2020年個人的ベストソング10曲を紹介!

今更ながら、新年、あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

 

新しい年になりましたが、去年に関しては、振り返りたくない。というのが正直なところではないでしょうか。

誰もが予想していなかったウイルスの蔓延で世界中パンデミックが発生し、結果として様々な物事を変えざるを得ず、同時にこれまでないがしろにしてきた悪いものが沸き上がり、何が良くて何が悪いかハッキリしたのではないでしょうか。

 

僕自身、大好きなライブに行けなくなり、大好きなライブハウスが悪者に仕立てられたことや、私生活でも2度不当な内定取り消しを受けるなど、こんなこと言いたくはないですが去年は本当に辛い1年でした。

 

しかし、ライブは封じられましたが、音楽はずっと聞き続けていましたし、逆にこんな世の中だからこそ音楽に支えられており、改めて音楽の力というのを感じさせられました。

 

そこで今回は、毎年恒例(2018年は書くのを忘れた除く)としている、僕の2020年ベストソングを10曲紹介していきます。

ちなみに、過去のベストソング集のリンクを以下に掲載しておきますので、よろしければそちらもぜひご覧ください。

HAWAIIAN6『Stand By You』

日本を代表するメロディックパンクバンドHAWAIIAN6。

そのHAWAIIAN6の久しぶりのミニアルバムとなり、かつリード曲となっているのがこの曲です。

 

本来ならば、このミニアルバムを引っ提げて、1年中ライブを行っていたのでしょうが、この情勢でHAWAIIAN6もろくにライブが出来ず、かつこのミニアルバムのツアーも無くなりました。

 

しかし、この曲の持つパワーは凄く、正直彼らの代表曲であるMagicに匹敵するほどの名曲が生まれたと感じています。

 

どうかすべての未来が光に満ち溢れていますように、という歌詞は、この状況下において、頑張れという言葉以上に、優しく寄り添ってくれる力強いメッセージを放っています。

この曲に関しては、ぜひとも和訳をしっかりと見ながら聞いていただきたい1曲です。


IKKI NOT DEAD公式配信

早見沙織『yoso』

2020年最もハマったアーティストを1人上げるとするならば、間違いなく早見沙織さんを僕は選びます。

 

一応説明をさせていただくと、早見沙織さん声優さんであり、最近で言えば、鬼滅の刃の胡蝶しのぶ役でも有名な方でもあります。

 

元々、アーティスト早見沙織、としての曲は去年からずっと聞いていたのですが、2020年に発表したミニアルバム2枚で完全にファンになりました。

 

旅をテーマにしたアルバムの1曲目を飾るこの曲は、どこか浮遊感を感じるサウンドに加え、ここは居場所ではない異邦人・よそ者である自分の寂しさを歌う早見さんの歌声に1発でやられました。

 

特に、この曲を聞いたのが、自分が現状最後となったライブである、SCOOBIE DOとACIDMANのツーマンライブで高崎に行っていた際に、ちょうど早見さんがやっているラジオ『早見沙織のふり〜すたいる』の再放送を聞いていた際に、この曲が流れてきたのです。

陽が傾きかけている午後のまどろみに加え、曲の通りよそ者である自分という存在が見事にシンクロし、2020年でも忘れられない1シーンとなりました。

 

そのような思いも含めてこの曲を選ばせていただけましたが、ぜひとも早見さんが今年出した2枚のミニアルバムは聞いてもらいたいと思います。


早見沙織公式配信

GOOD4NOTHING『Someday』

今年、1番辛い時期に聞いていたのはこの曲でした。

 

正直、この曲は2019年に発表された曲だったのですが、彼らの物販や通販限定シングルのカップリングであったため、ライブで演奏されることは多かったですが、中々聞くのが難しい1曲でした。

 

しかし、昨今の状況下でこの曲のPVが公開され、誰でも聞けるようになったため、2020年の曲と言わせてください。

GOOD4NOTHINGのファンから寄せられた、ライブをはじめとした最高の瞬間の写真を集めたPVは、シンプルながらもとても素晴らしく、気付けば涙腺にググッと来てしまいます。

 

I hope come back Someday=またいつか戻ってきますように。

 

というメッセージをファンから寄せられた写真がより強めており、この写真に映っている最高の瞬間がまた戻ってくることを本当に願うばかりです。


GOOD4NOTHING公式配信

釘宮理恵『jelly fish』

この曲はたまたまラジオから流れてきた時にビビっと衝撃を受けました。

 

最初、誰だこれ?と思ったら釘宮理恵さんの楽曲と紹介され、えっ嘘!?と思い、家に帰って慌ててこの曲が収録されているアルバムを聞き、完全に釘宮理恵さんにやられました。

 

釘宮さんといえば、ツンデレキャラを多く担当されており、それを思い浮かべる方が圧倒的に多いでしょうが、そのイメージを完全に壊され、アーティスト釘宮理恵。という凄さに打ちのめされます。

 

中でもこの曲は、打ち込みの空間系サウンドに優しい釘宮さんの声が合わさり、ポストロックのようなボサノバのような、不思議なサウンドとなっているため、音楽好きからしてもマストで必聴ですよ!

イヤホンズ『記憶』

口ロロ(くちろろ)の村田シゲさんが作った楽曲であり、これだけでも音楽好きからすれば注目せざるを得ないでしょう。

 

ポエトリーリーディングのように歌詞を紡ぎつつ、しっかりとラップの要素がある歌詞と、実際の様々な生活音をサンプリングしたサウンドは、正直声優ユニットでやるこれ!?と驚くこと間違いなしです。

 

もちろん曲自体も凄いですが、イヤホンズの御三方の声優としての表現力もなければこの曲は成立し得ないため、長年に渡りイヤホンズとして活動しなければ出来なかった1曲だとも言えます。

 

ただ、この曲は、このアルバムのインタビューの実際の音声をサンプリングして造られた前の曲である記録という曲から続いて聞くべき曲となっています!

