開催目前!フジロック2021で配信されるアーティストを紹介!
今週末、8月20日~22日にかけて新潟県苗場スキー場で行われる日本4大ロックフェスティバルの1つ『FUJI ROCK FESTIVAL』。
今年は、これまでのフジロックとは違い、海外のアーティストを1組も呼ばずに、日本のアーティストのみで構成されていますが、それでも、フジロック色がしっかり出たラインナップとなっています。
また、感染拡大防止の観点からも、会場内の常時マスク着用・酒の持ち込みや酒の販売禁止・入場時やシャトルバス乗り込み時の検温の実施など、出来る範囲での最大限の感染予防対策を取っています。
もし仮に、これで大規模クラスターが出たとなったら、それこそフジロックが今年で終了する可能性も、現在の世の中では大いにあり得ます。
なので、参加される方は、決められたルールに則り、一人も感染者を出さずに済んでほしい。と考えております。
そんなフジロックですが、2018年よりYouTubeを使ったライブ配信を行っており、今年も行われることが発表されました。
もちろん全アーティストではないないですが、それでもこれをお家にいながら見れるの!?と驚いてしまうほど、数多くのアーティストが家にいながら楽しむことが出来ます!
というわけで今回は、フジロックの配信されるアーティストと、個人的おススメアーティストをピックアップしていきます!
YouTubeのライブ配信で配信されるアーティスト一覧
今年のフジロックのYouTubeでは、以下のアーティストのライブ配信が発表されています。
・King Gnu
・電気グルーヴ
・AJICO
・THE ALEXX
・青葉市子
・4s4ki
・Awesome City Club
・THE BAWDIES
・BEGIN
・THA BLUE HERB
・cero
・CHAI
・Char
・Dachambo
・DENIMS
・ドレスコーズ
・DYGL
・envy
・FINALBY( )
EY∃(BOREDOMS) x COSMIC LAB x TAIKI NIIMI x KANTA HORIO x MASUKO SHINJI
・GEZAN
・H ZETTRIO
・秦 基博
・平沢進+会人(EJIN)
・羊文学
・忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER with ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA feat. 仲井戸"CHABO"麗市
GUEST:UA、エセタイマーズ、奥田民生、GLIM SPANKY、甲本ヒロト、チバユウスケ、Char、トーキョー・タナカ/ジャンケン・ジョニー、トータス松本、YONCE
・indigo la End
・Kan Sano
・カネコアヤノ
・KEMURI
・Ken Yokoyama
・KID FRESINO(BAND SET)
・君島大空 合奏形態
・KOTORI
・LITTLE CREATURES
・前野健太
・MAN WITH A MISSION
・Mega Shinnosuke
・METAFIVE(砂原良徳×LEO今井)
・millennium parade
・MISIA
・光風&GREEN MASSIVE
・MONO NO AWARE
・NUMBER GIRL
・OAU
・OKAMOTO’S
・折坂悠太(重奏)
・くるり
・ReN
・ROVO
・サンボマスター
・SIRUP
・THE SKA FLAMES plus Special Guest 元ちとせ
・5lack
・草田一駿 五重奏体系
・THE SPELLBOUND
・STUTS (Band set : 仰木亮彦, 岩見継吾, 吉良創太, TAIHEI)
・SUMMIT
(PUNPEE, GAPPER, OMSB, MARIA, SIMI LAB, DyyPRIDE, BIM, VaVa, in-d, C.O.S.A. × KID FRESINO, BLYY, TWINKLE+)
・砂原良徳
・サニーデイ・サービス
・Tempalay
・TENDOUJI
・TENDRE
・手嶌葵
・tricot
・上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット
・Vaundy
・Yogee New Waves
・yonawo
・yonige
・スピンオフ四人囃子 feat.根本 要&西山 毅
と、現時点でなんと69組のアーティストのライブ配信が発表されています!
ただし、アーティストのライブ配信は最初から最後まで行われるアーティストもいれば、一部分だけというアーティストもいます。
どのアーティストが全部配信されるのか、それとも一部分なのかはすでにわかっているアーティストもいますが、基本はわかっていないため、やきもきするかもしれませんが、そこは当日の楽しみにしましょう!
