【異色作】ウルトラマンネクサスを紹介!【18年かけて得た正しい評価】

2023年1月10日

正直、この作品を一気見したのは1ヶ月前なのですが、1ヶ月経っても熱が冷めることがなかったです。

 

それほどまでに、ウルトラマンネクサスという作品の熱が下がらず、特に今年はまさに、ネクサスという作品そのものが再評価・注目された年だと思いましたので、やはり一ウルトラファン、そして、当時振りに1から最後まで見た、このウルトラマンについて紹介したいと思い、こうしてブログを書いているわけです。

 

先程も話しましたが、僕は18年前、当時リアルタイムでネクサスを見ており、好きとは言いつつも、それ以降見返すということはなかったです。

 

しかし今年、少し時間が出来たタイミングがあり、かねてよりもう一度観たいなと思っていたので、よし、と覚悟を決め見たところ・・・当時以上にどハマりしました(猛爆)

大人になってから観たネクサスは、当時子供故わからなかったところや、いまいちワードとしてわからない部分の知識が備わった上で観たことで、当時以上に話に入り込め、その完成度に驚き、未だに熱が下がらず今まで来てしまいました。

 

なので改めて、18年前の作品ながら、未だにこれを越える異色作はないと断言できる、究極の異色作であり、意欲作の、ウルトラマンネクサスについて、今回は紹介していきます!

ウルトラマンネクサスとは?

まず、ウルトラマンネクサスという作品について知らない人も多いので紹介していきます。

 

ウルトラマンネクサスは、2004年の10月~2005年の6月まで放送がされていたウルトラマンです。

TBS系列で放送されていたのですが、放送時間帯が土曜の朝7:30~8:00までということで、知らない人も多いかもしれません。

 

この作品ですが、最大の特徴が、あまりにも暗いテイストや、この朝の時間帯とは思えないほどのホラーテイスト・鬱展開など、これまでのウルトラマンシリーズではなかった展開が全編にわたり展開されたことや、スペースビーストと呼ばれる怪獣が、とてつもないほどグロく、全くもって子供受けしない怪獣でした。

そのため、本来予定されていた放送枠は1年だったのですが、そのあまりにも苛烈な展開故、1クール削減され、打ち切りになったのです。

 

今では、特撮が打ち切りになるのはあまりないですが、これは2000年代以降珍しく起こった、特撮の打ち切り作品だったのです。

当時の評価としても正直いいものではなく、かつ、玩具の売上も悪く、売上という意味では、決していい作品とは言えませんでした。

 

とはいえ、当時から一部のコアなファンからは非常にウケていたのですが、その後なかなか客演などにも恵まれず、日の目をなかなか浴びないままでした。

 

しかしこの近年、客演の機会にも恵まれてきたことで、ウルトラマンネクサスそのものに興味を持つ人が増えてきたこと。そして何よりも、サブスクリプションの動画配信サービスで一気見出来る環境が出来たことで、その当時見ていた人でもそうでない人でも気軽に見れる環境が出来たことで、少しづつ評価が持ち直してきました。
(といっても中身の半分近くは全然気軽に見れるもんじゃねぇですが)

ここの再評価については、後程改めて記述させていただきます。

あらすじ

近未来。我々が知る「現在」と何ら変わることのない風景。しかし、実際には、世界各地で異生獣(スペースビースト)が原因の怪事件が報告されていた。この事態を人知れず解決するため、世界レベルで、防衛機関(TLT:ティルト)が結成された。その日本支部が「TLT-J」。そして、その下部組織として、ナイトレイダーと呼ばれる特殊任務班が設置された。彼らの任務は極秘裏にスペースビーストを駆除することだった。