もしまだ聞いた事がない方は、以下のリンクからPV含め是非とも聞いてみてください!


イヤホンズ公式配信

 

降幡愛『CITY』

今年デビューした声優アーティストの中で、1番注目を集めた、いやとんでもないアプローチをしたアーティストといえば、間違いなく降幡愛さんでしょう。

 

ラブライブ!サンシャイン!!の黒澤ルビィ役としてもお馴染みであり、Aqoursのメンバーとしてしか知らない方・逆に知らない方でもマジで?となること間違いなしの、80年代感全開の楽曲となっています。

 

降幡さん自身が企画書を作成し、このようなコンセプトで打ち出すと決めたアーティスト降幡愛は、降幡さんが好きな80年代ポップスを今この時代にリバイバルさせ、あの頃っぽいではなく、あの頃そのままの空気感を令和の時代にやっているのです。

 

サウンド等も80年代全開であり、正直最近の声優アーティスト全てを食ってしまうほどのパワーを持っていますが、これで驚きなのが降幡さんが80年代ポップスを好きになったのは実は2年前だということ!

たった2年なのに、ここまでの80年代サウンドを作り上げた知識量は驚きであり、今年もどんなアーティスト活動をしていくのか、目が離せません!


降幡愛公式配信

Jesse Mcfaddin『Welcome』

RIZE・The BONEZのボーカルであるJesseさんがJesse Mcfaddinとしてのソロ名義で作られた楽曲です。

 

元々、去年5月に、ジョージ・フロイド氏が警察からの不適切な拘束により死亡し、それが引き金となり社会全体を巻き込んだ運動となった『Black Lives Matter』に対し、アメリカの友人から何かお前からメッセージを出してくれという連絡を受け、発表したのがこの曲です。

 

紆余曲折を経て辿り着いたのがこのWelcomeという言葉であり、肌の色だけでなく、文化・人種。その全てを受け入れるという、自身もハーフだからこそ歌えるJesseさんのメッセージある優しいヒップホップは聞いていてとても心地が良いです。

 

RIZEでもThe BONEZでもない、Jesse Mcfaddin名義のこのアルバムは、内省的なところもありますが、これこそ万人に届いてほしい。

特に、Jesseさんが鋭利な、カリスマ的存在だと思っている方にこそ、聞いていただきたい1枚です。


TENSAIBAKARECORDS公式配信

小野大輔『ドラマティック』

『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』の主題歌であり、ウルトラマンタイガ本編でもナレーションを担当していた小野大輔さんが初めてタイガの楽曲に携わりました。

 

タイガ・タイタス・フーマの3人と、変身する工藤ヒロユキの関係を歌った歌詞は、これまでのウルトラマンタイガという物語を振り返っているようでもあり、まさにウルトラマンタイガの物語の最後を飾るに相応しい楽曲となっています。

 

元々、3月公開予定だったものが8月となり、待ちに待った中で公開されたため、映画本編に加え、この楽曲もよりパワーを持つようになり、苦しい時代だからこそウルトラマンの姿に勇気を沢山貰いました。


Lantis公式配信

遠藤正明『ご唱和ください 我の名を!』

そんなタイガの後を受け継いだのが、去年空前のブームを巻き起こした『ウルトラマンZ』です。

 

明るいストーリー性に加え、これまでウルトラマンシリーズ全体を通して描かれたジレンマにも切り込むなど、毎週目が離せない。というのはこの事かと思いました。

結果、明らかにこれまでウルトラマンに触れたことがない人が次々とZにハマっていき、結果としてネット流行語大賞2020においても6位を取るなど、ここまでのブームあっただろうか?となりました。

 

そのオープニングテーマがこの曲であり、遠藤正明さんの17年振りとなる特撮作品の主題歌担当となりました。

しかし、17年振りなのに、全く衰えを感じさせない遠藤正明さんの歌声はさすがであり、この肺活量はなんだ!?としか思えないほどのシャウトはまさに圧巻の一言です!

これぞ特撮ヒーローソング!と誰もが口を揃えて言える、今の時代にこれを待っていた!と誰もが待ち望んでいた熱い1曲となっています!

CRYSTAL LAKE『INTO THE GREAT BEYOND』

これを紹介するべきか迷いましたが、あえて最後にこれを紹介させていただきます。

 

CRYSTAL LAKEが、前ボーカルのVeronさんだった頃に発表したアルバムの中がら厳選して選ばれた楽曲達を、今のメンバーで再レコーディングをしたセルフカバーアルバム『THE VOYAGES』の最後を飾る曲であり、2ndアルバム『INTO THE GREAT BEYOND』の表題曲でもあります。

 

もはや日本を飛び越え、世界を代表するメタルコアバンドになったCRYSTAL LAKEが、前時代の楽曲をカバーするだけでも胸熱であり、今の彼らだからこそやれる展開の仕方は圧巻です。

特に最後に、Ryoさんのボーカルに加え、前ボーカルであるVeronさんがカメオ的にシャウトを入れるシーンは、過去と現在のCRYSTAL LAKEが1つとなった瞬間であり、圧巻です。


JMS公式配信

まとめ

というわけで今回は、2020年の個人的ベストソング10曲を紹介させていただきました。

 

流行もへったくれもあったもんじゃないですが、それでも1人は反応してくれる方はいることでしょうし、逆に自分自身書くことによって、1年の振り返りともなるため、例え誰も読まなくても、この企画は個人的に続けていこうと思います。

 

そして、改めて2021年もこのブログをしっかり続けていこうと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

それでは!

音楽

Posted by naishybrid