生きる意味を問うようになったら、一つ一つの問題を解決していく
今朝、NHKの朝の番組『あさイチ』に、漫画家・小説家、女優等様々な分野で活躍されている内田春菊さんがゲストに登場し、トークをしていたのですが、その中で視聴者からの質問に答えるコーナーがあり、こんな質問が来たのです。
「高校生の娘が、なんのために生まれてきたんだろうと質問してくるようになりました。私は生まれてきたからそれぞれ価値があるというように答えているのですが、春菊さんはどうお考えでしょうか。」
一字一句合っているわけではないのですが、このような旨の質問でした。
この質問に対し春菊さんは
高校生なのでしょう?そのような質問をしてくるということは、何か問題を抱えているのではないでしょうか?という切り口から始まり、一つ一つ解していくのがいいのではないか
というような回答をしておりました。
この回答に、僕は目からウロコが出るような思いになりました。
そうか、生きる意味が分からなくなるとはそういう事だったのか、と。
僕自身、生きる意味というのが分からないという疑問は今も昔もずっと抱いていますし、これ!という明確な回答は、おそらく今後も出てこないと思っています。
ただ、その前提として、そのような事を口にし出したら、おそらく何か嫌なことだったり、問題が自身に降りかかった、あるいは積み重なったからこそこのような事を口にするのだと思うのです。
なので今回は、この内田春菊さんのこの回答を、かつてそう思っていたことが多々あった自分が、自分なりに解釈し、そのような発想になった際の対処方の一つとして提案できたらと思い、記事を書かせていただきます。
問題の全容を見るために細かなところから
今回あさイチで寄せられたこのお便り、正確に言うと相談になりますが、おそらく前提として、何らかの問題が起こっているのだと思います。
この質問者さんの娘さんが、一体どれほどの頻度で聞いてくるのかというのはありませんでしたが、それでもこうして送ってくるということは、少なくとも1度だけではなく、何度も聞かれているのだと考えられます。
僕自身なんのために生きてんだろうなと思うことは何度もあったのですが、これはあくまでも僕自身の経験なのですが
そういう事を考えている時の心持ちというのは、どちらかと言うとネガティブ、マイナス寄りの心になっていました。
逆にポジティブな思考の時には、そのような事を考える時間というのは少なかったです。
そのネガティブ、マイナス寄りの思考・心持ちというのは、おそらくある日突然になるというものではなく、1回の失敗やミスというのがどんどん積み重なっていき、自分に自信が持てなくなっていった結果、そこに繋がっていくと思うのです。
そうなると、ちょっと前に流行った誰もお前を愛さないのように自然と自分に自信が持てなくなっていき、最終的に生きる意味というか、自分なんかいてもいなくても変わんないと思ってしまうんです。
ただ、この状況で、そんな事考えるな今目の前のことをやれ、みたいな的はずれなアドバイスなんかしようものなら、よりその人の反感を買ってしまうはずです。
例えるなら、スポーツ選手が少し成績が悪くなっている時に、そんなもん気持ちの持ちようだなんて言うようなコーチはおそらくいないでしょうし、正直そんなコーチになんて教わりたくないでしょう。
その原因の究明のために、なにか思い当たる節はないか、私生活で何かあったのか等のヒアリングをして、解決策を見つけていくというのが一般的であり、それが結果として選手とコーチの信頼に繋がっていくのだと個人的には思っています。
それと同じように、その様な生きる意味を問いかける質問をされたら、何があったのか聞いていき、そのような思考に至るきっかけを見つけていき、それを解決していく。
それが人間問題なのか、仕事での問題なのか、金銭面での問題なのか、そこさえハッキリさせれば、的確なアドバイスが出せるはずです。
いきなり大枠で捉えるのではなく、小さいところからひとつずつ見て、解決していく。
誰かに頼り、アドバイスを貰っていく。
悩みを受ける側の人もこいつ変なこと言ってるなと思わず、真正面からその人の悩みを捉え、しっかりその人のことを思って、生きる意味についてを答える前に、そこに繋がるまでの問題を一つ一つ片付けていく。
それが、この問題の解決策になってくるのだと、個人的には思っています。
おわりに、なんのために生きてるのかについて僕なりの回答
最後に、こんな事をよく考えてきた僕なりの、生きる意味についての回答をお教えしようと思います。
僕個人の考えとして
どうせわかんねぇから考えねぇ方がいいよ
ってことです。
そんなもんわかる人がいたら、おそらく世界はもっと自殺者が増えるでしょうし、多分間違いとかを犯す人間とかも減るはずだと思います。
どうせ死ぬまで分からないんでしょうし(死んでもわからない可能性も大いにありえるでしょうが)、そんな事より今あるこの時間を大切にして、これまでに出会ってきた友達関係や趣味だったり、あるいはお金とかも。
そういう今自分の目に見える、自分の持っているものを大切にしていって、死ぬその日に案外悪くなかった。
と言えるように日々を生きていった方が心持ちもヘルシーだと思いますよ。
それでは。
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