完璧な作戦成功率を誇るこのナイトレイダーの前に新種のビーストが出現し、新たな局面を迎えた時、謎の青年が颯爽と現れた。そして、同時に光の巨人ウルトラマンネクサスも登場する。
彼こそがネクサスの第一適能者、姫矢准であった。
ネクサスは、時空の歪みに「メタフィールド」と呼ばれるバトルゾーンを形成。巨大化したビーストをこの空間に引き込み、戦いを繰り広げる。
そして、TLTも特殊飛行メカを合体させることで、この空間に突入可能となり、ネクサスと共に戦うことなる。

TLTの新隊員、孤門一輝は、和倉隊長以下、数人の隊員と一緒に激務をこなしてきた。しかし、姫矢との出会いにより、自分の任務と取り巻く状況に疑問を持つ。組織の謎や隊員の過去、ネクサスとは?ビーストの正体は?・・・
孤門は、姫矢や仲間との友情を築きながら、徐々にその核心へと迫っていくのだった。
(参照元:hicbc.com : ウルトラマンネクサス・番組紹介より引用)

ウルトラマンネクサスという作品の特徴

主人公が変身、しない

このウルトラマンネクサスという作品の最大の特徴は、なんといっても、主人公がウルトラマンに変身しないんです。

 

そんな馬鹿な、と思うかもしれませんが、これが本当なんです。

 

主人公の『孤門 一輝』は、レスキュー隊員から、このウルトラマンの防衛チームである『ナイトレイダー』という組織に所属することになるのですが、この組織がまぁーーー、暗いわ隠蔽まみれだわという、正義の組織・・・ですよね?と疑わざるを得ません。

仲良しこよしが全然なく、なんて過激なチームに所属されたんや・・・と初見なら思うこと間違いなしです。

 

おまけに、これは本編を見ればわかるのですが、とにかく、とにかく、酷い目に遭うのです。
本当に、ここまでやる・・・?ってくらいにボロボロにされ、人の心がねぇのかよ!と画面に文句を言いたくなるほど、ボロボロにされます。

 

それはぜひ本編を見ていただければと思いますが・・・重ねて言いますが、当時これを週一回放送していたんです。

多分、見たら言うと思います。こりゃ当時人気出ねぇわ・・・と。

 

しかし、そんな多くの辛い出来事を乗り越えていき、人として成長していく孤門のカッコ良さは見ていけば好きになること間違いなしですし、ウルトラマンでないからこそ、ティガで言われていた、"人として出来ることを最後までやる"を、人間の身で実践する主人公は、数あるウルトラマンシリーズでも孤門一輝だけだと間違いなく言えます。

ウルトラマンに変身するのは防衛チームの人間、ではない。

ここまで書いてきて、じゃあネクサスは誰がなるんだ?と思った人もいると思います。

ネクサスは、防衛チームの人間ではなく、全く外部の、第三者が変身するのです。

 

序盤は、元戦場カメラマンの『姫矢 准』という人物がネクサスとして戦っていきます。

これだけ聞くと、へーそうなんだ。と思うかもしれません。

 

しかし、次に紹介するのが、ネクサス最大の特徴です。

ウルトラマンネクサスは、複数の人間が変身する

ウルトラマンネクサス最大の特徴は、光を受け継いでいくのです。

 

どういうことかと言うと、姫矢准は、話の途中で退場します。

 

ではどうなるかと言うと、姫矢 准ではない別の人間が、その後ウルトラマンネクサスに変身して戦っていくのです。

 

姫矢 准の次に変身するのは『千樹 憐』という人間が変身し、ネクサスとして戦っていくのです。

 

次から次に、色々な人間がウルトラマンネクサスに変身して戦っていく。これがウルトラマンネクサス最大の特徴です。

変身する人間がとにかく重い設定

ネクサスに変身する姫矢准、そして千樹憐なのですが、とにかく重い過去や設定を持っています。

ネタバレにならない程度でその重い設定について触れられればと思いますが、姫矢准は戦場カメラマンであった時に起きたある出来事がトラウマとなってしまった、千樹憐はとある理由で余命いくばくの命なのです。

この先はぜひとも本編を見ていただきたいと思いますが、変身する人間にこんなに重い背景があるウルトラマンは、間違いなくネクサスだけです。

 

