The BONEZファンとしてJESSEさんとKenKenさんの逮捕についての心境を述べる
こんにちは。
2週間も間が空き、すみませんでした。
僕のTwitterを見ていただければ分かりますが、ここ最近はずっと政治のこと・選挙のことについて語っておりました。
なので、Twitterでそんな呟いてるやつがどの面下げていい事書いてんだ。それは虫が良すぎるんじゃないか?という思いがあり、この2週間はブログを少しお休みすることを決めました。
そして、選挙期間が終わった今日からまた再開していきます。
(終わったと言ってももちろん政治は自分たちの生活に関わるのでこれからも動向を注目していきます。)
そして再開一発目の記事が、よりにもよってこんな事を書くことになろうとは、という感じですし、ぶっちゃけた話、とてつもなく嫌です。
ただ、この数日心の中がずっとモヤモヤしており、書いている今現在も1%も晴れませんし、むしろ時間が経つにつれどんどん言葉として言い表せない感情になっています。
ですが、自分の気持ちを書かなければ心にその感情がどんどん溜まっていきそうで、こうして書きさえすれば、自分自身少しは心持ちが穏やかになれるのではないか、と思い、こうして今現在書いています。
長くなりましたが、本題に入ります。
7月20日、RIZEのメンバーであるJESSEさんとKenKenさんが、麻薬所持により逮捕されるという衝撃のニュースが飛び込んできました。
KenKenさんはRIZE以外にもDragon AshやLIFE IS GROOVE、更には堂本剛さんのソロプロジェクトであるENDLICHERIのバックバンドとして活躍するなど、多くのバンドで活躍するスーパーベーシストです。
JESSEさんも、RIZE以外にも当ブログでも度々紹介しているロックバンドThe BONEZでもフロントマンとして活躍しており、両者とも今の日本のロックシーンにおいて欠かすことの出来ない存在です。
その2人が逮捕された。しかも麻薬で。というのは、言葉に出来ないほどショッキングな出来事でした。
僕はタイトルにも書いた通り、The BONEZの熱狂的なファン・BONERだと自分でも認めています。
もちろんRIZEもDragon Ashも大好きですし、必然的にKenKenも数多く生で見ていますし、両者ともに大好きなバンドマンです。
ですが、この記事では主にThe BONEZのファンとして、という視点から語らせていただきます。
以下から、僕の現在思っている事について書いていきます。
2人の逮捕について思っている事
まず、今の僕の心境なのですが
待っている、信じているという気持ちが3割・ふざけんなっていう怒りや悔しい気持ちが7割です。
怒りと許しているという気持ちが半々とかなら聞こえはいいんでしょうし、実際最初は僕もそう書こうと思っていました。
ただ、そう書こうと思った瞬間、違う。となったんです。
今この問題を考えたとき、心を占めているのは、マイナスな感情なんだと気づいたのです。
その・・・言い方は悪いのですが、待っている。という言葉だったら、誰だって書けるんですよ。
実際、僕だってそう書きました。
ですが、バンド側ではなく、唯一書いたのはJESSEさんが地元である戸越銀座でやっているお店『JESSE’S SHOP & FACTORY』だけです。
ここに際して特に理由はないのですが・・・ただ、バンド側の公式に今の自分の怒りや文句を言うのは絶対間違ったことであり、それはファンとして絶対にやってはいけないことだというのも理解しています。
ただ、怒っている。落胆している。というのも事実です。
だったらそんなマイナスなこと書くな。と言えばそこまでなのでしょうが、僕と同じように怒っている・落胆している人も少なからずはいると思うのです。
その人たちを代表して言っているなんて大それた気持ちは一切ないのですが・・・こういう気持ちになっている人もいる。という事を知ってほしいのです。
そもそも、僕がなんでこんなに怒っているかというと
