しけもくロッカーズ1st ALBUM『BLOODY ASHTRAY~血まみれのアシュトレイ~』レビュー!

2020年4月14日

R〇69や激◇ック(伏せ字にしてあるよ!)といった大手ロックサイトなどでも、このアルバムのレビューをしていない。いやそもそもレビューどころか音源すら聞いていない可能性もある!?
そんな1枚を今回、レビューしていきます。

そのアルバムの名前・アーティストは・・・

『しけもくロッカーズ/BLOODY ASHTRAY~血まみれのアシュトレイ~』

こちらを今回はレビューしていきます。
なお、ほぼCDの中身について詳しく語るため、まだ買ってないよという方は、聞くまで読むのを我慢した方が良いと思います。

そもそも、しけもくロッカーズとは?

しけもくロッカーズとは、元々このツイートから始まりました。

これは、度々当ブログでも紹介している横山健さんがHi-STANDARD・Ken Yokoyama・BBQ CHICKENSという3つのバンドをやっている中で、Ken Yokoyama名義で2012年~2013年に行われたツアー『Best Wishes Tour』を行っていた際、ゲストに出たdustboxというロックバンドに(勝手に)付けた変名なのです。

ちなみに、このしけもくロッカーズという名前は、実はdustboxのメンバーが決めたわけではなく、たまたまその日遊びに来ていたSHANKというバンドのギターの松崎兵太さんが話を聞いていて突然この名前を言ったそうです。ここについてはまた後で解説します。

また、これも余談なのですが、SHANKもこのツアーに参加しており、その時に(勝手に)付けられた変名は『ジャッキー9』でした。

そして、dustboxはしけもくロッカーズとしての活動も始めたのですが、(といっても年に数回、指折りで数える程度の活動ペース)メンバーの1人であったReijiさんがdustboxを脱退した後、dustboxも新メンバーを入れたのですがこのしけもくロッカーズも新メンバーを入れたのです。

それが、


H

ハイビスカス・ハタノさん

です。

この名前を聞いてピンと来る方も多いのではないでしょうか?

そう。Hawaiian6のドラムでもあるHATANOさんが新ドラマーとして加入したのです。
元々、HATANOさんはBBQ CHICKENSのドラムでもあったので、待ちに待った(?)こういう界隈復帰となりました!

そして、現メンバーは
・JOJI ANGER(ピンボーカル/dustboxではベースコーラス)
・SUGA DEVIL(ギターボーカル/dustboxではギターボーカル)
・Hi-BISCUS HATANO(ドラム/Hawaiian6ではドラム)
・KRIS BILMA(ベース/dustboxのマネージャー)

・・・なんでマネージャーがベースやってんの?って皆疑問に思うでしょう。
てか疑問に思わない方がおかしいでしょう

ただ、そこに関しては今回のアルバムを発売する際に公開されたインタビューを読めば一発で分かります。
分かんなくてもいいと思うけどね!

ちなみに、このインタビューなのですが、今年日本で一番笑えるアーティストのインタビューだと勝手にそう確信しております(猛爆)

また、これを読んだ後、中身はもちろんなのですが、インタビュアーの阿部"DA"大志さんの腕もあってかこんなにこのインタビューは面白いという旨のツイートをしたところ、当の本人から直接リプをいただきまして、これは買わないといけんなとなりまして・・・

なのでそれが実は僕がこのアルバムを買った最大の要因でもあります!(猛爆)

<11月2日追記>
ふと人気記事にこの記事が上がっており、所々手直しをしている中で、もはや半年前w(猛爆)になりますが、新メンバーが入ったということを書いていないと気づきました。

そうです。このとんでもクソバンド新メンバーが入ったのです。

それが、

トミー・チャイナタウン(DJ)
です。

その正体は、STOMPIN’BIRDのギターボーカルであるTOMさんです。

・・・何やってんのよストンピンバードwww

アルバムレビュー

長くなりましたがようやくレビューに入ります。


・・
・・・
・・・・
・・・・26分後~

うーん・・・とりあえず一言。

「普通にカッコよくて腹立つな〜(笑)」

ここまでの説明を読んできて、いわゆるおふざけバンドかと思う方もいるのですが

(いやまぁその通りですが(猛爆))