そんな彼等が、本当に必死で戦う姿に、胸を打たれること間違いなしです。

連続ドラマ形式のストーリー

ハッキリ言いますが、このウルトラマンネクサスは、全37話見ないと全てがわからないです。

逆に言うと、1話でも抜かすと、それだけで話が分からなくなります。

 

この作りは、連続ドラマに近い作り方となっており、特撮で言えば、平成以降の仮面ライダーシリーズのような作り方です。

なので、こういった作風が好きな方であれば、ネクサスは必ずハマると思います。

スペースビーストが、グロい

先程も紹介しましたが、本作では怪獣という呼び方はされず、スペースビーストと呼ばれます。

そのスペースビーストが、兎にも角にもグロテスクなのです。

 

ビジュアルもさることながら、普通に人間を捕食します。

 

普通に捕食シーンもありますし、捕食エンドで終わる回もそこそこあります。
ぶっちゃけ言えば、平均9回のうち1回は捕食されて本編が終わり、エンディングに入る回があります。

 

ありえないと思われるかもしれないが、本当なのです。

そして何度だって言ってやります。
こんなものを土曜の朝の7時半に放送してやがったんです(笑)

 

ただ、なぜそこまでグロテスクなのか、そしてなぜスペースビーストは人間を捕食するのか。それもストーリーを見ていけばわかってきます。

 

というわけで、ここまでネクサスという作品の特徴について語ってきました。

次からは、僕が思うネクサスのオススメポイントを紹介していきます。

ウルトラマンネクサスのオススメポイント

主人公・孤門一輝の成長

本作の主人公である孤門一輝ですが、序盤は訳も分からないままこのナイトレイダーに所属することとなり、そして、多くの出来事を経験し、人として強くなっていきます。

 

ただ、先程も触れましたが、序盤はもう本当に孤門に同情しますし、中盤まで、本当に過酷過ぎる出来事が孤門に次々と降りかかります。

 

しかし、その困難を次々と乗り越え、人として成長していくその様は見ていけば感動すること間違いなしです。

そして、この孤門よりも現実の自分達の試練の方がまだ軽い、まだ立ち向かえると思えるようになり、ネクサスのテーマである、諦めるな、と自分に言い聞かせたくなり、どんな試練でも乗り越えられるようになると、ネクサスを見れば思えるようになります。

最後まで見たら、より一層この言葉の重みがわかるようになりますので、最後までしっかり見てください!

謎が謎を呼ぶストーリー

先程から語っているように、ウルトラマンネクサスは連続ドラマ形式なため、全37話全て見ないと話がわかりません。

 

なぜスペースビーストは現れるのか、なぜウルトラマンは姫矢准、そして千樹憐を選んだのか。ウルトラマンはどこから来たのか・・・など、序盤は見ていくのは本当に大変ですが、見れば見るほど続きが気になっていきます。

 

個人的に、ですが、今回改めて見直した際、わかっていたのですが、序盤本当にキッついなぁ・・・これ面白いんだっけ・・・?と、疑心暗鬼になりながら見ていました。

しかし、10話にもなると、あれ?この作品ってやっぱり面白いんじゃないのか?と不思議と思えてきて、そこからは見る手が止められなくなり、あっ、ネクサス見たいな・・・と、謎の中毒性が出てきました。

 

なので、序盤は辛いですが、それこそ諦めずに見続けてほしいと思います。

 

個人的な見方のオススメとしては、

1話~4話まで一気見。その後5話~8,9話まで一気見。10話~16話まで一気見。後はお好きなペースで・・・

これが、ネクサスの序盤~最後にかけての一番いい見方だと思います。

 

いや16話までこんな見方しろって、と思う方もいるかもしれませんが、大真面目に言いますが、こうやって見ないと気持ちが持ちません。

特に、10~16話は、本当にえげつない展開の連発ばかりで、途中で止まったらおそらく脱落します。

なので、ここだけはマジで、マジで、時間を確保して一気にガツッと見ることをオススメします。

ウルトラマンネクサスそのものの格好良さ

個人的に言いますが、僕は顔だけで言えば、ウルトラマンの中でもトップ3に入るくらいのイケメンだとネクサスは思っています。

 

顔もさることながら体のデザインもカッコいい。

加えて、ウルトラマンネクサスの声(シュワッ等の掛け声です)は、声優の増谷康紀さんが担当されているのですが、その声がまたとてもとてもカッコいいんです!

