ウルトラマンと関係があるロックバンドを4つ紹介!

2019年5月5日

記事をある程度書いてきた中で、読んでくださっている皆様も、いよいよ僕が頭のおかしいやつだと少しずつ分かっていただけてきているのはないのでしょうか?w

特に、僕は特撮とロック(特にパンク・ラウド・ハードコア)に強いというのは記事から分かっていただけるかと思います。

ですが、この2つについて熱く語れる人って、僕の経験からすると、オタクのオフ会で集まってもあまりそうはいないんですよね。

特撮の部分をアニメに変えて、アニメとロックに強い人というのは結構多く見かけます。

あるいは、というがこれが一番スタンダードですが、どちらか片方が強い。という方ですね。

だからこそですかね。僕はこのブログを通して特撮が好きな人にカッコいいロックを教えたい。また、ロックが好きな人に、特撮とかwwwってバカにする人に、こんなに特撮って面白いんだよ。って少しでも良さを伝えたいんですよ。

その為、なんとかこうとか接点を見つけたいと思っていたのですが、一番特撮とロックで繋がりがあるものがありました。

それが、今回の記事にもある、ウルトラマンに関係するロックバンドです。

え?そんなのいるの?と思う方は特撮、いやウルトラ好きもロック好きでもいると思います。
しかし、これが実はいるのです!中には、ロック好きがえっ!?このバンドウルトラマンに関係してんの!?って驚くバンドもいると思います。
前置きが長くなりましたが、今回はウルトラマンと関係するロックバンドを4つ紹介します!

科楽特奏隊

このバンド名、ウルトラマン好きからすればピン、と反応すると思います。

科学特捜隊といえば、初代ウルトラマンの防衛チームの名前です。
その名前を元にしたバンドが、この科楽特奏隊です。
このバンド名の通りなのですが、ウルトラマンの曲をカバーが中心です。
百聞は一見に如かず。ということで、まずはこちらを聞いてみてください!


TOKUMAJAPAN公式配信

聞いてもらってわかる通り、バンド名以上にクオリティがとても高い!

その理由として、メンバーにオワリカラのボーカルとしても活躍するタカハシヒョウリさん

元THEラブ人間・現フレンズのボーカルとして活躍するおかもとえみさん

THE 夏の魔物で活躍する大内ライダーさん

等がいるのです!

ロックが好きな方でしたら、どれかのバンドは名前を聞いたことがあるかと思います。

その為、バンド自体のポテンシャルがとても高いのです!
もちろん上手いだけでなく、愛も溢れています!

いや、愛しかない!もう愛の押し売り!!これまさにオタクの鏡や!!

と言えるほどに愛を込めてカバーをしているのが伝わります。

その活躍はウルトラマンに携わった方々にも伝わり、PVにはウルトラマンのスーツアクターやウルトラセブンでアマギ隊員として活躍した古谷徹さんが出演しています!

また、去年出したメジャーデビューアルバム『ウルトラマン・ザ・ロックス』のウルトラマンエースのカバーでは、ウルトラマンジードのペガ役や、漫画版ULTRAMANで北斗を演じる潘めぐみさんもゲストボーカルとして参加しています!

そして、メジャーデビューアルバムという名目でもあるので、円谷プロ公認のカバーアルバムとなっております!

これは、彼らからしたら本当にうれしい事だったと思います!元々ファンであった自分たちが自分たちが応援していたウルトラマンシリーズを作り出した円谷プロに認めてもらえる、というのはファンからしたらもう、言葉には表せない喜びだったと思います!

そして、メンバーの1人、ギターの中村遼さんは、去年10月、あるバンドに電撃加入しました。

それが、次に紹介するバンドです。

POLYSICS

POLYSICSは、去年結成20周年を迎えたベテランバンドです。

DEVOに影響を受け、そのソウルの継承者として、当時日本では中々いないテクノポップとニュー・ウェイブを取り入れたバンドでした。

また、未だになのですが、全員お揃いのつなぎとバイザーをステージ衣装としています。
これもまた、DEVOから影響されています。

20年経っても、一切音楽性を変える事なく変わらずPOLYSICS節!とも言えるようなサウンドを常に提供してくれています。

このバンドに、先ほどの科楽特奏隊のギターでもあるナカムラリョウさんが加入いたしました。

元々、POLYSICSは2010年に、シンセサイザー兼ボーカルを担当していたカヨさんが脱退し、それ以降はずっと3人体制で活動を行ってきました。

なので、まさか7年経って新メンバーが加入。しかも科楽特奏隊のメンバーが!?と発表され時はとても驚きました。

加入の理由は特に語られていないのですが、ボーカルのハヤシさんがウルトラマンシリーズが好きであるので、そこから話が盛り上がって加入まで至ったのかなぁと、少し邪推してしまいます(笑)

まさか、このボーカルのハヤシさんがウルトラマン好きだから入れたの?と思うかもしれません。
それも一つありますが、他にも入れた理由がもう1つあります。

それは、彼らが2015年に出したこのアルバムです。

 

 

もう、画像を一目見てわかる通り、ウルトラ怪獣がテーマとなっています。

ここの表紙に出ている怪獣達の声をサンプリングし、それを一つの曲にしています。

そして、ウルトラファンが見れば言いたくなると思うのですが、この怪獣の幅広いチョイスですよ!

ゴモラやバキシム等の人気怪獣はもちろん、ビーコンやガラキングなどのマニアックなチョイス等、本当にウルトラ怪獣が好きなんだというのがわかるチョイスですよ・・・
また、このアルバムの特設サイトでは、ハヤシさんの怪獣解説もあり、ウルトラファンも納得の解説となっているので、ぜひこちらもご覧になってください

そして、このアルバムのリード曲でもある、怪獣殿下 ~古代怪獣ゴモラ登場~では、PVにゴモラが登場しており、POLYSICSのバイザーを着けているゴモラという、他では絶対に見れないゴモラが観れます!!