しかし、こんなにたくさんのアーティストの配信がされるため、当然ですがタイムテーブルによってどちらかしか見れないアーティストもいることでしょう。
加えて、このアーティストは知っているけどこのアーティストは知らない。というアーティストも多いはず。
当然、全て紹介したいのはやまやまなのですが、さすがにそれを紹介していたら文字がいくらあっても足りません。
次からは、フジロックの配信において、個人的おススメアーティストを日ごとに厳選して5組ピックアップさせていただきます!
なお、アーティストの隣に記載されている時間は、そのアーティストがフジロックのYouTubeのチャンネルで放送する時間となります。
ちなみに、今回の配信では、YouTubeチャンネルがch1・ch2・ch3と3つあるため、そちらも記入しておきます。
8/20配信おススメアーティスト
RADWIMPS(ch1・21:00~)
フジロックは大小含め、様々なステージがあります。
そのメインステージであるGREEN STAGEにおいて、初日、8/20のヘッドライナーを務めるのは、今や国民的ロックバンドとなったRADWIMPSです。
日本語ロックを極限まで突き詰め、野田洋次郎さんが書く歌詞もまた共感を呼び、誰しも聞いただけでファンになってしまうようなバンドですが、実は彼らは物凄くライブバンドなのです。
曲だけを聞くとクールな印象や、淡々とライブを行うようなイメージを持ちがちですが、ライブではギターの桑原さんとベースの武田さんは縦横無尽にステージを移動しながら弾き倒し、野田さんもまた汗をとにかくかきながら、歌の上手さを見せつけるというよりも、メッセージをよりダイレクトに伝えるかのような熱を込めた歌い方。
加えて、現在はサポートドラムを2人招いており、なんとステージにドラマーが2人いる(!?)という、他にはない編成となっているため、音源とライブでここまで違うか!?と驚かされること間違いなし!
文字だけに起こすとサウンドとミスマッチしているかのようですが、むしろこの清々しいまでにストロングスタイルなまでのバンド編成で鳴らすサウンドがいい意味で裏切られ、その熱いライブバンド然とした姿はバンド好きの心をグッと掴まれるため、耳の肥えたリスナーにも必見のライブです!
さらにそれだけでなく、最新アルバムに収録されている『うたかた歌』でゲストとして俳優の菅田将暉さんが参加しているのですが、なんとこのフジロックにも出演し、かつこれが人前初パフォーマンスとなるため、菅田さんのファンも必見のステージとなります!
MAN WITH A MISSION(ch1:18:50~)
その初日の準ヘッドライナーを務めるのが、こちらも今や知らない人の方が少ない国民的狼バンドのMAN WITH A MISSIONです。
言わずと知れた、究極の生命体のビジュアルで人気を博しているのはもちろんのこと、サウンドも年々ソリッドに、ダンサブルに進化していき、今や日本だけではなく、世界基準のバンドです。
本来、去年結成、いや生誕10周年を記念したイベント『THE MISSION』を、まさにフジロックが開催される苗場スキー場で行う予定でした。
しかし、今更言わなくてもいいかもしれませんが、新型コロナウイルスの影響で中止となったため、このフジロックはマンウィズにとってただのフェスの一つではなく、自分たちが去年出来なかったイベントのリベンジ公演も兼ねていると言えます。
そのため、フジロック側もこれまでの経緯を含め、マンウィズに対しオファーをしたと考えるのは妥当であり、2年越しに彼らが苗場に立ち、どのような想いでこの日のライブを行うのか。
ファンでなくてもこの日のマンウィズのライブは、今年のフジロックのハイライトと言えるステージになると今から断言します。
millennium parade(ch2・21:30~)
フジロックの2番目に大きいステージであるWHITE STAGEのヘッドライナーを務めるのが、King Gnuの常田大希さん率いるmillennium paradeです。
音楽性もさることながら、映像やグラフィックにもとことんまでこだわっており、音楽というよりも一つのアート集団・美術館をそのまま持ってきたかのような存在です。
幾重にも変化をし、こういう音楽。と形容しがたい音楽性に圧倒的な映像が合わさることで、2020年という時代を生きるクリエイター達の1つの到達点とも言える彼らがホワイトステージのヘッドライナーに登場。
フジロックは映像も使用できるため、彼らが苗場の夜にどんな音を・そしてこの時代を映すどんな映像を持ってくるのか。注目しかありません。
Vaundy(ch1・22:55~)
この日最後に演奏するのが、現役大学生であり、サブスクでの総再生回数が5億回(!?)という、令和の時代のモンスターアーティストと言えるVaundyです。