正直、ビジュアルだけで一目惚れすること間違い無しのヒーローです。

 

加えて、ネクサスの戦い方も特徴的であり、ネクサスは、強化形態となるジュネッスという姿になると、戦闘用フィールドとも言えるメタフィールドを展開して戦います。
うん、そうだね、プリキュアだね

 

ヒーロー作品において、敵が専用空間を出してヒーローを追い込むということはありますが、ヒーローの方がそういったものを出すというのはあまりありません。

だからこそ、他のウルトラマンにない戦い方も特徴的であり、かつ、必殺技もシンプルながらとても格好いいものばかりです。

 

散々格好いいと言っているため、おそらくわかっているかと思います。

僕はネクサスに恋してます(猛爆)

主題歌のカッコよさ

ウルトラマンネクサスといえばもう一つ、主題歌のカッコよさもあります。

 

オープニングである『英雄』・『青い果実』は、ニコニコ動画全盛の頃にMAD作品(今これ言って伝わるのかなぁ…)で多用されており、一時期、この曲は知ってるけどウルトラマンネクサスに使われていたことは知らない・・・という程に多用されていました。

 

かつ、これはあまり話題にならないのですが、エンディングも秀逸であり、三枝夕夏 IN dbが歌う『いつも心に太陽を』・『飛び立てない私にあなたが翼をくれた』。愛内里菜さんが歌う『赤く熱い鼓動』もウルトラマンネクサスにピッタリであり、個人的には赤く熱い鼓動のカッコよさは秀逸だと感じております。

 

ここまで書いてきて気付いた人もいるかもしれませんが、ネクサスはウルトラマンシリーズの中で唯一、ビーイングのアーティストが主題歌を担当していた作品なのです。

そのため、歌詞に一切ウルトラマンという言葉が出てきません。

 

ですが、全て見ればわかりますが、どの曲もこれ以上ないほど、ウルトラマンネクサスという作品にピッタリ合っており、ウルトラマンっぽくないと呼ばれるオープニングの英雄も、全37話見た時には、ウルトラマンネクサスの主題歌だ・・・!となり、聞くだけでネクサスを思い出すこと間違いなしです!

 

また、主題歌とは違いますが、本作のBGMは、『機動戦士ガンダムOO』や『ワールドトリガー』などの劇伴を担当されていた川井憲次さんが手掛けております。

そのため、川井憲次さんが好きな人も見てもらえればきっと楽しめると思います!

 

他にもまだまだ語りたい要素が沢山ありますが、これ以上書くとネタバレに繋がりかねないため、ここまでにしておきます。

 

というわけで次に、このウルトラマンネクサスという作品が当時打ち切りになったにも関わらず、近年再評価されはじめたことについても書いていきます。

近年の再評価について

まず、ネクサスという作品自体、売上的には悪かったですが、これを見ていた子供・・・とは呼べないような年齢の特撮ファンからは評価されておりました。

 

ただ、それでもその後何年にも渡り表舞台で日の目を見ることはありませんでした。

その後の映画にもちょこちょことですが、出てはいたのですが、それでもネクサスという作品そのものへの起爆剤となったかと言われたら決してそうではなかったです。

 

そんな中、転機となったのが2015年に放送されていた『ウルトラマンX』というウルトラマンにて、ネクサスが客演した回である『絆 -Unite-』という回でした。

 

この客演回は、X最終回2話前、つまり、最終決戦直前という大事なタイミングで出てきたのですが、この客演がネクサスの新作エピソードと言っていいほどの出来であり、ネクサスのエッセンスとカッコ良さがこれでもかというほど詰め込まれた回であり、未だに神客演と呼ばれているほどです。

 

更に、同年、当時児童誌に掲載されていたネクサスの漫画が、10年の時を越えて単行本化されたのです。

しかも、この漫画を描いていたのは、あの『GS美神 極楽大作戦!!』・『絶対可憐チルドレン』の作者でもある椎名高志先生なのです!

