今こそ『The Mirraz』の良さを再確認してほしい3つの理由

2018年11月30日

個人的に、今年一番気にかけてて、やたらとTwitterでそのバンド名で呟いてた記憶があります。

それが『The Mirraz』です。

10枚目!のアルバム『RED JACKET』
© 2018 The Mirraz / Kinoi,inc.

ちょっとロックに詳しい方ならバンド名は聞いたことはあるでしょう。
特に、2010年代、9㎜や時雨やテレフォンズやサカナクション等が出てきた当時、The Mirraz・通称ミイラズもぐいぐいと来ていた印象がありました。
実際、2013年にはMステにも出演していましたね。

リアルタイムで見ていましたが、パフォーマンスも全然悪くなかったと思いますし、なんであれでガツン!とこなかったんだろうと今でも思っております。

それが、2015年辺りから急激に勢いが落ち、今ではそれまで引っ張りだこだったフェスでも全然名前を見かけなくなりました。
だから、おそらく多くの人が「ミイラズ最近見ないね」や、「全然聞かなくなった」という状況になっているんじゃないでしょうか?

ですが、はっきり言います。
今のミイラズは、間違いなくこれまでで一番いい状態だと思っています
なぜそう思っているか、それをこれから3つの理由から語りたいと思います。

とにかく音源を発表しまくっている

一番の理由はこれです。
ミイラズは、今年前事務所も辞め、完全に独立し、KINOI,INC.という事務所兼レーベルを設立しました。
独立の理由は、ボーカルの畠山さんがブログに書いておりますので、こちらを見ていただいた方が早いです。

畠山さん色々めんどくせぇなぁって少し思ってしまうのですが
ただ、レコード会社や、人気などのしがらみで苦しみ、音楽をやる意味を再確認し、前向きに全てを検討し、畠山さん・そしてThe Mirraz自身が純粋に音楽を楽しみ、それを届けたいと思った結果としての独立となったのだというのはこの決意表明のブログからひしひしと感じられます。
そして、独立してからのミイラズは、とにかく音源を出しまくってます。
CDという形ではなく、配信作品として出している音源の方が今年は多いのですが、それでも今年出した音源だけで

・フルアルバム3枚
・ミニアルバム2枚
・シングル7作品(Remixの作品も含んでいるのでこういう表記をしています)

を発表しています。

これ、信じられなくないですか?
おそらく、日本のロックバンドで、今年一番作品を発表したのは、間違いなくThe Mirrazではないでしょうか?
ですが、作品が多いから内容がいまいちになってるんじゃないか?と思う人がいるかもしれませんが、そんな事は全然ないです。
むしろ、どれもこれもが良く、今までのミイラズクオリティをずっと保ち続けています。
なんというか、これは私の個人的な感想なのですが、純粋に音楽を楽しんでいる様が、音楽からも伝わってきます。
EDM路線に走って皆から引かれた頃、迷走していたのか知りません。
ですが、その経験があったからこそか、今のミイラズはこれまでの良さを自分たちでもう一度取り戻し、最新版にアップデートしている、そんな気がしています。
ちなみに、これは言っておきたいのですが、EDM路線のミイラズも、本当に良いです。
特に、今年発表されたぼなぺてぃっ!!!は、本当に素晴らしく、僕自身今年かなり聞いた一枚です。

グッズがとにかくカワイイ

ミイラズのグッズは、オリジナルキャラクターであるミイラのキャラ、木乃伊くんを使ったグッズが多く、元々かわいいデザインが多かったです。
しかし、最近ではミイラズ自体がフェスに出る事も少なくなり、ミイラズのグッズ着てフェスに行く、という人も少なくなったでしょう。
ですが、今年発表されたミイラズのグッズは、とてもクオリティが高いグッズばかりです。

