらも日本のライブでは初披露となるRemembranceをプレイする。

アニエラと幼女戦記は、このイベントの少し前にコラボ商品としてTシャツ・ロンT・キャップなどを販売しており、現在も取り扱いがされているため気になる方は以下のリンクから商品がまだ買えるため一度覗いてみることをおススメする。

 

 

最後の曲の前に、KIHOWさんが普段私たちは最後は盛り上がる曲を持ってくるんだけど・・・と、この後は皆さんわかってますよね?というような少し含みのあるMCをした後、『オーバーロードII』のエンディングテーマであるHYDRAで本編が終了する。

 

鳴りやまないアンコールに(体感的にも時間的にも)本当にすぐ戻ってくると、先ほどのMCを回収するかのように、幼女戦記のオープニングであるJINGO JUNGLEで最高のフィナーレを迎えた。

 

最後に株式会社アニエラ代表のコバヤシリョウさんが登場し、ご来場していただいた皆さんに感謝を述べ、1年目は台風の中行い、去年は夕方位から雨が降ってしまった。でも今年は天気に非常に恵まれ、3年目にしてようやくこれがやりたかったということが出来ました。と、感慨深げに今日を振り返ると、会場からは今日一と言わんばかりの拍手がコバヤシさんに送られた。

そして、また来年お会いしましょう!という宣言で、今年のアニエラフェスタは3年目にして、究極の大成功に終わった。

 

 

普段、自分はその日のイベントの感想やどこが素晴らしかったかということをあとがきのように書くのだが、元々のレポート自体が長くなり、かつこのフェスがどれだけ素晴らしいかということを書くために、今回はあえて別の記事として公開した。

続きは以下のリンクから見ていただければ幸いである。

アニエラフェスタ参加後記・このフェスは間違いなく、日本一のアニソンフェスになった