PUNKSPRINGが復活!このフェスを紹介!
つい昨日になりますが、現在関東圏では幕張メッセ・ZOZOマリンスタジアム・関西圏では舞洲スポーツアイランドにて開催されている都市型ロックフェスティバル『SUMMER SONIC2022』。
その関東圏でのSUMMER SONICの前夜祭ともいえるオールナイトイベント『SONICMANIA』も同会場で行われており、まさに本日の夜~朝にかけて熱狂のライブが繰り広げられていたのですが、その会場内にてあるサプライズ発表がありました!
それが、今回紹介させていただく『PUNKSPRING』というイベントの復活です!
この発表はすでにポップニュースサイトナタリーでも取り上げられておりますので、もう公式に発表されたといっても問題ないことでしょう。
上記リンク先の通り、PUNKSPRINGはもともと2017年が最後と銘打たれ終わったのですが、今回このイベントがなんと6年ぶりに復活するのです!
まさに青天の霹靂ともいえるPUNKSPRING・通称パンスプの復活に対し、SNSでも昨夜からずっとお祭り状態となっております。
とはいえ、最後の開催からすでに5年も経っているため、この期間にロックを知った人からすればなんじゃそれだと思います。
というわけで今回は、来年6年ぶりに復活するPUNKSPRINGについて紹介をしていきます!
PUNKSPRINGとは?
PUNKSPRING・通称パンスプは、SUMMER SONIC等の大型ロックフェスや、国内・海外様々なアーティストのライブのプロモーターである『Creativeman(クリエィティブマン)』が2006年~2017年まで、毎年春に幕張メッセと、大阪の神戸ワールド記念ホール(大阪の開催場所は都度変更されてきましたが、この神戸ワールド記念ホールに移ってからは基本ここで開催がされておりました。)で開催されるという、ある意味SUMMER SONICに近い関東・関西の2つで行われていたイベントです。
この他にも時折イレギュラーで名古屋で開催されることもありました。
このイベントの特徴は、その名前の通り、PUNK・SPRING=パンクの春ということで、日本国内・そして海外のパンクバンド(日本だとラウドバンドが参加することもよくありますが)が一堂に会することです。
これまで、海外バンドだと『NOFX』・『THE OFFSPRING』・『SUM 41』・『Fall Out Boy』・『WEEZER』など、錚々たるバンドが出演し、かつ、PUNKSPRINGでは海外のパンクバンドがヘッドライナー(トリのこと)を務めることが当たり前でした。
一方日本のバンドでは『Ken Yokoyama』・『ELLEGARDEN』・『MAN WITH A MISSION』・『SiM』・『マキシマム ザ ホルモン』等、パンク・ラウド問わず多くのバンドが参加をしてきました。
2006年の開催から約十年ほど、春の風物詩として定番化されていましたが、この後の話はあくまで一パンクファンの想像からお話することなので正確な理由ではないというのを予めご理解いただきたいのですが、洋楽離れが一時期著しいほど進んでいたことや、ロックバンド自体が世界的に押されていたことなど、諸々様々な要因があったと思いますが、開催されるごとに段々とPUNK、というものが押されているような実感をなんとなく感じておりました。
そして2017年、PUNKSPRING FINALと銘打たれ、これまで参加してきたヘッドライナー級バンドが多数ラインナップされ、FINALにふさわしいラインナップで、PUNKSPRINGは幕を閉じました。
そんな中でこの復活はまさに奇跡であり、あのパンスプが!戻ってくる!?というのは、一パンクファンからしても嬉しい以外の何物でもないです!
ヘッドライナーは誰になる?誰が来る?
さて、気が早いかもしれませんが、開催されるということは、当然ですが海外からもバンドが来るので、誰かがヘッドライナーになることは確実です。
個人的に考えていることになりますが、コロナが蔓延する前に予定されていたフェスであった『DOWNLOAD FESTIVAL』に出演予定であり、かつ、ヘッドライナーとして出演が予定されていた『MY CHEMICAL ROMANCE』がヘッドライナー候補になるのでは?と考えております。
MY CHEMICAL ROMANCEはコロナ以降日本の来日がなくなってしまったため、単純に行こうと思っていたけど機会がなくなってしまったので見たい方も多いはずですし、ヘッドライナーとして起用されるならばネームバリューや再結成後の初来日ということでもインパクトは絶大だと考えております!
もちろんこれまでPUNKSPRINGに出たバンドもたくさん出てほしいと思いますし、かつ、日本のバンドも多く来てほしいと思っております。
あくまで個人的な願望ですが、海外からは『YELLOWCARD』・『JIMMY EAT WORLD』、日本からは『Ken Yokoyama』や『ハルカミライ』等が来てくれたら、PUNKSPRINGに相応しいようなラインナップになると思いますし、うれしいなぁと一個人としては思っております(笑)
おわりに・PUNKSPRINGに対して思うこと
ここまで、PUNKSPRING・パンスプについて紹介をしてきました。
最後に、一個人として、パンスプへ今思うことについて書かせていただければと思いますので、お暇な方はお付き合いいただければと思います。
そもそも、2017年にパンク、ひいてはロックという一つの音楽ジャンルそのものが世界的に見て向かい風が吹いていた・押されていたと、一パンクファンとして感じていた中で、なぜ復活することが出来たのでしょうか?
あまり日本ではこのようなニュースを見る機会はないためわからない方も多いかと思いますが、実は世界的に見て、ロックの熱が再び上がってきているのです。
熱が盛り上がる要因となった明確な理由や、ビートルズやローリングストーンズのようなスーパーヒーロー的バンドが出てきた、というわけではないのですが、ただ、海外のクラブシーンでロックサウンドが流れると、メチャクチャ盛り上がるという話を音楽関係者の発信などでかなりよく見かけるのです。
この理由として、いわゆるクラブで流れるEDMやヒップホップサウンドで育ってきた若者からすれば、ロックサウンドというのは中々聞くことがなかった音楽であり、突然そんな音楽が流れてきたら、馴染みのない音楽だから知らん・興味ないと冷めるものと思いきや、ロックめちゃくちやカッコいいじゃん!となったのです。
それが世界的にジワジワジワジワと広がり、ロックという音楽に風が吹き始めたのです。
さらに余談ですが、今年アメリカで『When We Were Young Festival 2022』というフェスが開催されます。
先ほど消化したいMY CHEMICAL ROMANCEや日本でも有名なAVRIL LAVIGNE等、パンク・メタル・ハードコア等、いわゆるうるさいロックサウンドを鳴らすバンドがずらりと集まっており、すでにチケットもソールドアウトとなっております。
ただの懐かしい面子が集まったフェスというわけではなく、未だに最前線で音楽を鳴らし続けるバンドがずらっと集まっているというだけでなく、音楽的にも非常に偏ったジャンルのバンドしかいないこのフェスのチケットがソールドアウトになったというのは、なかなか大きいことだと思います。
なので、このタイミングでPUNKSPRINGが復活するというのは、やみくもな復活というわけではなく、そんな世界的な潮流を見たうえでの復活なのかな?と感じております。
また、今回のブログのサムネイルにもしているのですが、僕が参加した2015年のPUNKSPRINGの公式Tシャツなのですが、フロントにこのようなプリントがあります。
PUNK NOT DEAD
文字通り、パンクは死なない。という意味がフロントにでかでかあり、痛T個人的にかなり好きなTシャツなのですが、今になってこの意味をより実感すると思いませんでした。
パンクは死なない、という言葉通り、不死鳥のごとく舞い戻ってきたPUNKSPRING、今から楽しみで仕方ありません!
それでは!
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