THE MIRRAZ WEB SHOP KINOSK

こちらは、ミイラズのグッズ通販サイトですが、どれもこれがクオリティの高い作品ばかりじゃないでしょうか?
フォトTシャツは、今年出たシングルのジャケットなのですが、それすらもクオリティが高く、グッズというより、もはやしまむらとかユニクロとかで売っててもおかしくないレベルのいいデザインだと個人的に思っております。
GET MONEYTシャツなんかも、シンプルなメッセージですが色々普段着使いしやすそうなデザインですしね。

ちなみに、書いてる本日、12月26日時点なのですが、今年出演するカウントダウンジャパン2017/2018のグッズが公開されました。
それが、こちらです

ミイラズCOUNTDOWN JAPAN 17/18グッズ発表★12/31会場にて発売!

凄くおしゃれです。おしゃ・・・ん?
何、山崎洋一郎Tシャツって?
と、思われた方も多いでしょう。。。
説明しますと、山崎洋一郎さんは、カウントダウンジャパン、そして夏のロックインジャパンフェスを運営しているロッキング・オンの編集長でもあります。
アーティストインタビューでも度々登場することがあります。

要は、運営のエライ方なのです。
その人を、まさかTシャツにするなんていう、普通のバンドはおろか、面白い事をするバンドですらも思いつかないようなアイデアをし、それを物販で販売するという精神には脱帽ものですw

他にも、ロンTやメタルデザインTシャツなど、ミイラズならではのかわいさもあるデザインをしてるグッズが多いため、とても欲しいです。
本当に、通販を希望します・・・

ライブがよくなった

これ、ある意味一番重要なところです。
当然ですが、バンドはライブが命です。一番生々しい姿を見れるのもライブです。
過去のミイラズが決してひどいライブだったというわけではありません。実際とても楽しかったです。
ただ、ボーカルの畠山さんが時折MCでいきなりわけのわからないキレてるのか何に対して怒ってるのかよくわからない、そんな意味不明なMCをする事も多かったです。
実際、それで冷める観客の顔を割とよく覚えています(笑)
ただ。The Mirrazを熱心に応援しているソノダマンさんという方のブログで、昔から今までのミイラズのライブレポートを丁寧に記しております。
特に、今年のライブのレポートは、読んでて本当にその場の空気感を言葉としてパッケージしているような素晴らしいレポートでした。
The Mirraz presents Pyramid de 427 part10 ~10回目のプロポーズ!ミイラズは死にましぇん~ @新宿MARZ 4/29
このレポートを読んでいて思ったのですが、ミイラズがお客さん側に寄り添い、熱を求める。それに応えるようにファンもミイラズを求める。そんないい関係になれているような雰囲気をこのレポートからひしひしと感じてきます。

 

 

覚えている人も少なからずいると思いますが、過去にミイラズは、様々なライブでやらかしたり問題を起こしていました。それは、各々で調べてみてください。
その頃のミイラズは、おそらくもう死にました。そして、今のミイラズは、見るも無残な状況になったかもしれません。いや、そう思う方の方が大半ではないでしょうか。
しかし、こんな状況になったからこそ、ここからもう一度、あのキラキラした場所まで戻っていこう。今のミイラズからは熱量のある、でも燃え盛る熱さというわけではなく、しなやかに燃えているような気がします。
お金儲けや人気を二の次にしてでも、自分たちが大好きで、作っている時は純粋になれる音楽を一番大事にして、楽しみながら音楽を、バンドをやっているんじゃないかと。
だからこそ、今ある意味目が離せなくなっているのじゃないかと、自分で書きながら今なぜミイラズから目が離せなくなっているのかの理由がはっきりと分かった気がします。
もし今The Mirrazどうしてる?なんて方がいるなら、ぜひとも聞いてみてください。
特に、Spotifyでは、今までの音源が全て配信されているので、そちらで今のミイラズに触れてみてください。
盛り上がりがピークだったあの頃と1mmもクオリティが変わってないThe Mirrazに出会えます。
それではまた。

音楽

Posted by naishybrid