お願いだから、子供の未来が見えない世界を作らないでくれ

2018年11月30日

[blogcard url="https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10078_1.php"]

日本の子どもの貧困率の高さ。

それについてのニュースをおそらく多くの人が1度は耳にしたことでしょう。

そこについて様々な意見があるでしょうし、片方の意見だけを取り上げた場合、おそらくもう片方側の意見からも取り上げないなんて公平ではないと言われるでしょうから、今回は取り上げません。

ですが、それでもこれだけは言いたいのです。

「どうか、子供の明るい未来だけは奪わないでください」と。

子供に、稼ぐ力はほぼないよ

子供が自分一人で働いて生活費や学費を自分で何とかする。
大学生ならそういう方も少なくはないかと思いますが、それよりも下の年齢の子供にそれをやれなんて言うのは酷な話ではないでしょうか。

こんな記事があります。

5年連続ボーナスカット…手取り月32万円の中流家庭を襲う現実

こんなのが、すぐ隣の家庭で起きているかもしれないんですよ。

親が何も悪い事をしていないのに、経済のせいで子供の未来が奪われるかもしれないなんて嫌な話じゃないですか。

子供がスポーツや学業、その他なんでもいいです。
何かに熱中して輝いている姿の方が皆見たいでしょうし、その方が絶対世の中的にもいい光景だと思うんですよ。
その熱中していることの為に必要なものを自分がアルバイトをしてお金を稼ぎ、自分のお金で買うというストーリーもまた素晴らしいことだと多くの方が思うことでしょう。

ただ、今の日本で今のストーリーの前の前提として、そのやりたいことをやる前に、普通の生活すら危うい子が少なくはないことも、最初のリンクに載せた記事を見ればわかっていただけるでしょう。

正直、そんな国、嫌じゃないですか?
ましてや、日本っていう"先進国"と呼ばれる国で子供が伸び伸びと生きられない、健やかに生活することが難しい。
そんな国になっている現状、僕は嫌だなぁってなるんですが、僕の方がおかしいのでしょうか?

自己責任と押し付けないでください

こういう意見を書くと、親が悪い。親の責任だ。と言う方も多くいるかもしれませんが、ひとつ言わせてください。

「親だって、人間じゃないか。」と。

例えば、ある日突然親が事故や病気などで動けなくなる、最悪死ぬことになるかもしれない。
他にも、働いていた会社がある日突然潰れるかもしれない、天災などでそれどころではなくなる等、自分では何とかならない問題が色々この世には起きてきます。

そんな時にも、親の責任だ。と決めつけていいものでしょうか?
それで子供が何かトラブルを起こす、あるいは巻き込まれた際に、親の監督不履行だと一概に言って責めていいのでしょうか?

もし、そうやって責めるような発言を言っていた自分自身にそういう問題が起きた際、どこかへ助けを求めたらそれこそ矛盾しますよね。

ならば、はじめからそんな事言わない方がいい。
僕はそう思うのです。

話は変わりますが、最近、高畑勲監督が亡くなられ、その追悼の意味を兼ねて金曜ロードショーで急遽火垂るの墓が放送されたことは記憶に新しいかと思います。

ただ、その感想で清太が悪い。自己責任だ。というような意見がTwitterで多く見られ、それが色々なところで取り上げられて物議をかましていたこともありました。

なんだか、僕はもうそれを見て、ただただ悲しくなりました。
どこまで、自己責任を押し付けなければいけないんだろうかと。

その人がそう思うのならそれを否定するのも違うと思うので強くはいいません。
ただ、それでもこの非日常のような毎日が日常になっている中で何が正解で間違ってるかのボーダーラインがはっきりしていない中で、色々な面で未熟な存在である子供が取った行動を責めていいのか。
と僕は問いたいです。

おわりに

ここまで勢いで書いてきましたが、否定する方も多いだろうなと簡単に想像できますし、二度と読まねぇよこんなブログと思う方も多くいらっしゃると思います。

まぁ、そうですよね。
僕のような、世間一般で言う負け犬が何を偉そうに言ってんだというお気持ちも分かりますし、むしろ一番自分がそれを理解しているつもりです。

ただ、そんなダメ人間な僕でも、これからこの世界を生きて大人になる子供に、悲しく暗い冷たい未来をあげたくないんですよ。

もう、僕のような人間を放っておいても最悪いいです。
(でもそれでも何かしらの補助はほしかったりするけどね!)

ただ、それでもどうか、子供が夢を持って、その夢に向かって進む未来を、親が金銭面で断念させなければならない。
そんな事が当たり前になる。そんな未来をお願いですから、来させないでください。

そんな僕の願いを今回は書かせていただきました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

生活

Posted by naishybrid