 

そんなビッグネームが当時描いていたストーリーに加え、今回の単行本化をきっかけに、当時放送期間短縮の影響で描けなかった最終回を10年越しに描き下ろしたのです!

この椎名高志先生のネクサスは、ネクサスという作品のエッセンスや重要な点を上手に入れ込んでおり、スピーディーながら熱さもあり、椎名版ネクサス、と呼ばれるほどファンからの評価も高く、当時から話題だったのですが、更に多くのファンから注目を集めることとなったのです!


 

そして少しづつネクサスという作品に再びスポットライトが当たり始めた中、2015年以降、サブスクがどんどんメジャーとなり、(今では少なくなりましたが)多くの動画配信サービスでネクサスを気軽に見れる環境になり、当時子供だった人が見直す・見たことが無かったけれど環境さえあれば見れるようになったから、じゃあ見てみるか・・・となったことも大きかったと思います。

加えて、これはそこまで影響がないかもしれませんが、あの『魔法少女まどかマギカ』でも、主人公の鹿目まどかが最後に変身するというところで、ネクサスだと言われ、そこで興味を持った人も少なからずいるかもしれません。

 

そして今年、更なる転機が訪れました。

5月に公開された映画『シン・ウルトラマン』が公開され、それまでウルトラマンに興味を持ってこなかった人が、ウルトラマンシリーズに興味を持つようになり、今で言う、沼にハマる人が続出しました。

 

そんな中、このシン・ウルトラマンに近い作品は何かないかとなった時に注目されたのが、『ULTRAMAN』という映画でした。
(ネトフリのアニメの方じゃないですよ。)

 

この作品ですが、実はネクサスに大きく関わる作品なのですが、そんな事を知らなくても楽しめる映画であり、シン・ウルトラマンとはまた違うウルトラマン像を描いたこの作品がシン・ウルトラマンの影響でまさかの再評価を受け、なんとシン・ウルトラマン公開直後、Amazonで一時映画DVDランキングの売上1位になったのです。

 

実はこの作品も、公開された18年前、興行収入的にはあまりいいものではなく、知る人ぞ知るという作品でした。

そんな中、まさかまさかの影響で今年再評価され、Amazonでベストセラーとなって、一時期買えなくなる。前代未聞の出来事と言えるでしょう。

ちなみに、この映画ULTRAMANは、どこにも配信されておりませんので、見るのであればDVDを買うかレンタルしかないため、視聴ハードルが少し高くなっているのですが、それでも名作ですので本当におススメです!


 

そして更に今年、『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』という、配信で公開されているオリジナル作品にネクサスが出演し、かつ、当時本編に出演して以降、ネクサスとして客演はいくつかあったものの、出演することがなかったフォームの1つであるジュネッスブルーが18年振りに出演し、かつ、他のウルトラマンよりも神秘的に、そして強く描かれておりました。


円谷プロ公式配信


円谷プロ公式配信

 

そんな様々な要因が絡み合い、今年NHKで行われた全ウルトラマン大投票において、ウルトラマントリガーまでという制約はありましたが、数あるウルトラマンの中で、なんと8位を獲得する快挙を得ました。

 

これがどれだけすごいかと言うと、ウルトラマンタロウやウルトラマンコスモス、ウルトラマンダイナなど、ウルトラマンを知らない人でも知っているようなウルトラマンよりも、ネクサスが上にいるのです。

 

あの当時打ち切りになった作品が、何十年も経って再評価され、全ウルトラマン大投票で8位を獲得する。本当に奇跡だと思います。

こんな作品、特撮でも類を見ないですし、この評価のされ方は、誰かが言っておりましたが、ウルトラマン版ショーシャンクの空とも言えます。

ネクサスを見るには?