作詞作曲はもちろん、ミックスからプロモーション映像なども全て自分で行うなど、自分一人で全てをこなすDIYスタイルを取っています。
正直、ここまで一人でやるか!?と驚きたくなりますが、この時代に一人で1から10まで全て自分でやるというその男気溢れるスタイルは、クリエイターのケツを蹴りあげる存在です。
しかし、そのサウンドはいい意味で全く汗臭さや頑張っている雰囲気を全く見せず、シティポップやファンク・テクノなど、幅広い音楽性を取り込んだサウンドはスマートさしか感じられず、若干20歳でこれか、と驚くこと間違いなしです。
正直、全然活動している中でのピークとは全く思えず、むしろまだまだ成長途中の真っ只中にある中で、フジロック一日目の最後にどんなステージを行うのか必見です。
KOTORI(ch2・10:30~)
最後に紹介したいのが、KOTORIというバンドです。
このバンドは、元々フジロックで毎年行われている『ROOKIE A GO-GO』というまだまだ無名な若いバンドをピックアップする企画において、2019年にこのKOTORIは出演していました。
そして今年、満を持してフジロックのメインアクトの1つとして名を連ねました。
その年齢からは考えられない程、同世代というよりも、歌っている本人たちよりも上に刺さるような日本語詞は、夢を抱く人・夢諦めた人全ての胸をグッと締め付け、彼らの想いに共感をし、拳を挙げたくなります。
今年、ツアーでなんと両国国技館でのワンマンライブも決定しているなど、急速な勢いで階段を駆け上がっているKOTORIを目撃しておかない手ははっきり言ってないですよ!
8/21配信おススメアーティスト
King Gnu(ch1・21:00~)
2日目のヘッドライナーを務めるのは、国民的バンドとなりつつも、まさかの大抜擢とも言えるKing Gnuです。
millennium paradeとして初日のホワイトステージのヘッドライナーを務める常田大希さんのバンドですが、まさか2日目のグリーンステージのヘッドライナーも務める。
2つのバンドでグリーン・ホワイト両ステージのヘッドライナーを務めるというのは、日本のフェス全体から見ても前例のない出来事です。
もちろん、洋楽のアーティストでも前例がないため、まさに今年のフジロックだからこそ出来ることでしょう。
また、先ほど紹介したKOTORIと同じく、King Gnuも2017年のROOKIE A GO-GOに出演しており、そこ発のバンドがヘッドライナーまで上り詰める。というのも、前人未到の快挙となります。
トーキョー・ニュー・ミクスチャーと呼ばれる、ポップスやオルタナ、ポストロックなど、ありとあらゆる音楽要素をギュッと詰め込みながらも、常田さんと井口さんのツインボーカルがその音楽性をより高度な次元まで持っていき、複雑としか言えない音楽性にも関わらず、一度聞くだけでKing Gnuの虜になってしまうキャッチーさと中毒性を兼ね備えた、まさに日本の音楽シーンで現在ぶっちぎりで最先端を走っているバンドと言えます。
正直、メインストリームに出現してからまだ2,3年ほどで、フジロックのグリーンステージのヘッドライナーを務める。というのは時期尚早と思う音楽ファンもいるかもしれませんが、逆にそんなベテランしかトリをやれない。という既成概念をぶち壊してくれる存在は、今の日本、いや世界的に見てもKing Gnuしかいないと個人的には思っております。
ある種、凝り固まったフジロック像は、King Gnu以前/以降で変わるかもしれない。と僕は期待をしています。
NUMBER GIRL(ch2・21:30~)
ホワイトステージの2日目のヘッドライナーを務めるのが、活動再開から常に話題を引っ張り続けてきたバンド、NUMBER GIRLです。
2019年、突如として17年振りの活動再開を発表し、復活のライブであったはずのRISING SUN ROCK FESTIVALが台風の影響でまさかの中止となり、復活ライブが飛ぶなど、動くだけで何かと話題が絶えない・途切れないバンドです。
ボーカル向井秀徳さんの歌詞やMCを含めた独特なワードセンスに加え、各メンバーのずば抜けた演奏力の高さは、今現在活躍している多くのバンドに影響を与えています。
今年、ついに待望のフジロックでのライブとなるため、期待しているフジロッカーも数多くいます。
あの苗場に果たして、透明少女は現れるのか。
サンボマスター(ch1・14:50~)
ロックンロールでみんなの不安やもやもやとしたネガティブを吹き飛ばし、いつだって元気をくれる太陽のようなバンド、サンボマスター。
山口さんの口から出る爆発した感情の濁流としか言えないMCは、いつだって元気をくれると同時に目の奥から涙が溢れ出ない日はない!と言ってしまっていいのではないでしょうか!
