平成フェスベストアクトを11個挙げる!(前編)
先日、Twitterを何気なしに眺めていたら、
#平成フェスベストアクト
というタグを見つけました。
元々このタグは、はちくんさん(Twitterアカウント:@Hat_chyu)という方が考えたハッシュタグです。
このハッシュタグに、多くの音楽好き、そしてライブ・フェス好きな方々が多数ツイートしていました。
ただ、平ったく言わせていただくと・・・ライブ好きとしてこんな面白そうなタグを見せられて書きたくならないわけがない!!
そしてこのタグを見た昨日の夜から、自分が参加したフェスのことを思い出し、絞りに絞って、考え抜いた結果・・・
10個じゃ収まらず11個になりました(猛爆)
なんとか10個に絞りたかったのですが、色々考えた結果どうしてもこれは外せない!というのが積み重なった結果、こんな中途半端な数字になりました(猛爆)
ただ、こうして選んだ11個のフェスのライブは、どれもこれもがヤバかった、と今振り返ってみても言えるライブばかりです。
というわけで今回は、僕が参加してきたフェスの中で特に素晴らしかったライブを11個挙げていきます!
が、思いのほか長くなる気配がビンビンにしているので、前編・後編に分けてお送りさせていただきます(猛爆)
また、上から時系列順に並べていきます。
平成フェスベストアクト11選!(前編)
GG11『BRAHMAN』
このイベントは、僕が初めて”フェス”というものに参加したフェスでした。
そしてこの日に、BRAHMANも初めて見ました。
この日なのですが、その数日前に伝説のイベント『AIR JAM 2011』が開催されていたという事もあり、おそらくそちらをフェスのベストアクトに挙げる方が多いでしょう。
ですが、僕は初めて生で見たこの日を選びます。
今となってはBRAHMANのライブに何十回と参加しており、どういうライブなのかはある程度分かっているのですが、ただ、この日のライブは今思えば少し違っていました。
前口上のMC中に、客席からある一人がとてつもなくデカい声でTOSHI-LOWさんに向けて罵声とも取れる言葉をぶつけていました。
こんな事、今も昔もこれっきりでした。
そんな罵声とも取れる言葉をぶつけられているにも関わらず、淡々と言葉を続け、さぁ、BRAHMANはじめます。といった瞬間の鳥肌は今も覚えています。
その日のライブはもちろん凄かったのですが、ライブ以上にMCの方にグッときたのです。
MCの内容を要約するとこうです。
AIR JAM2011が終わって2・3日経ったある日、被災地の300人も入らないライブハウスの人から電話がかかってきた。
AIR JAM2011のその日の朝、被災地・東北の方で知り合った仲間の人が、彼女と2人で車に乗っていた際、事故に遭いそのまま帰らぬ人となったという話を聞き、その4年前に100人も入らねぇようなバーに毛が生えたようなところで打ち上げの時にありがとう、ありがとうって何度も言われて、いいよいいよって言ったのに・・・AIR JAM2011の朝、あと数時間すれば、あの3人組が見れたのに・・・悔しいなぁ。
という旨のMCをされていました。
AIR JAM 2011のMCはBRAHMANが出したDVDにも付属しており、知っている方も多いでしょうが、その日の朝にそんなことがあったというこのMCは、あまり多く聞きません。
このMCの後に聞いた霹靂にものすごく感情を揺さぶられ、40分程度のライブでしたが、一瞬でBRAHMANの虜になり、そして今に至るとても大切なライブでした。
DEVILOCK NIGHT THE FINAL『9mm Parabellum Bullet』
ファッションブランドDEVILOCKの終了に伴い開催されたDEVILOCK NIGHT THE FINAL。
2日間で数多くのアーティストが出演していましたが、中でもこの日の9mmのライブが群を抜いて、間違いなくMVPと言えるほどの素晴らしいライブをしていました。
元々この日は、ダイブ・モッシュがどのアーティストでも多発しており、普段ダイブ禁止(誰もしない?)の9mmでも、とてつもない量のダイバーであふれていました。
中でもこの日の最大のハイライトと言えるシーンは、MCで「今日は暴れん坊が多いという事で・・・」という卓郎さんのMCから
METALLICAのカバーをやります
から始まったMotorbreathのカバーは、とてつもない盛り上がりでした。
RUSH BALL2013『POTSHOT』・『[Champagne]』
今でも忘れられない0泊3日の弾丸RUSH BALL旅行。
深夜バスで東京から会場まで向かい、12時間丸っとRUSH BALLを楽しんだ後にまた深夜バスで東京へ帰る・・・というおそろしい旅行でしたが、ライブ自体はどれもこれもが良かったです。
そしてこの日なのですが、他は1フェス1バンドにしているのですが、どうしてもこのRUSH BALLではこの2組を入れたいと思い、ここだけはあえて2つにしています。
まずはPOTSHOT!
