急逝から6年。今も輝くPay money To my Painを振り返ろう

2019年7月30日

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2012年12月30日

6年前のこの日、1人のボーカリストが、この世から去りました。

ラウドロックバンド

 

『Pay money To my Pain』

通称PTP

 

そのボーカル

『K』こと、後藤慶氏。

 

まだ今のように、SiMやcoldrain等、いわゆるその辺りのバンド一帯を総じて『ラウドロック』と呼ばれるジャンル。
そう呼ばれる前から活躍していたバンドです。

享年31歳という、あまりにも若すぎる年齢でした。

一般にその発表がされたのは、年が明けた2013年の1月10日でした。

その衝撃はあまりにも大きく、今でもその日のことは、とてもよく覚えています。

そのKさんの急逝から早6年。

ロックを取り巻く環境の変化や、PTPがいた頃にはいなかったバンドがどんどん第一線に出るようになり、同時に若いロック好きの子も数多く生まれてきました。

勿論こんなことを言ってもしょうがないことではありますが・・・当然PTPのことを知らない。という人も多くなってきたかとは思います。

ただ、この日くらいは、一度でもいいのでPTPのことを思い出してほしい。あるいは知ってほしいという思いがあり、今回、紹介させていただきます。

Pay money To my Painとは

Pay money To my Pain、通称PTPは、2004年に結成されたバンドです。

メンバーは

 

K(ボーカル)
T$UYO$HI(ベース)
PABLO(ギター)
ZAX(ドラム)

 

の4人からなるバンドで、2008年まではもう一人ギターとしてJINさんがいました。
ちなみにJINさんはPTP脱退後、GReeeeNのプロデューサーとしても活躍されています。

彼らの特徴は、なんといってもヘビーなサウンドにボーカルのKさんの唯一無二の声が合わさったサウンドでしょう。

激しいシャウトも出来ればしっとりとしたバラードも歌える。
けれどその声はどこか悲しみを、痛みを帯びつつ、けれども同時に光もある。

そんな印象を僕は聞きながら受けています。

このどこにもない、これまでシーンにいなかったサウンドは多くのリスナーやバンドマンから支持されました。

今現在日本のバンドとして世界の最前線で戦っているONE OK ROCKはもちろん、SiMやcoldrain、RIZEやDragon Ash等、同じシーンで活躍するバンドからの支持はもちろん、今でこそそこまで珍しいことではなくなりましたが、V系と呼ばれるジャンルのバンドであるlynch.やBUCK-TICK等からも支持され、ある種ラウドシーンとV系を繋げてきた存在だと、振り返ってみると感じます。

2012年、Kさんの精神的な疾患により、予定していたツアーをキャンセルすることになり、2013年はPTP復活の年になる予定だったのですが、最初に述べたように、12月30日にKさんが急性心不全によりご逝去されました。

そのKさんが亡くなられた1年後の12月30日、PTPが目標としていたZepp Tokyoでのワンマンライブを、Kさん以外の3人で行い、それを最後にPay money To my Painは活動を停止しました。

PV

PTP公式配信

PTP公式配信

PTP公式配信

最後に紹介したこのRoom #103は、活動が停止した2013年の1年後の12月30日、突如公開された未発表曲です。
元々、バラード曲として発表する予定だったものがボツとなったのですが、この歌詞がまさにKさんのいないこの状況に合っていうということ等から、発表されました。

PTPメンバーの現在の活動

ベースのT$UYO$HIさんとZAXさんは、PTPと親交がずっとあったRIZEのボーカルJESSEさんと元RIZEのギタリストのNAKAさんと共に『The BONEZ』というロックバンドとして活動しており、活動5年目となる今年、PTPが活動を停止したZepp Tokyoでワンマンライブを行いました。

TENSAIBAKA RECORDS/The BONEZ 公式配信

また、このほかにもZAXさんは、元THE MAD CAPSULE MARKETSの上田剛士さんのソロプロジェクトであるAA=でも活躍しております。

特に、この楽曲はTakeshiさんとZAXさんの2人のぶつかり合いのような楽曲となっており、サウンドはもちろん、プレイにも注目です。

AA=公式配信

一方、ギターのPABLOさんは、バンドのプロデュース業や、アニソンアーティストのLiSAさんのバックバンドのギタリストや、Dragon AshのボーカルのKjさんのソロプロジェクトであるKj and The Ravensのギタリスト等、多方面で活躍しております。

更に、PABLOさんとZAXさんの2人からなるオルタナティブロックユニット『POLPO』としても活動しております。

POLPO公式配信

このように、PTPのメンバーは、様々なところで活動をしております。

というよりも、これはおそらく僕の想像なのですが、PTPの周りにいた仲間たちが、絶対にほっとかなかったのでしょう。
絶対に彼らを表舞台から降ろさないという意思もあったのでしょう。

だからこそ、こうして今でもPTPの遺伝子や音が今でもずっとあり、感じることが出来ると思うのです。

僕のPTPへの想い

これは読んでも読んでいただかなくても構わないのですが、最後に、僕の想いを記させていただきます。

誰しもが思っている事でしょうが、PTPが見たいはずです。

ただ、これはPTPが最後にライブをした時、最後のMCでZAXさんが言った言葉なのですが

 


「みんなKがこの世を去ってから、心にぽっかりと同じ大きさの穴があいてると思う。

でも、俺は、その穴は埋めなくていいと思うんだよ。

だってこの穴がKそのものだから。

これがK自身だから。」

 

まさにこれはPTPのファンが思っていることでしょうし、これを聞いて、誰しもが埋めようとしなくなったのだと思います。

PTPのファンは、その穴が開いたまま生きていく。
知らなかったけどファンになった子も、その穴は分からないけれどPTPと生きていく。

そうやって一人一人が、PTPと生きていくのだと思います。

 

 

そしてこれは、Pay money To my Painが2016年に販売されたCDやDVD、TシャツがセットになったBOXを買った人なら分かることですが

 

 

あのBOXには、2116年12月6日に、別の世界で行われるライブのチケットが入っています。

 

当たり前ですが、それが本当に行われるか、そんなの誰も知りませんよ。

 

ただ

 

 

棺桶にそのチケットを入れてもらい、それを別の世界に持っていき、信じているやつだけが行ける。
それでいいのだと思います。

 

 

また、そのチケット代は、Free。
そして、時間無制限となっています。

それこそ、Pay money To my Pain=俺の痛みに金を払え

というバンド名なのですが、おそらく、その別の世界は痛みのある世界ではなく、痛みのない世界だから出来るのだと思います。

だから金を払わなくてもいいのだと思うのです。

まぁ、Kがファンに与えた痛みを考えたら、フリーライブやって当たり前だ!!と思う方もいるかもしれませんがw

そんな今日、12月30日の命日。

Kさんを思って、PTPの曲を聴きながら、タバコを吸っている方でしたら、Kさんが吸っていたハイライトを吸って、思いをはせてみてはいかがでしょうか?

・・・でもやっぱり、Pay money To my Painのライブ見たいなぁ・・・

音楽

Posted by naishybrid