そのMCにみんなの元気の燃料となるピュアなロックンロールサウンドを浴びれば、疲れた体や心に一瞬で染み渡り、見終わる頃には体も精神もポジティブな気持ちに向いていること間違いなし!
コロナ禍の色々なことで疲れている人こそ絶対に見るべきバンドです!
envy(ch2・15:50~)
日本以上に、海外で圧倒的な支持を受けるバンドが、このenvyです。
ポストロックの中に叙情的なサウンド。
そして、日本においてこの歌い方を出来るのはTetsuさんしかいない。と断言出来るほど、時にはポエトリーリーディングのように語りかけるように歌い、かと思えば時には激情的な叫びもするなど、唯一無二の世界観を表現する圧倒的なボーカリストです。
そんなenvyがフジロックの、それもちょうど夕方に差し掛かる前の時間帯での登場。
いったいどんなステージになるか全く分かりませんが、ただ、なぜenvyが世界中から支持を受けるのかがわかる、絶対的なライブを見れると言えます。
Ken Yokoyama(ch1・18:50~)
本来であれば、ヘッドライナーを務めるKing Gnuの前にCorneliusがいました。
正直、あまり説明する必要というか、個人的にも説明したくないという想いがあるので、この記事では言いませんが、あの一連の事件により、Corneliusの出演はキャンセルとなりました。
そのため、一か月前、いや2週間前まで準ヘッドライナーの枠が空いてしまっていたのですが、開催から約10日前のギリギリのタイミングで急遽、ピンチヒッターとして出演を決めたのが、日本を代表するパンクロックバンド『Ken Yokoyama』です。
Ken Yokoyamaが出演を決めた。というのだけでも十分にカッコいいところなのですが、このようなライブ配信に対してOKというのは、これまでのこのバンドのスタンスから考えると、少し意外なように感じました。
ですが、今年発表したアルバム『4Wheels 9Lives』の表題曲である『4Wheels 9Lives』の歌詞の中に『あいつらが狙っているターゲットは すでに一個前のオレの屍』とあります。
この歌詞からも、Ken Yokoyamaがすでに新しいフェーズに入った証拠であると言え、これまでとは違う今のKen Yokoyamaというバンドを見せるその第一歩として、今回の配信に対してOKを出したのでは?と一ファンは考えております。
日本のパンクを引っ張り続け、未だに多くの人のケツを蹴り上げる最強のパンクロックをテレビで食らえるまたとない機会ですよ!
また、余談として、2日目には、配信されるアーティストのKEMURIやサンボマスター。
配信にはないですが、元THE BLUE HEARTS/THE HIGH-LOWSのヒロト&マーシー擁する『ザ・クロマニヨンズ』。
元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケさん・クハラカズユキさん擁する『The Birthday』。
ELLEGARDEN/the HIATUSの細美武士さんが率いる『MONOEYES』と、かなりロックンロール・パンクロック色が3日間の中でも一番強い日でした。
その中に、急遽とはいえHi-STANDARDのギタリストであり、ソロとしても絶大な人気を誇るKen Yokoyamaまで来たため、行かれる方は一日で日本のパンク・ロックンロールをこれでもかというほど浴びれること間違いなしでしょう!
