プラモデルの良さ・メリットを5つ紹介!【デジタル社会の今だからこそ】

この記事は、前回からの続きとなります。

 

前回、プラモデルを始めるうえで、初心者な自分だからということで、3つ、始めるうえで買うべきアイテムを紹介させていただきました。

そのうえで今回の記事なのですが、そもそも、何で今になってこんなにプラモデルに対して熱があるのか、もっと言うとハマっているのか、ということについて今回の記事ではお伝えをしていきたいと思います。

 

正直、プラモデルなんてオタクの趣味、と思うかもしれませんし、実際そういった側面もあるとは思います。

ただ、そういった気持ち悪いかどうか、というのはあくまで個人の主観であり、その人がどう思おうかなんて、言われなきゃ知ったこっちゃないので、気にしません。

それ以上に、このプラモデル、という遊びは、今の現代社会だからこそ輝くものが沢山あると思ったため、今回こうして記事にしたためているわけです。

なので今回は、プラモデルをやるメリット・良さを5つ紹介していきます!

プラモデルを行うメリット

スマホを触る時間が減る

まず、これがプラモデルという遊びに触れて最初に感じたことですが、プラモデルを作っていると、スマホに触る時間が大幅に減るのです。

いやそんなの当たり前じゃん、と思うのももちろんですし、ごもっともですが、とはいえ昨今、スマホの触りすぎ、というのは社会問題・・・にはなっていないかもしれませんが、それよりも一個人として、なんとかしたい・スマホを触る時間を減らしたい。そう心で思っている方も多いのではないでしょうか?

 

なので、その代替ではないですが、一度作業を始めれば、必然的に意識がプラモデルへと向き、スマホに意識が向かなくなり、気付けば1時間以上経っていた・・・という実体験を元にお伝えさせていただきます。

加えて、塗装なんかしていたら、そんな手でスマホなんか触れませんよね?

 

このように、プラモデルに向き合うことで、スマホに触る時間を減らせる、ということだけでも、スマホをつい触ってしまう現代人・ひいては現代社会にとっても大きな効果があり、スマホを触る時間が減らせる、と大々的に謳ってもいいのではないかな?なんて勝手に思っています(笑)

余計な情報に触れなくなる

そしてこれももう1つ大きなメリットだと感じたことが、スマホに触らなくなるということに付随することなのですが、情報を不必要に入れなくなるのです。

 

ついついスマホを開いたら、SNSを見てしまう。そこで、本来必要でない情報もたくさん入れてしまう。
昨今それが当たり前であり、気づかない内に、我々は情報を入れており、むしろ過多、というくらい、情報を常に取り入れている現状だと言えます。

 

しかし、スマホを触らなくなれば、そのようについSNSを開く、という行為がなくなり、情報を自分から、意識的にシャットダウン出来ます。

 

これはあくまで体験談なのですが、そのように情報を入れなくすることによって、意識がそちらに向くのはもちろんのこと、綺麗に作ろうという意識は前提にありますが、誰かの・何かの情報というのに、自分の感情が動かされなくなります。

そうするとどのようなメリットがあるかというと、自分の心が外的な何かでかき乱されなくなり、自分自身の心の健康が保たれるようになるのです。

何をそんな大げさに、と思うかもしれませんが、ただ、SNSを見るという行為が常態化している人であれば、たった数時間やるだけでも、効果を大いに実感出来ると思います。

 

人によっては、自らSNSを見ない!と決めたものの、つい見てしまう・・・という程の依存性があり、抜け出したいのに、なかなかその依存を抜け出せない方もいるかもしれません。

ですが、その抜け出すための手段として、プラモデルという、デジタルが一切入ってこないアナログな遊びが、かなり効果的なのです。

 

なので、デジタルデトックス、という言葉がありますが、とはいえデジタルデトックスなんてどうすればいいのかわからない、という方は、真っ先にプラモデルを手に取ってみて、始めてみるのが、最も簡単にデジタルデトックスが出来る時間になると思っております。

細かい作業が得意になる

これもプラモデルというものの仕様上なのですが、ほとんどのパーツは、片手に乗るくらいの大きさのパーツばかりであり、何かするとなったら、非常に細かい作業を要します。
それこそ、ランナーから取り外したパーツには、残りカスとも呼べる跡が必ずといっていいほどあります。

そのため、その残りカスを削り、パーツを綺麗にするためのヤスリがけも、本当に1ミリもない大きさの部分を削るため、慎重になるのはもちろんのこと、削り過ぎたらやり直しは出来ないため、常にちょっと削っては確認し、また削ってみて・・・を繰り返していき、自身が納得いくまで削るため、ヤスリの掛け方も、前よりも明らかに上手くなっている自信があります。

