adidasのスタンスミス←スタンスミス、誰だかご存知ですか?
この前、といってもつい数週間前になりますが、アメトーーークで、スニーカー芸人という特集が組まれていました。
僕自身、スニーカーはとても好きでありその時間は楽しく拝見しておりました。
その中で、各社様々なブランドのスニーカーの代表作を紹介するコーナーがあり、adidasではスタンスミスが紹介されていました。
僕自身adidasはとても好きなのですが、中々スタンスミスは高くて手出せないんだよなぁ…というかスタンスミスよりもキャンパスとかスーパースターの方が好きなんだよなぁなんて思っていた時、ふと思ったのです。
スタンスミスって、誰だ?
と。
あくまで僕自信が疑問に思った事なのですが、もちろん答えられる方もいらっしゃるでしょうが、おそらく分からない方というのが多いのではないでしょうか?
というわけで今回は、このadidasのスタンスミス、そのスタンスミスが誰かということについて紹介させていただきます。
スニーカーとしてのスタンスミスについて
まず、そもそもadidasのスタンスミスについて知らないという方もいらっしゃるとは思いますので、adidasのスタンスミスについて紹介したいと思います。
adidasのスタンスミスは、1971年に発売され、世界で最も売れたスニーカーとしてギネスに載っている、adidas社が販売しているスニーカーです。
特徴として、シュータン(靴紐の下のペラペラしてる生地の部分のこと)に描かれている似顔絵と、adidasのロゴである3本線のラインがベンチレーション(通気口)で表現されている事が特徴です。
このスタンスミスなのですが、世界一売れていると言いながらも、実は2012年に一度販売停止となったのです!
ですが、その2年後の2014年に再度販売が開始されると、待ってました!と言わんばかりにたちまち人気が戻り、今やadidasといえばスタンスミス!というほど、不動の地位を獲得しているスニーカーです。
そして、先ほどすこし触れた似顔絵。
ここに描かれているのが、スタンスミス氏です。
次からは、いよいよこの方について紹介していきます。
スタンスミス氏とは?
まず、スタン・スミス氏は、実在する人物であり、現在もご存命です。
スタン・スミス氏(正確なフルネームはスタンレー・ロジャー・スミス)は、1960年代後半~1970年代前半にかけて活躍したアメリカ出身のテニスプレイヤーです。
シングルでは1971年に全米オープン優勝・1972年にはウィンブルドン選手権優勝。
ダブルスにおいては、全豪オープンで1度の優勝、全米オープンにいたっては、なんと4回も優勝し、更に男子テニスの国別対抗戦の祭典であるデビスカップでは史上最多の7度の優勝を果たし、テニスの歴史に名を残した選手として、1987年に国際テニス殿堂入りを果たしております。
そう。
スタン・スミス氏は、架空の人物ではなく、世界的なテニスプレイヤーなのです。
ここまで読むと、そのスタン・スミス氏がそのテニスの試合において履いていたのが、スタン・スミスの原型なのでは?と連想するのではないでしょうか?
ただ、実はそうではないのです。
実はスタン・スミスの原型となるものは、スタン・スミス氏が履く前から存在していたのです。
1963年、adidasの創設者であるアドルフ(アディ)・ダスラー氏の息子である、ホルスト・ダスラー氏が、当時活躍していたフランス人テニスプレイヤーのロバート・ハイレット氏と共同でテニスシューズを開発しました。
それが、スタンスミスの始まりとなる、ハイレットと呼ばれるシューズです。
つまり元々、スタンスミスは、ハイレットという名前だったのです。
その後、1970年代にadidasがアメリカのマーケットに進出するとなった際、当時活躍していたのが、アメリカ出身のスタン・スミス氏でした。
adidasは、スタン・スミス氏に名前の使用料等のオファーをし、OKが出た結果が、今のスタンスミスという名前の始まりです。
当初はハイレット・スタンスミスという名前だったそうですが、いつからかハイレットという名前が消え、スタンスミスだけになりました。
これが、スタンスミスの由来です。
このスタンスミスについて、スタン・スミス氏がインタビューでどう思っているかや現在のお仕事についてインタビューした記事がありますので、もし興味があるようでしたら、以下のリンクの記事も読まれることをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
スタンスミスについて少し理解できたでしょうか?
ファッションについてそのバックボーンまで調べるという方は少ないでしょうが、それでもこうしてふと気になって調べてみれば、このスニーカーがどうしてこんな名前なのか、今回ならばスタンスミスなので、この人は誰なのか?と調べることで、そのスニーカーの知識や、履いた時に感じる気持ちにおいても少し違ってくるのではないかと思います。
ぜひ皆さんも好きな洋服だったり靴だったりがあれば、そのバックボーンや機能について調べてみるなんてのも
それではまた。
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