そんなネクサスですが、現在視聴する方法としては、DVDをレンタルor購入する。配信であれば、Huluとバンダイチャンネルに現在あります。

 

バンダイチャンネルは1ヶ月無料期間があり、Huluは2週間無料期間がありますので、お好きな方を選んでいただければいいかと思います。

 

もちろん、DVD-BOXであれば、いつでも見られるということはもちろんですが、放送期間短縮の影響で撮影して作ったけど放送出来なった特別エピソードや、設定集など様々入っておりますので、手元に置きたい!という方であればDVD-BOXを購入されることをおススメいたします!


終わりに

というわけで長くなりましたが、今回は、このウルトラマンネクサスについて紹介をしてまいりました。

 

正直、このブログを書くか迷いました。

というのも、今やネクサスは多くの人が知っている作品であり、ウルトラマンファンでも好きだという人が増えており、逆に今年、それこそシン・ウルトラマンからウルトラマン沼に入ってきた人でも見てる人が多くなっている作品なのです。

 

ただ、それでもやはりウルトラマンって…どうせ子供向け作品だと思っている方も多くいらっしゃるでしょう。

だからこそ、ネクサスは違うんだという意味も込めて、今回記事として書きたい。
特にこの2022年、改めてネクサスという作品が再評価され、目に見える形で結果として表れた今年だからこそ、最後に書きたいと思いこうしてしたためております。

 

個人的に、なのですが、ネクサスという作品は、まるでビリギャルだと思っているのです。

正直言いますが、序盤はもうどうしようもなく重く、暗く、これ本当に大丈夫か・・・?と不安にならざるを得ないです。

しかし、だんだん進んでいくにつれ面白くなり、そして最終回で、ウルトラマン史でも類を見ないほどの感動的なゴールを切る。まさにビリギャルのような作品だと感じております。

 

いまだに、ファンの間ではこの打ち切りは正しかった・いやそれでも1年見たかったという意見が絶えませんが、個人的に言えば、僕は前者の意見です。

 

というのも、最後の方に、イズマエルというスペースビーストが出てくるのですが、そのビーストも本来、出てくる予定がなく、打ち切りが決まったからこそ生まれた存在なのです。

愛を持って言いますが、僕はそのデザインがとても好きで、とても魅力的ある怪獣だと思っております。

 

そういったことや、打ち切りが決まったからこその終盤の熱く、スピーディーな展開は誰が見ても燃えること間違いなしですし、打ち切りにならなかったらあの感動的な最終回が見れなかったかもしれない。1ファンとしては、そういう意見ではあります。

 

と言っても、それでもやはりウルトラマンって・・・と思う方もいるかもしれないので、最後にどうしても言わせていただきます。

 

ウルトラマンネクサスという作品は、37話かけて、真に"ウルトラマンネクサス"になっていく作品なんです。

 

展開はとてつもないほどにハードですが、それでも、ウルトラマンとは、を時間をかけて丁寧に描き、最後にはとてつもない感動が待っている。これを名作と呼ばずして何を呼ぶ。

胸を張って言いますが、僕は今、一番好きなウルトラマンは何かと言われたら、ネクサスと真正面から答えます。

 

ただ、お正月から見るには適さない作品だとも胸を張って言えますが(猛爆)、それでもウルトラマンとはなんぞや・ウルトラマンなんてどうせ子供向けで、シン・ウルトラマンくらいしか大人向けってないんでしょ?と高を括っている人こそ、ぜひネクサスを一気見て、くらって、そして、感動してください!
主人公が変身するところまででいいので!

それでは!

特撮

Posted by naishybrid