8/22配信おススメアーティスト
電気グルーヴ(ch1・21:40~)
最終日のヘッドライナーを務めるのは、フジロックには欠かせないアーティストであり、3日間を総括するならこの人たちしかいない!と誰もが口を揃える電気グルーヴです。
一時はピエール瀧さんの逮捕でどうなることかと思いましたが、再び音楽活動を再開させ、定期的にYouTubeに彼らの音楽のルーツを話す番組を公開するなど、電気グルーヴらしい動き方で活動を続けています。
もはや説明不要のテクノサウンドに瀧さんのパフォーマンスは目が離せなくなり、加えてコロナ以前からずっと縦ノリの楽しみ方をしていたため、コロナ禍になってからも楽しみが変わらないというのはいいところでしょう!
待ちに待った電気グルーヴのフジロックの久しぶりのライブで、いわずともがなぶち上がること間違いなしなステージが今から待ちきれません!
忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER with ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA feat. 仲井戸"CHABO"麗市(ch2・18:50~)
その電気グルーヴと共に、ダブルヘッドライナーを務めるのが、忌野清志郎さんの歌を歌い繋ぐ企画『忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER with ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA』です。
日本屈指の剛腕ドラマーである池畑潤二さんを中心に、日本を代表する様々なロックバンドのメンバーが集まり、文字通りオーケストラとして苗場の土地で清志郎さんの歌を歌い続けています。
さらに、オーケストラ編成の中に、ラジオや仮面ライダードライブのベルトさんの声としてもお馴染みなクリス・ぺプラーさんがMCとしてオーケストラの演奏をより盛り上げてくれます!
そして今回はゲストに
・UAさん
・奥田民生さん
・ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさん
・The Birthdayのチバユウスケさん
・Charさん
・MAN WITH A MISSIONのトーキョー・タナカさんにジャンケン・ジョニーさん
・ウルフルズのトータス松本さん
・SuchmosのYONCEさん
・GLIM SPANKY
そして、かつて清志郎さん・・・に似ている人が所属しており、そのあまりの過激さから放送後に批判が殺到するなど、伝説を残し続けてきたバンド、ザ・タイマーズのリスペクトバンド、エセタイマーズも出演し、オーケストラの演奏を歌で大いに盛り上げてくれます!
10年経って、この国がユナイトどころか、大いに分断されてしまった世の中で、清志郎さんの歌がどう響くのか。
そして清志郎さんの歌は、これまでにない想いを我々に持たせてくれるはずです。
平沢進+会人(EJIN)(ch2・21:00~)
2019年、配信もされていた中で、その圧倒的なステージで伝説を残し、見る人すべてに強烈なインパクトを与え、その年のフジロックのハイライトに間違いなくなった平沢進+会人。
2回連続のフジロック出場となった中で、今年はホワイトステージのヘッドライナーを務めます。
テクノポップを中心としながらも、ニューウェーブやエレクトロ、そして海外の民族音楽のニュアンスも感じられるサウンドはまさに平沢進というアーティストにしか作れない音楽です。
加えて、日本ではこの人しか使う人を見たことがない、レーザーハープという特殊な楽器を駆使した演奏は釘付けになること間違いなしです。
2019年に伝説となったあのステージから2年。今年はどんなステージをホワイトステージの夜の野外でどんなライブが見れるのか。今からとにかく期待しかありません。
THA BLUE HERB(ch2・17:10~)
2000年、無名であった中で、ライブを見た後に帰った人誰もが伝説のステージ。すごいものを見たと口を揃えて言う伝説のライブから21年。