POLYSICS Official YouTube Channel公式配信

ちなみに、これは2015年に発売されたアルバムだったのですが、当時のウルトラマンフェスティバルに行った際、物販のCDコーナーに立ち寄ったら、円谷公認なのにこのアルバムは置いておらず、おいなんで円谷プロ公式のウルトラマンフェスティバルなのに置いてねぇんだ!?って危うくスタッフに文句を言いそうになりましたw

THE STARBEMS

THE STARBEMSは、

元BEAT CRUSADERSのボーカル、ヒダカトオル(日高央)さん

を中心に2013年に結成されたパンクバンドです。
メンバーには、

元毛皮のマリーズの越川和真さん

もいます。

このバンドは、特にウルトラマンとコラボしているという訳では無いですが、実はとても関連しているところがあります。

それが、バンド名です

THE STARBEMS、スターベムス。これを入れ替えると、ウルトラファンならピン!ときたのではないでしょうか?

そう、ベムスターになるのです!

 

 

 

と思った方、残念ながら違います。

バンド名の由来となったものは、彼らのファーストアルバムにその答えがあります。

SAD MARATHON WITH VOMITING BLOOD

日本語訳すると、「血を吐きながら走り続ける悲しいマラソン」

もう、ウルトラファンなら分かったのではないでしょうか?

STARBEMSを日本語訳すると『星獣』となります。

そう、

THE STARBEMSは、ギエロン星獣から取っているのです。

なぜこの名前にしたかと言うと、インタビューでちょうどバンド名を決めている時、たまたま日高さんがギエロン星獣の事を思い出したそうです。

その当時、日本では原発のことが大きく問題となっていました。STARBEMSもまた、震災をきっかけに結成されたバンドであるということと、ギエロン星獣が放射生物質を光線として発射するという点にシンパシーを感じたことから、このバンド名とファーストアルバムにしたそうです。

このファーストアルバムのタイトルも、ギエロン星獣が登場する話の中に出てくる、モロボシ・ダンのセリフです。この台詞の重みはぜひ、その話を見ていただきたいです。

なので、実はウルトラマン、特にウルトラセブンと繋がりがあるのです。これは、ロックファンでも知らなかったという方は多かったのではないでしょうか?

当初はラウドロックがメインの音楽でしたが、最近はパンクサウンドに音楽性を変えています。ですが、それでも変わらず素晴らしいメロディーセンスを発揮してくれていますので、ビークルは聞いてたよっていう人はぜひ聞いてみるのをおススメします!


Sony Music (Japan)公式配信

Pay money To my Pain

これはウルトラファンでもご存知ではないでしょうか?
むしろ、ロックファンの方が、なんでPTP?と思うのではないかと思います。

これは、意外とPTP Babyz(PTPのファンのこと)でも知らないという方が結構いるのですが、PTPの曲でも人気の高い1曲

『Another day comes』

は、2007年に放送されていた

『ULTRASEVEN X』の主題歌になっていました!

その為、意外とウルトラファンは彼らを前々から知っていたのです!

かくいう僕も、まさにセブンXでPTPを知りました。
今思えば、あれが僕がラウドロックを初めて触れた瞬間だったと思います。

話が逸れましたね。
そして、これもウルトラファン・ロックファン両方に関係するのですが、2013年に公開された赤々煉恋という映画があるのですが、こちらの映画の主題歌には、Pay money To my Painの楽曲『Rain』が使われています。
ちなみにこの曲、PTPの最後のPVになった楽曲で、最後にちらっと映る、タトゥーまみれのKの腕が泣けます。。


ptpofficial公式配信

さらに、主題歌だけではなく、劇中歌にもPTPの名曲『Home』が使われています。

それだけではなく、劇中BGMもPTPのベーシストであるT$UYO$HIさんが全て担当しております。

これだけで、ロックファンからすれば見る価値は大いにあるのではないでしょうか?

で、ここからはウルトラファンに向けての話となるのですが、この映画の監督は、平成ウルトラシリーズを多く担当している小中和哉監督なのです!

そして主演は、今や超有名女優となりましたが、まだ名がそこまで世に知られていなかったエメラナ姫こと土屋太鳳さん!

更に、仮面ライダーフォーゼで城島ユウキ役の清水富美加さん(現千眼美子さん)と、朔田流星役の吉沢亮さんも出演しております!特撮ファンならこれだけでもビビっ!とくるのではないでしょうか!

更に更に!それだけではなく、この赤々煉恋の原作者の朱川湊人さんは、ウルトラマンメビウスで怪獣使いの遺産や無敵のママ等の脚本を書いているので、この映画実はウルトラマン関係者が多く参加しています!

以上のことから、実はPTPとウルトラシリーズは中々深い繋がりがあるのです!

 

 

いかがだったでしょうか?
ここに上げてるロックバンド以外にも、ウルトラマンと何かしらの繋がりがあるロックバンドは沢山います。
最近ですと、アジアの人気ロックバンドMAYDAYのPVに、ウルトラマンネオスとバルタン星人が出ていたということがありましたね。

これ以外にも、探せばまだありますので、ぜひ、自分自身でも調べてみて、気づいたらロック好きになってた。あるいは、この僕の記事読んで少しウルトラマンが気になり、どの作品でもいいので、ウルトラマンを見るというきっかけになれば、これ以上嬉しいことはないです。
ぜひ、両方好きな人はもちろんのこと、片方しか知らない人がもう片方の世界を好きになってくれることを祈っています。
それではまた。

音楽,特撮

Posted by naishybrid