今でこそPOTSHOTは、一年に数回だけライブを行い、解散。そしてまた翌年少しやって解散・・・と、今や日本で一番再結成と解散を繰り返している(はず)バンドです。
そんなPOTSHOTが今の活動形態になるきっかけとも言えるのが、この年のRUSH BALLです。
この年、RUSH BALLが15周年を迎えたという事もあり、それを記念してPOTSHOTが一時的に再結成をし、出演するという事になりました。
そのため、会場には昔からのファンや自分を含めたこれが初めて見るという方など、多くのファンがステージに詰めかけ、POTSHOTのボーカルRyojiさんもMCで言っていましたが「知らなくてもウォーウォーイェーイェー言っておけば大丈夫!」という誰でもウェルカムなライブはとてつもない盛り上がりとなり、ライブ終了後には客席から自然とウォーウォーイェーイェーコールが起こるなど、この一回限りじゃ寂しい!もっとやってくれ!というファンの想いがひしひしと伝わってくるライブでした。
そしてこの日、もう一つのハイライトが、この[Champagne]。
現在は名前が変わり、今やどのフェスでもトリを務めるバンドとなった[Alexandros]です。
当時はそんな事微塵にも思いませんでしたが、2014年に現在のバンド名に変更となったため、[Champagne]名義ではこれが最後のRUSH BALL出演となりました。
この日、トリ前の出演となり、前年出演した際にMC中に放った「次は夜の時間帯に会いましょう」という公言を果たし、その気合は見てる側からしてもひしひしと伝わってきました。
更にこの日、2012年のRUSH BALLでサカナクションがライブをしている時に見た光景に悔しさを感じ、そこから生まれた楽曲『starrrrrrr』を最後にプレイするなどこのフェスに対する並々ならぬ思いをぶつけ、パンクバンドが中心だったこの日に強烈な印象を多くのオーディエンスに与えていきました。
また、最後の方に「次は必ず最後の時間に会いましょう!」と宣言し、実際翌年、starrrrrrrが生まれるきっかけとなったサカナクションも出演した中で、それら並居る猛者達を抑え、有言実行でトリを飾りました。
Red Bull Live On The Road 2014『RAZORS EDGE』
この日のRAZORS EDGEのライブは強烈だった、と参加した誰もが言いたくなるほど強烈、いや痛烈でした。
まず、登場してきた瞬間にボーカルのケンジさんが客入りの少ないフロア。そのフロアから見て右側部分を指し
「俺は今日こっちでしかライブやらん!左は見ない!もういないもんだとする!」
と宣言し、お客を右側に集中させ、そこからはもういつも通りのライブ・・・よりも過激でした。
曲の途中、この曲のサビでお前ら俺らのステージ上がれ!いいか、コーストのステージじゃなくてレイザーズのステージだからな!と言い放ったら、キッズが間違えてサビどころか最初からレイザーズのステージ(大事な事なので2回言いました)に上がり、数十名がステージの上でわちゃわちゃしだすというカオスなステージに。
さらにそれだけでなく、この日ステージ後方に用意されたRed Bullが描かれた丸テーブルをファンが暴れているフロアまで運んできて、それをコンガ代わりにしつつそれを中心にサークルモッシュまで発生するという、後にも先にも新木場スタジオコーストでこんなめちゃくちゃなライブを見た/体感したのは人生初であり、レイザーズのファンでもあの日はちょっと異常だったと語るほど、衝撃的なステージでした。
(ちなみに後方から持ってきた丸テーブルはライブ終了後ちゃんと皆で戻しました。)
そして余談ですが、この日のレイザーズで一番暴れていた人が、aikoのTシャツを着ていた人だったということも大事な事なので記しておきます。
BAYCAMP2014『Dragon Ash』
このDragon Ashのライブの前に[Alexandros]のステージだったのですが、途中雷の影響で1時間ほど中断し、警報が解除され再び[Alexandros]のライブが始まった途中、土砂降りのような大雨が降ってきました。
それでも全力でプレイした[Alexandros]も素晴らしいライブだったのですが、僕はこの後にプレイしたDragon Ashをピックアップします。
中断ということもあり、予定時刻を大幅に越え日付が変わった深夜12時半からDragon Ashのライブが始まるというだけでも貴重ですが、一曲目からライブアンセムのFantasistaのイントロが鳴り響き、Kjさんが
待たされてイライラしてたんだろ?
と客席を焚きつけると、土砂降りだろうがダイブモッシュのオンパレードに。
そのFantasistaが終わると、Kjさんがペットボトルの水を頭からかぶりこれで俺もビショ濡れだ。お前たちの仲間だ!とこの悪天候の状況下でのライブでより一体感を生む、なんともニクいパフォーマンスをしてくれるKjさんの男っぷりに惚れないわけがない!
最後はライブでもごくたまにしか披露されない、かつフェスではトリで登場した際のアンコールでしかほぼ披露されないViva la Revolutionで締めるなど、終わるころには深夜1時を回っていましたが、眠気なんてどこかへ消え去ってしまうほど、とにかく男気溢れる熱いライブでした。
というわけで今回は、自分が選ぶ平成フェスベストアクト11選・その半分を紹介させていただきました。
後編は、2015年以降に見たフェスでのベストアクトを紹介していきます!
後編は以下のリンクからどうぞ
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