札幌からTHA BLUE HERBが再びフジロックのホワイトステージに帰ってきます。
今年、結成24周年を迎え、先日はYouTubeにて24時間配信(最終的にはトータル25時間越え!)を果たし、さらになんとその生配信でポロっと、次のアルバムは3枚組になるかも。と、キャリア25年が目前に迫っている中で、未だに今が一番ヤバい。と言える活動を常にし続けています。
デビューから今まで北海道・札幌に根を張り、そこから全国にライブをしに行くという、武骨ながらも圧倒的なマーケティング力。そしてライブでここまで勝ち上がってきた、日本ヒップホップ界最大の異端であり、化け物です。
BOSSの圧倒的なリリックとワードセンスは、ヒップホップって、ラップってこういうものだよね?という価値観を破壊し、一言一句逃してはならないという思いに駆られつつも、心の導火線に火をつけてくれるワードも並べ立てられ、文字通りヒップをホップさせてくれます。
すでに公式Twitterでフルで配信されることが発表されており、出演する時間も17時10分という、昼から夜に切り替わる夕方の時間帯。
陽が沈み、夜の音が聞こえだす頃、THA BLUE HERBが魂を宇宙まで連れて行ってくれます。
OAU(ch3・21:10~)
昨今ではドラマ『きのう何食べた?』の主題歌である帰り道や、第43回日本アカデミー賞最優秀賞に輝いた『新聞記者』の主題歌であるWhere have you gone。
NHKみんなのうたにも使われた世界の地図など、これまで以上に活動範囲を広げてきた、BRAHMANのメンバー擁するアコースティックバンドOAU。
バイオリンが入った温かみのある優しいサウンドに、TOSHI-LOWさんとMARTINさんのツインボーカルから放たれる伸びやかな声は多くの人の心を癒してくれます。
もはやBRAHMANを知らないけどOAUなら知ってる。という人も出てきたほど、一つのバンドとして成熟し、まさに今が一番脂が乗っている中でのフジロック出演。
かつ、出演するステージは、主にアコースティックサウンドのアーティストが出演するFIELD OF HEAVENというステージでの、ヘッドライナーとしての出演。
夜に聞くOAUは、これまでにない一面を見せてくれること間違いなしであると同時に、極上の空間になることは言わなくても間違いないでしょう。
おわりに・一音楽ファンの今年のフジロックへの想い
というわけで今回は、明日から始まるフジロックの配信について紹介をしてきました。
いよいよ明日からスタートするので、見れる環境にある方はぜひとも楽しみましょう!
・・・と、これだけで済ませられれば本来は、いや2年前はそれで済みましたが、今年は簡単にそれだけで済ませられない。というのが現状です。
今年やるか・やらないかの単純な問題に対し、ネット上では今もなお開催に対する不平不満。開催派と否定派の2つにぱっくりと分かれています。
僕は音楽が好きで、ライブが好きなのでやるのであればぜひとも開催してほしい。そしてここでコロナが出ないでほしい。と考えている立場です。
ただ、この今の現状に対しては正直、楽観的と思われるかもしれません。
こんなデルタ株の新型コロナウイルスが全国的に猛威をふるっている中で全国から人を集めるなんて何事か。ごもっともです。
ただ、僕の想いを正直に言えば、去年は今年こういう明るい未来が来ると信じてたからこそ、我慢してたんじゃないんですか?というわけなんですよ。
本来、来年もっと良くなるためと信じ、我々は去年色々と我慢していたんじゃないですか。
にもかかわらず、こんなに状況が一向に良くならないというのは、なんのための去年の我慢だったんですか?って話なわけです。
また、フェスなんてただ中止にすればいいわけではなく、それに伴うキャンセル費用だって、想像を絶するほどにとんでもないお金がかかるのです。
ちょっとのお金でフェスがキャンセル出来るわけなんかないんです。
加えて、去年から言われていることですが、フェスがキャンセルになった後の補償もこの国はちゃんと行えていません。
正直、やる・やらないに対して怒るのなら、それよりもキャンセルをした後に事業者の生活をちゃんと補償をしない国に対して、本来は怒りを向けるべきではないのでしょうか?