 

更に、塗装をする際、パーツによっては、この一部分だけ塗りたい。他の部分に色は塗りたくないということで、マスキングテープを貼り、塗装する色からパーツの色を保護します。

ですが、そのマスキングテープもちゃんと貼らなければ下にはみ出してしまうため、貼った後にちゃんと押さえるのはもちろんのこと、パーツによっては、直線だけでなく、曲線になっている部分も多くあります。

そのような時には曲線用マスキングテープというのもあるのですが、そもそもちゃんと曲線に沿って貼れなければ、色がはみ出てしまい、塗りたくないところに色を塗ってしまうという最悪の事態もあります。
そうなれば、いくら曲線用のマスキングテープであっても、何の意味もなくなります。

 

そのため、マスキングテープ一つ取っても、非常に繊細な作業であり、該当箇所に正確に貼る・はみ出さないように塗るというところで、マスキングテープの扱いも上手くなるため、結果指先の作業は間違いなく上手くなると、断言させていただきます!

自分の手で最初から最後まで完成させられる

こんなこと当たり前なのですが、プラモデルは、自分の手でパーツを組み立てて完成させていくため、パーツは用意されているとはいえ、最初から最後まで自分の手で組み立てる必要があります。
誰かに依頼すれば作ってくれるかもしれませんが、ほとんどの人は、自分の手で組み立

 

ただ、これはあくまで特撮界隈の話だと思っていただければと思うのですが、この、組み立てる、という行為が、僕にとっては非常に新鮮だったのです。

 

ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊、それらのおもちゃというと、変身アイテムや武器、というのを一般的に思うかもしれませんが、いわゆるフィギュア、というと、ソフビ人形が頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?

実際、それは正しいイメージであり、やはり特撮ヒーローのフィギュアといえば、ソフビ人形だと、この界隈の人間としても思っています。

 

ただ、ソフビ人形だけでなく、スーパーの玩具コーナーでもそうかもしれませんが、何かしらのヒーローのフィギュアというのは、ほぼ必ずと言っていいほど、出来上がっているものばかりが並んでいます。
これは別に悪いことではないのですが、ただ、こうしてこのプラモデルを作ってみて思ったのが、手ごろな価格帯で組み立てる特撮ヒーローのフィギュア(プラモデル)というのは、これまでありそうでなかった、ということです。

 

無論、プラモデルのように組み立てる特撮のフィギュアもあるにはあるのですが、そういったキットは普通に1万越えするものが多く、非常に値が張るということで、なかなか手が出しずらいものばかりでした。

しかし、あの天下のバンダイが、これまで何十年にも渡って培ってきたプラモデル技術や量産体制をベースに、このような特撮ヒーローのプラモデルを、手ごろな価格帯で販売をしてくれたことは非常にありがたく、かつ、これまでプラモデルを通ってこなかった自分のような人間であっても、簡単に、クオリティの良いものが出来上がるため、満足感が非常に高いと同時に、不器用な自分でもやれば出来るじゃんという、自己肯定感にもつながりました。

 

そして、今回のサムネイルにも使っているのですが、まさについ先日、このヒーローのプラモデルを組み立てました。

 

 

これは、今やもう大御所俳優と言ってもいい、【オダギリジョー】さんの名を一躍世に知らしめた、今も尚続く日曜日の朝の仮面ライダーシリーズの、記念すべき1作目である、【仮面ライダークウガ】という仮面ライダーの最終形態である【アルティメットフォーム】というプラモデルです。

 

このアルティメットフォームのおもちゃ・フィギュアなのですが、ものによっては今現在プレミア価格が付いており、【S.H.Figuarts】(以下フィギュアーツと呼称)という同じバンダイから出している可動フィギュアブランドがあるのですが、そのフィギュアーツのアルティメットフォームの値段は今現在、市場価格で2万円をオーバーしております。

ちなみに、元の定価は、6480円でしたので、現在約3倍以上の値がついているため、一目でプレミア価格だというのはわかっていただけるでしょう。

 

しかし、このプラモデルのアルティメットフォームは、定価は5390円と、ややお高いかもしれませんが、それでも、先程紹介したものと比べれば安価で手に入り、かつ、フィギュアとしての出来も、先程の写真を見ていただければわかりますが、非常にクオリティが高く、十分満足出来る一品です。

 