あんなにカッコいいライブやって、タトゥーめちゃくちゃ入ってて一見怖そうに見えるけど人として誰よりもカッコよく、正しく、尊敬できる。
そんな一部の人にとってはヒーローと思われている人が、犯罪なんかやってんじゃねぇよバカ野郎
ということなのです。
いやいやお前、あんな見た目してて麻薬やってない方がおかしい。綺麗ごとぬかしてんじゃねぇよ。と思う方もいらっしゃるでしょうが、仮にやっていたとしても、この歳までやっているなんて、正直恥ずかしいです。
ましてや、JESSEさんには家族もいて、2人目のお子さんが生まれたことをあんなに喜んでいました。
さらに言えば、娘の学校のPTA役員を務めているということもMCで話していたほど、子煩悩といいますか、家族が大好きで子供さんからしてみても誇れる親だったと思うのです。
そしてそれ以外にも、地元で行き場所のないチンピラやヤンキーになっておかしくはない人たちを集め、人としてちゃんと教え導く場所としてJESSE’S SHOP & FACTORYというお店を作ったこと、地元である戸越銀座で毎年5月4日にはフリーイベント『戸越の日』を開催するなど、何もかも熱い人であり、僕にとっては誰よりもカッコいいと思えた”大人”なのです。
だからこそ、逮捕されたというニュースを見た時の落胆具合も大きかったのです。
ここから僕の話になり恐縮なのですが、ここ2、3年程、一番好きなバンドは?と聞かれたら、The BONEZと答えられるほどに、僕はThe BONEZが大好きであり、同時に彼らの音楽に救われてきました。
3年ほど前、自分が当時住んでいた埼玉でうまくいかなくなり、この長野に戻ってきた後始めた仕事が本当にきつく、精神的にかなりボロボロでした。
そんな時に、朝の出勤時にほぼ毎日聞いていたのが、The BONEZのThread&Needleでした。
それを聞いて、今日もなんとか頑張ろう。と堪えることが出来ていたと言っても過言ではないです。
その仕事をやめた後も色々と人生のトラブルは相次ぎ、一時は自殺しようと思い、包丁を腹に当てたこともある等、人間として完全に終わったような時期もありました。
そんな辛い時もThe BONEZを聞くことが多く、中でもRememberという曲の歌詞である
“live to proove"---人生はそれでも続いていくんだよね
という言葉に、何度励まされたかわかりません。
その後紆余曲折あり何とか立ち直り、自分自身が少し戻ってきたと感じたようなここ1、2年は何度かThe BONEZのライブに行ける機会があり、その都度物販に何時間も並んでたくさんグッズを買い、ライブを目いっぱい楽しみ、日常生活でもThe BONEZのグッズはしょっちゅう着ていますし、今では一番多く持っているアーティストのグッズとなりました。
というよりも、僕の中で一番好きなファッションブランドと言ってもおかしくはないです。
ライブに行ける時は目いっぱい楽しみ、モッシュをしダイブをし、時には大好きなThread&Needleでうずうずしてる誰かを肩車したり、はたまた違うライブでは泣くところでもないのにわけもなく号泣したり、平成の最後に見たバンドはThe BONEZであるなど、本当にこのバンドに対する思い出というのは、挙げれば本当にキリがないです。
身なりもファッションもカッコいい。人間としてもカッコいい。音もライブもグッズも何もかもカッコいい。
そんな風に思っていたので、いつの間にか僕の中でThe BONEZは、ヒーローとなっていました。
だからこそ、今回の逮捕は余計に辛かったですし、正直、言い方は悪いのですが、その気持ちを裏切られたとも思っているのです。
特にThe BONEZは、Pay money To my Pain(PTP)のメンバーが2人もおり、PTPのファン・PTP BABIESの想いも背負ってプレイしており、それはメンバーも分かっていたことでしょう。
それ以外にも先ほど挙げたJESSE’S SHOP & FACTORYや戸越の日、何よりも大切な家族など様々なものを背負っていた。
