Crossfaith主催イベントNITROPOLISを音楽ファンが注目すべき2つのポイント
来月6月20日~22日の3日間、大阪・東京2daysで行われる日本のメタルコアバンド『Crossfaith』主催のイベント
『NITROPOLIS』
初日は大阪・味園ユニバースで行われ、後2日間は東京・恵比寿リキッドルームで開催されますが、22日の公演はオールナイト公演となっております。
日本語訳すると、爆発都市という意味の本イベント。
本当に火薬でライブハウスがドカーン!となるわけではもちろんないですが、それでも本イベントはかなりのインパクトがあります。
昨年、第1回開催されたのですが、その時には海外からはOcean Groove、Ho99or、日本からはANARCHY、SAND、DATS、YEN TOWN BANDを呼ぶなど、傍から見てもなんだこれは・・・となるような衝撃的なラインナップとなっていました。
フェスでもおそらく一緒にならないようなバンド、ラッパーが一堂に会するこのイベントを、僕は去年からとても注目しており、そして今年待望の2回目が開催されることが発表となりました。
これは個人的に言いたいことなのですが・・・ぶっちゃけた話
と感じているのです。
僕自身そこまで音楽に詳しいわけではないのですが(そもそもどこまでの範囲の音楽を聞いていれば音楽に詳しいと言えるのかのボーダーが分からないのですが)、ただ、それでもこのイベントは注目するべきだと僕のアンテナが反応しているのです。
もちろん自分自身Crossfaithは好きなバンドの1つですが、ただ、それを一旦抜きにしてフラットに見てもこんなイベント、日本国内では唯一無二のものです。
今回は、このイベントを注目するべきだというのを2つの点から紹介していきます。
NITROPOLISの注目すべきポイント
ラインナップの幅広さ
まず何よりも注目すべきはラインナップの幅広さです。
普通、ロックバンドがゲストとしてバンドを呼ぶ時は、たいてい同じジャンル。違うジャンルだとしてもバンドを呼ぶ。という事にはそう大差がないはずです。
実際、CrossfaithもこのNITROPOLISとは別に過去複数回行ってきた自主企画『ACROSS THE FUTURE』では、海外と日本の同ジャンルのバンドを招き、Crossfaithも含めた計4バンドで全国を回るということを行っていました。
が、このNITROPOLISは、そのACROSS THE FUTUREとは全く違う系統にあり、ラインナップを一見するともはやカオスとも呼べる組み合わせで行うのです。
今回全公演出演するアーティストは、主催のCrossfaithをはじめ
・アメリカのアリゾナ州で結成されたヒップホップトリオ、Injury Reserve
・マサチューセッツ,ボストン出身のハードコアバンド、Vein
・大阪発の注目若手ラッパー、Jin Dogg
・これが初来日公演となるイリノイ州シカゴ出身の19歳の新人ラッパー、JUMEX
という、なんじゃこの組み合わせ。と誰もが思うようなラインナップとなっています。
このどれかに詳しい人でもそうでない人でも、ラッパーとハードコアとメタルが一堂に会し同じステージでライブをする。と文字にするだけでも、このラインナップが異常だというのは伝わるでしょう。
さらに22日のオールナイト公演にはこの5組に加え
・東京で結成されたファンク・ヒップホップバンド、ALI
・日本のヒップホップユニット、ゆるふわギャング
・Crossfaithとも度々対バンしている日本のメロディックパンクバンド、SHADOWS
も出演が決定しています。
それだけでなく、オールナイト公演にはtokyovitaminのMat Jr等もDJとして出演することが発表されており、ロックバンドの企画というよりも、クラブイベントに近いテイストとなっています。
メタルコア・ハードコア・パンク・ヒップホップ・ラッパー・DJ。
これだけのラインナップを1つのバンドが揃える。それも日本だけでなく海外からもバンドやヒップホップユニット・ラッパーを呼ぶというのはあまり見たことがないです。
もはや、小さくしたフジロックフェスティバルやサマーソニックと言っても過言ではない気がします。
また、お客さんとしても、こんな幅広いラインナップを見れるということはないでしょう。
例えば、Crossfaithのファンが日本のJin Doggやゆるふわギャングなどのヒップホップにも好んで行くということは、絶対数としては少ないでしょう。
もちろん、逆もまた然りでしょうし、むしろヒップホップやラッパー、DJ等の、いわゆるクラブに足繁く行く人が、なかなかロックバンドを見にいく。ということは前者に比べてより少ないのではないかと思うのです。
さらに言うと、今回出ているバンドは、どれもこれもがいかついのばかりです。
実際、今回出ているロックバンド3組、どれにもモッシュやダイブが発生し、Veinやオールナイト公演に出演するSHADOWSにいたってはマイクジャックが発生する、ロックバンドのライブの中でもかなりヘビーな暴れ方をするお客さんが多いライブです。
それら全てを1つのチケットで見れるなんてことはまずあまりないでしょう。
チケット代の安さ
そのチケットの話に関連しているわけではないのですが、ここもまた本イベントの特徴だと思うのです。
単純に、数日間とはいえこれだけ海外のバンドとヒップホップ、ラッパーを呼び、かつオールナイト公演ではもっとアーティストが増えます。
また、日本において海外のアーティストがライブをすると、ワンマンだとしても基本はだいたい5000円以上になることがほとんどです。
ただ、今回はワンマンではなく複数。そんなラインナップを呼んだならば、当然チケット代高いんでしょう?と思う方も多いでしょう。
ただ、驚かないでくださいよ?
本イベントのチケット
お値段なんと
4800円(ドリンク代・手数料別)
です!!
これ、マジでありえないですよ!?
別に僕はイベンターでもなんでもないですが、それでもこれだけのアーティストを呼んでおいて、その内の大半は海外のアーティスト。
にも関わらず、チケット代は5000円を切っている。
しかも、アーティストが増えるオールナイト公演でも変わらずこのチケット代です。
実際、CrossfaithのボーカルKoieさんも、LINEの公式ブログに、洋楽アーティストの公演の需要が下がっている今、ぶっちゃけあまり集客も見込めないと語っています。
ただ、それでもヤバいものを伝えたい!という一心から開催を決めたとも語っております。
詳しくは、Koieさんのこのブログを読んでいただくと、今回の企画の意図と今回このアーティストを選んだ理由というのがよくわかります。
というわけで今回はこのイベントについて紹介させていただきました。
これから夏フェスシーズンであり、フェスに参加される方も多いでしょう。
ただ、日本の夏フェスとは一線を画すラインナップで開催され、日本ではなかなか見ることが出来ない。下手したらこれが最初で最後になるかもしれない!?アーティストを見れるチャンスでもありますので、そこまで高いチケット代でもないでしょう。
たまには知らないアーティストに踏み混む機会を。オールナイト公演に参加される方はお酒を飲みながら夜遊びなんていかがでしょうか?
(※ちなみにオールナイト公演は20歳以上参加不可となっております。)
それでは。
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