僕自身、仮面ライダークウガが大好きで、未だに人生のバイブルは?と問われたら、クウガと答えるくらいのファンなのですが、S.H.Figuartsのものは当時買い逃していたこともそうなのですが、そもそも言えば、約15年前に、同じフィギュアーツから、バージョン1とも呼べる初期のアルティメットフォームのフィギュアーツを持っていたため、わざわざ二体買う必要はないと思い、スルーをしていたのです。

しかし、後々になって後悔しだし、欲しいなと思っていた中で今回プラモデルでアルティメットフォームが発売するという発表があってからすぐに予約をしました。

実際、届いてから本当に丁寧作っていたため、作業時間はこれまでのプラモデルで一番かかっているのですが、時間をかけて丁寧に作っているということもあるのですが、バラバラだったパーツから少しずつそれぞれのパーツが出来上がり、全てが出来上がって一つのフィギュアとして各パーツを連結し、完成させた時には、何度やってもそうなのですが、ワクワク以上に、感動します。

このような感情は、完成済みフィギュアを手に取った時とはまた違う感情であり、プラモデルならではの楽しみや感情の起伏なのではないかと感じています。

 

ちなみに、このプラモデルなのですが、金色の部分が元々がこのようなゴールドのメッキ仕様になっているのですが、ランナーから切り離す際、繋がっている部分のメッキが剥がれてしまうという、どうしても避けられないデメリットがありました。

そのため、この画像で見えている部分で言えば、触覚の部分は完全に調色し、塗り直していますが、我ながら、元々のメッキの色と近い色が作れたのではないかと思っています。


自己満足が最高だということを思い出させてくれる

そして、これが一番プラモデルをやって素晴らしいなと思ったことなのですが、結局、自己満足。自分が満たされることが一番大事なのだ、ということを、プラモデルが思い出させてくれたのです。

 

今やもう、このSNS時代、いいねやバズることが当たり前というか、それを目当てにしている人も多いのでしょう。

顔も名前もわからない誰かが押したいいねというボタンが1回押された数×数字が、その人の満足や肯定感に繋がり、ひいては、それがあまり付かないものは、良くないもの。もっといえば、ゴミと思われるのかもしれませんし、本人ですら、思っていなくても、無意識のうちにそう思ってしまうのかもしれません。

 

ただ、こうしてプラモデルをランナーから組み、時には塗装をし、時間をかけて作り上げる。

これでいいかな?と思っても、もう少しここの色を変えたいなとなって、出来上がったものであっても変えようと自分なりにアレンジをし、やっとの思いで出来上がったものに喜び、感動をする。

 

完成形をSNSにアップはするかもしれませんが、とはいえ作業の多くは、誰に見せるわけでもなく、1人で向き合う時間の方がほとんどでしょう。

ですが、一つ一つのパーツを組んでいくこの楽しさは、完全に誰かに向けたものではなく、自分一人がワクワクする楽しい時間であり、本来はこれこそが、人間が持ち合わせていたものだったように思います。

それこそ、今の小学生は違うかもしれませんが、少なくとも幼稚園児が、いいねを求めているかと言われれば、違うでしょう。
誰がどう思うかなんて知ったことではなく、ただ純粋に、自分の楽しさを追い求めている子供だった頃。人からどう思われようと、自分の作ったもので満足をしていた、子供の頃の気持ちを思い出させてくれたのです。

なので、成長していく中で忘れてしまっていた、大事なことを、プラモデルが思い出させてくれ、子供だけでなく、大人も持ち合わせておくべき気持ちなのだと、わからせてくれたのです。

ちょっと大げさかもしれませんが、僕は作る中で、そう感じました。

おわりに

というわけで、長くなりましたが、今回はプラモデルをやる良さとメリットを、5つ紹介させていただきました。

本当に大げさなことばかり言っていたかもしれませんが、とはいえこの趣味は、デジタルなものばかりが身の回りにある今だからこそ、高尚な趣味であり、スマホばかり触っている人こそ、触れるべきものだと心の底から思っています。

ただプラモデルを作る、と一口に言っても、説明書に書いてある作り方を見ても、どこから作り出すかやどうやってパーツを切っていくかは人それぞれあり、全員が同じ作り方をしても、その出来栄えは千差万別であり、更にここにヤスリがけだ塗装だなんだとなったら、断言しますが、もう誰一人として被ることはありません。

 

このように、たかがプラモデル・されどプラモデルともいえる、とても素晴らしい趣味に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

それでは。

ホビー

Posted by naishybrid