KenKenさんも同じく、RIZEだけでなくDragon AshやLIFE IS GROOVE等のバンドや、自身も代表を務める合同会社大宴会など、JESSEさんと同じく数多くのものを背負っていました。
特にDragon Ashは、2012年に急逝したベースの馬場育三さんの後任となり、公私ともに親交がありベースジェダイと自分たちの関係を呼び合い、Dragon Ashのファンからも納得の人選であり、むしろDragon Ashを生かしてくれてありがとう。Dragon Ashを止めないでくれてありがとう。といった感謝の方が圧倒的に多いのです。
だからこそ、薬を使って少しでもその背負っている物から解放されたかった、のかはわかりませんが、そんなものを使う前にこれらの大切なものを少しでも気にかけていれば、麻薬なんか使っちゃならないという当たり前の判断は出来なかったのでしょうか。
偉そうに書いていますが、内心クッソ悔しいですよ。
麻薬のせいで、大好きなバンドが見れなくなる。その麻薬に大好きなバンドマンが負ける。というのが、ただただ辛いんです。
長くなりましたが、今僕の心境はこのような事を思っています。
2人の今後と、戻ってきた後について思っている事
この後、この2人がどれだけ麻薬を使ってきたのかが分かり、同時にDragon AshやRIZE、The BONEZなど、それぞれのバンドの動向がアナウンスされるでしょう。
そして、とっても嫌なのですが、2人の裁判が始まり、実刑が下されるのでしょう。
今年、大きな話題の一つとなったピエール瀧さんの麻薬使用に対し、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決が下されたので、おそらくJESSEさんとKenKenさんも、相当の判決が下されるのだと思います。
特にJESSEさんは、アメリカ国籍なので、そういった意味ではよりキツイ判決が下される可能性もあるはずです。
もちろん罪を認め、償い、戻ってきたら、今抱いている怒りよりも、おかえりという気持ちがまず一番に出るのだと思います。
その際には、もう心配かけた迷惑料としてTシャツ1枚プレゼントくらいしてくれなきゃ割に合わない!という感じですが(笑)
ただ・・・正直こう言うとファンから嫌われることも覚悟していますが、どうあがいても、そのバンドに泥がついた。という事には変わりないです。
どんなに擁護しても、麻薬やったんでしょ?と知らない誰かから言われたら、ぐうの音も出ない程、正論です。
だからと言ってそこから逃げず、真正面から向き合い、それでもファンで居続けたいと僕は思っています。
ドラえもんの漫画で、のび太くんが言ったあるセリフがあります。
- みんな不人情だ。ほんとのファンなら、落ち目の時にこそおうえんしなくちゃ。
僕は知っています。
この2人がめちゃくちゃカッコいい人たちだっていうことを。
ツアーの度、ファンと常に対峙し、よう元気か?と誰に対してもフラットに接してくれる、熱いJESSEさんのことを。
現在住んでいる京都や、地元である下北沢を愛し、ベースすらなくてもロックを地で行くKenKenさんを。
そして、その2人がいるバンドがどれだけカッコいいかを。夢を与えてくれるかを。
だからこそ、今は怒っていますが、戻ってきたときには、素直におかえりと言いたいですし、またライブハウスでこの2人を見たいです。
ただ、今は少し躊躇いが自分の中にあります。
あれほどカッコいいと信じ、愛し、周りにも俺の好きなバンドはこんなにカッコいいんだぜ!!というのを、今は声を大にして言えません。
時間が経ちまたいつか、声を大にして、自分の愛しているバンドを知らない人にも大々的に紹介できる日が来ることを願っています。
それまで僕は、ずっと待ち続けているため、そして何があっても自分の好きなものをこれからも信じていきたいので、僕はThe BONEZ・Dragon Ash、RIZE等を聞き続けていきますし、彼らのマーチをこれからも着続けて、その日を待ち続けます。
それでは。
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