補償さえしっかりしているのであれば、どの企業だって悔しい気持ちは持つとは思いますが、来場される方だけでなく、自分たちの生活も保障されるのであれば、キャンセルに対しても少しは前向きになれると思うのです。
ですが、キャンセルになっても補償さえままならないのであれば、単純に生活が脅かされることとなります。
いきなり読んでいるあなたが「コロナが蔓延しているから仕事を止めてください。いつまでになるかわかりません。補償はしません。自分たちの生活は自分で守ってください。」なんて言われたとしたら、ふざけるな!働けないなら給料も入ってこないじゃないか!それでどう生活していけばいいんだ!と言いたくなるじゃないですか。
そんなのをエンタメ業界は一年半前からずっと、こんなことを言われ続けているようなもんです。
そんな中でも必死に耐え続けている中で、より冷酷な言葉を言い続けてあなたは楽しいんですか?ってわけですよ。
(正直、僕はこんなことを言って楽しみを覚えるような人が周りにいたら縁を切ります。単純に人としてそんなことをネット上でも言える人がいい人なわけないですからね。)
また、フェスというのはただ主催している会社だけで成り立っているわけではなく、ステージを作る業者・照明に関わる業者・フェス飯を販売する飲食業者やお酒やジュースを販売する卸売業者やセキュリティを任される運営会社。
加えて、フェスに参加するのであれば、遠方から訪れる方も多く、その方々が宿泊するホテルや旅館。移動手段となる乗り物。その土地で食べる飲食店もフェスには関わってきます。
僕の頭の中で思いついただけを列挙していますが、たった一つのフェスに、いやたった一人が参加するだけで、こんなに様々な会社やお店が関わっており、中止となるだけで、これら全ての業者が影響を受けるのです。
そのため、中止を要請するのであれば、補償もちゃんと行え!と運営側だけでなく、参加者である我々も言いたくなるのです。
それを自助だけで済ませてしまうのは、酷以外の何物でもありません。
だからこそ、運営も企業ですので、動くしかないわけです。
今回のフジロックだけでなく、様々なフェスを運営している企業は、感染対策はもちろんですが、開催のために入場人数を大幅に減らす・ステージの数を減らす・売り上げに貢献するお酒の提供を控えるなど、フェス文化、いやエンターテインメントの火を絶やさないために尽力をしています。
そして、短絡的・単純な考え方ですが、結局のところ、出さなければいいわけです。
アホな考えだとは重々承知していますが、ただ、最終的にそのゴールに辿り着けば、それは成功なわけです。
そのゴールと、フェス文化を途絶えさせないために最大限の対策を講じており、はっきり言って収容人数の制限をはじめとした様々な制限を設けているため、分かり切っていることですが黒字になることなんてまずないでしょう。
それでも、意思を持って開催するのであれば、僕は応援したいですし、出来ることがあれば出来る限りの範囲で協力していきたいです。
なので、フジロックを楽しむのはもちろんですが、参加者や見ている我々も含め、全てでこのフェスを続けるために全力をかけて守る。を徹底していきましょう。
正直に言えば、僕は行かれる方に対して、そこまで文句はありません。
誰にも感染させない・うつさないということはもちろん、フジロックが決めたルールを守ってあなたは行くんですよね?と上から目線に聞こえるかもしれませんが、その覚悟を持ち、かつ決められたルールに従うのであれば、僕は行くことに対して文句はありません。
また、フジロックの開催土地である新潟県湯沢町も、出店する飲食店に対し、ワクチン接種を町で積極的に行うなど、町を挙げて成功させようと一丸となっています。
そのため、自分だけが楽しめばいい。という考えは今回一度捨てて、町を挙げて成功させようとしているから、自分もその成功に携わる一員となり、家に帰るまで、ではなく、家に帰ってから2週間経って何事も起きなかった。までが今回はフェスとなります。
脅しでもなんでもなく、ただでさえ経営状況的に終わるの方に天秤が大きく傾いている中で、ここで何かが起きたら、冗談抜きでフジロックは今年でお終い。という可能性は目に見える範囲にあります。
なので、参加される方は冗談抜きで、自分の軽はずみな行動がこのフェスを壊す。という危機感を持ちつつ、音楽を楽しんで、フェスを楽しんでください。
もちろん、行けない方は家で楽しみつつ、出来る範囲でサポートを行っていきましょう!
それでは!
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