Nine Microphones『PARKA-Fellow-』レビュー

2020年5月6日

以前、個人的にやっているInstagramの方にはあげたのですが。

改めてこちらでもしっかりとレビューしたいなと思い、今回は、Nine Microphonesが2018年の秋冬(A/W)コレクションとして販売されたPARKA-Fellow-を購入したので、今回はこちらの製品のレビューをしていきます。

Nine Microphonesとは?

Nine Microphonesとは、ストリートブランド『Subciety』の系列ブランドとして、2010年にロックバンド『Pay money To my Pain』のボーカルKさんが立ち上げたブランドです。

しかし、当ブログでも度々取り上げていますが、2012年末にKさんが亡くなってしまいましたが、それでも尚ブランドは続いており、2018年からは、ブランド設立時にKさんと共にディレクターを務めた平安寺ゆうすけさんを迎え、コンセプトはそのままに新たなプロダクトを表現し、Kさん亡き今現在もなお、その思いを引き継いで今日まで続いているブランドです。

 

ここまではNine Microphonesの説明をしていきましたが、次からは商品についてのレビューをしていきます。

PARKA-Fellow-レビュー

こちらが本製品の表面となっております。

2012年の当ブランドのSpringコレクションのカタログ撮影時に撮られた、Kさんと愛犬のサニーの2ショットの写真がプリントされているのが、本製品最大の特徴となっています。

なお、裏面にはプリントは一切ありません。

こちらがその写真部分の拡大画像です。

今は見ることが出来ないKさんの姿と、Kさんの足にどっしりと体を預けている愛犬のサニーの2ショットは感情にグッとくるものがあります。

 

そして、写真に描かれている「STAY REAL」という言葉。

この言葉は、2010年にPay money To my Painが行ったSTAY REAL Tourでのファイナル、今は無きSHIBUYA-AXでのライブの最中のMCでSTAY REALという言葉の意味を語っており、そこから取った言葉となっています。

このMCは、Pay money To my Painが2013年に行った最後のライブでも使われており、そのMCを文字に起こしていた方がTwitterにおりましたので、以下にリンクを貼っておきますのでどういう意味か知りたい方はそちらから見ていただくことをオススメします。

そうすれば、このSTAY REALという言葉をなぜ使ったかがわかるはずです。

 


こちらは製品のタグとなります。

今回僕はLサイズを買ったのですが、着丈が75cmということもあり、身長172cmの僕が着てもお尻の部分まですっぽりと覆いかぶさるため、体感的にXLサイズのような雰囲気すらあります。(短足って自ら自白しているようなもんですがまぁそこは気にしませんよ泣)


こちらは製品タグとなります。
コットン100%ということもあり、着心地はもちろんさわり心地もとても良いものとなっています。


また、パーカーの裏地は裏毛(裏パイル素材)となっており、表面に負けないほど、触り心地や肌触りはとても良いものとなっています。


左袖にはNine Microphones専用のタグが入っており、ワンポイントの良いアクセントとなっております。


タグの裏部分にも9MIC’Sという文字が入っており、細部にもこだわる徹底ぶりです!

購入方法

こちらの商品は、通販では完売しているところが多く、調べた限りだと今現在通販サイトで残っているところは、大元であるSubciety公式サイトのNine Microphones販売サイトで黒のMサイズとグレーのLサイズが販売されております。

PARKA-Fellow- | Subciety Online Store

また、バンドのグッズやロックに関連するブランドを多く取り扱うGEKIROCK CLOTHINGでは、黒のXLサイズが1点だけあるので、XLサイズが欲しい!という方はお早めにどうぞ。

NineMicrophones PARKA-Fellow- BLACK | 渋谷のロックファッション 通販、GEKIROCK CLOTHING

 

値段は12,960円と、少々値段は張りますが、それでも大いに買う価値のある商品だと僕は感じております。

 

というのも、今現在Pay money To my Painは活動を停止しており、この数年Pay money To my Pain、PTPのグッズが販売されるということは皆無でした。

そのため、オークションサイトやフリマサイトではPTPのグッズの値段がかなり高騰しております。

ましてや、自分でグッズを作るというのも、その技術があればいいですが、基本的にやらない・作らないという方がほとんどでしょう。

そんな中でPTPの、Kさんの魂、ひいては思いといったようなものが今現在もあるものと言われると、このNine Microphonesだけしかないのです。

まぁ、ここまで来るのにも過去に色々問題があったようですが・・・ここから先気分を悪くされたら申し訳ありませんし、そうであれば先に謝っておきます。

ただ、個人的に、一消費者として言わせていただくとしたら、そんなこと知っても知らなくても別にいいんですし、むしろ知ってる人の方が稀でしょう。
それこそ、服買うのにそのブランドの成り立ちやルーツを調べる方なんて、ほぼいないでしょうし、まずしないじゃないですか。

たいていは、この服欲しいなー!となって買うことがほとんどでしょう。

なので僕は、その前にこのブランドについて調べていましたたし、そういう経緯があるという事はもちろん知っていましたが、単純にこのパーカーを見た瞬間に一目惚れして、この服欲しいなー!と思って、買ったのです。

PTPのグッズが買えない現在において、こんなに大きくKさんがプリントされたものは本当に貴重ですし、それこそKさんの魂や思いが残っているものを持てる。ということが本当に嬉しかったのです。

なので、今現在PTPのグッズが欲しいという方がいましたら、これを視野に入れてみてはいかがでしょうか?

ちなみに僕はこのパーカーを着て、早く色んなライブ会場などに、PTPを、Kさんを連れていくその日を今からとても楽しみにしています。
(この冬に長野でパーカー1枚とか死ぬからね!)

それでは。