ただ、それでもやはりdustboxとHawaiian6のメンバーがいるという事もあり、サウンドという面では本当にクオリティが高いです。
ハードコア的なサウンドをメインに打ち出しつつも、どこかGARLICBOYSのようなクサメタルと呼ばれるサウンドのニュアンスも感じられるのです。

インタビューでこれを3日で録りきったと発言しておりますが、正直嘘だろ!?と言いたくなるほどに完成されています。
メンバーも、なんでこれがOKになってるの!?と完成版を聞いて知ったと言っていましたが、逆にその適当さが良い意味で癖になります。

歌詞もまた、米粒ぐらいちっちゃいことを歌ってるのがしけもくロッカーズと言っておりましたが、その米粒レベルの怒りがわかるわかる~。と言いたくなってしまうのです。
特に、インスタ映え等を気にする女のことを歌った、平たく言うとブスについて歌っている曲が多く、それがいわゆる”非リア充”と呼ばれる僕のような人間からするともう気持ちがよくわかることわかること。

なので、ちっちゃいことなんだけどその一粒一粒の怒りが噛めば噛むほどにわかる、本当にお米のような味わいを持つような歌詞だとも言えるでしょう。

また、JOJIさんも酒を飲まないと歌わないとインタビューで発言をしておりましたが、その声がまたいい意味で怒りを増幅させつつ激しい音と絶妙にマッチし、このしけもくロッカーズがどういうバンドなのかをいい意味でも悪い意味でも分からせてくれます。

そして、この速さと重さのせいか、本来の曲の長さの倍ほど長く聞いている気がするのです。
といっても基本1分台の曲ばかりだから言うて2分になるだけなんだけどね!(猛爆)

ただ、やはり言わせてください。

カッコよくてもやっぱり笑っちゃう!!!w

歌詞や歌い方もなのですが、ところどころに入ってくるおふざけとしか思えないものが溢れているのです。
インタビューでも語られていましたが、例えばGOLD MONKEYの最後に入るHATANOさんの喋りやSOKA SENBEI NIGHTでのSUGAさんの笑い声では思わずマジかよこんなのありなのwと思ってしまいます。

個人的には、HARAKIRI DEATH MATCHでのキターーーが一番ツボです(猛爆)

ただ、その笑いもまた、このバンドに必要不可欠な要素であり、ふざけてるんだけどなんだか真面目に見えるという、いわゆる真面目系クズのような印象を持ってしまうのです。
それでも、最後にはやっぱこのバンドクソだな。と言いたくなるのですが。

これからのしけもくロッカーズの活動

今後、このアルバムを引き下げてツアーを4本行いますが、この4本で終わりというわけではなく、今後も終わりを決めずにやっていくそうですw

また、今後どこかのフェスに・・・いや出たらあかんよねこのバンド。

何しろ、ライブでJOJIさんのマイクを奪いに行く客がほとんどであり、そんなバンド呼べるフェスなんてあるわけがないだろうとwww

もし仮に呼ぶとしたら、夏の魔物くらいではないでしょうか。

なので主催の成田大地さん!ぜひしけもくロッカーズのご検討をお願いいたします!!w

と、中々ふざけたレビューになってきましたが、それでも何か刺激が欲しいという方にはうってつけです。
特に最近、シティポップが盛んになっているロック業界でここまでのカウンターパンチとも言える立場にいるバンドはそう多くはありません。また、この界隈のバンドは音源もライブも激しいことで有名であり、トップにいるBBQ CHICKENSがほぼ活動を止めているため、まさに今こそしけもくロッカーズがその最有力でもあります。

なので、今こそ刺激が欲しい!というあなたにぜひしけもくロッカーズをおススメします!

ただし!これを聞いてライブに行ってケガをされた場合、その場合こちらは一切責任を取りませんので、よろしくお願いいたします!

それではまた!


音楽

Posted by naishybrid