2019年個人的ベストソング10曲を紹介!
2019年も、残すところあと僅かになって来ましたね。
今年も振り返るとまぁ色々ありますし、この時期になると流行語大賞や今年の漢字、2019年ブームになった商品の番付けなど、今年流行った色々なものを紹介していますよね。
まぁしかし、音楽好きからすると、この時期になれば、やはり振り返るものといえば
今年の良かったアルバムや曲についてでしょう!
というわけで、僕も2年振りにこの企画をやろうと思います。
ちなみになぜ去年をやっていなかったかというと、決して忘れていたわけでは(ry
というわけで今回は、僕の2019年ベストソングを10曲、紹介していきます。
NOISEMAKER『NAME』
ここ数年快進撃を続けまくっているNOISEMAKER。
最近は曲だけでなく、アートにも力を入れ、このNAMEのジャケットはNY在住のストリート・アーティスト、WK Interactがなんと渋谷の建物の壁一面を使いジャケット用の絵を描くという、昨今日本のアーティストでここまでやったアーティストはほぼいない。と断言出来るほど、とにかく次は何を仕掛けるんだ!?と今のバンド界隈で最も目が離せなくなっているバンドの一つでしょう。
そのアートに負けないほど、これまで以上に洗練されたオルタナティブサウンドは、あそこまでの事やってるのになんでまだこの程度の人気なの?と某音楽評論家が語るほど、スケール感がとてつもなく広くなり、ライブハウスを飛び越し、アリーナで鳴らされるべきサウンドを作り上げているため、2019年一番最初に衝撃を受けたのはこの曲だった、という人も間違いなく多かったはずでしょう。
SHADOWS『So What』
去年発売したライブ会場限定販売の2ndアルバム『torches』(現在は一般流通されている)
それに続き、今年ニューEP『BUILD』を再びライブ会場限定販売の方法を取った。
ちなみにこちらのEPはまだ、一般流通はされていない。
それどころか、デジタル配信も一切されていないため、このEPを今現在聞く方法はSHADOWSのライブに行って買って聞く。以外方法がないため、ぜひ1度SHADOWSのライブに足を運んでいただきたいと思う。
以前、このEPのレビューをした時、12分で終わると書いたが、これは本当にそうだから仕方ないのであり、5曲入っているのに12分で終わるのだ。
つまり、1曲1曲が物凄く早いのだが、同時にとてつもなく重いのだ。
このSo Whatも、2分もない楽曲なのだが、イントロから突然轟音の突風が来たと思ったらあっという間に過ぎ去り、脳が処理できない速度で、何が起こったのかわからない。けれど物凄い凄い衝撃が体に走った・・・と呆然になること間違いなしだ。
あと、PVでさすがに軽に5人乗りはファンだけどどうかと思う。
TOTALFAT『Give it All』
今年、15年間共に活動をしてきたギターのKubotyが脱退し、残ったメンバーはスリーピースとして活動していくと宣言したTOTALFAT。
そのKubotyのラストライブの翌日に急遽配信リリースされたのが、この曲だ。
スリーピース編成になってからの最初の曲であり、皆どうなる事かと不安だったが、全ての聞いた人の不安をどこかへ吹き飛ばすほど疾走感に溢れ、TOTALFAT全然大丈夫じゃねぇか!と皆が安心し、そしてライブ見てぇ!というキッズ心に一瞬で火をつけること間違いなしだ。
『今日がスタートって、戦い抜く くらいに生きていければ』
まさに新生TOTALFATの門出を切るにふさわしい一曲であり、同時に夢を追う人、誰もの背中を強く押してくれる最強のパンクチューンが誕生した。
寺島拓篤『Buddy, steady go!』
令和初のウルトラマンシリーズ『ウルトラマンタイガ』
その主題歌を、ウルトラマンタイガの声を務めている寺島拓篤さんが務めることとなった。
これまでのシリーズでも、声優さんがウルトラマンの声を担当するということはあったが、主題歌まで担当するというのとはニュージェネレーションヒーローシリーズでは初だった。
また、作詞も寺島さん自身が行っており、これまでのウルトラマンの主題歌のルーツを受け継いだアッパーサウンドと、ヒーローソングならではの熱い想いや、寺島さん自身書いている間は全く気付かなかったそうだが、これまでのウルトラマンシリーズのニュアンスや言葉が随所に込められた歌詞が見事にマッチし、まさにこれぞニュージェネレーションヒーローズのウルトラマンソング!と言わんばかりのアツい一曲となっている。
また、この曲が収録されたCDのカップリングも、全てウルトラマンをモチーフとした楽曲となっているため、併せて聞いてほしいとも1ウルトラファンとしては思っているところではある。
個人的な話だが、今年、ライブで聞いて1番テンションが上がった曲だったと断言する。
この曲が来た時の高まりは、Hi-STANDARDのSTAY GOLD、FACTのa fact of lifeをライブで初めて聞いた時とほぼ同じ感覚だったというのを余談で追記しておく。
仲村宗悟『Here comes THE SUN』
315プロで固めたわけではないとあらかじめ言っておく。
アイドルマスター SideMの天道輝役としても有名である仲村宗悟さんが今年、ついにLantisよりアーティストデビューすることとなり、そのデビューシングルがこの曲である。
元々、仲村さん自身歌手になりたいという夢があり、沖縄から東京に上京し、紆余曲折を経てこうしてアーティストデビューをしたというだけでも感慨深いものがある。
そしてやはり、元々歌手志望というだけあってか、ギターを弾いて歌うのはもちろんのこと、その伸びやかな、どこまでも飛んでいきそうな声質は、聞いているとまるで風のようであり、誰が聞いても心地よく耳に入ってくる印象があり、男性声優だから・・・と敬遠しがちな同性にこそむしろ聞いてほしい、と個人的には思う。
また、この曲が収録されたシングルのカップリングのゆらゆらは、作詞・作曲を仲村宗悟さん自身が行っており、タイトルからは全くそんな印象を受けない程、エモーショナルで気づけば涙がこぼれそうな楽曲にもぜひ注目してほしい。
水瀬いのり『Catch the Rainbow!』
個人的に、2019年のベストアルバムを選ぶとなった際、冗談抜きで、僕は今年は迷わずこのCatch the Rainbow!を選ぶ。
別に水瀬いのりさんの熱狂的なファンというわけでもないのですが、ただ、このアルバムを初めて聞いた時、うわこれは凄いアルバムだな!?と純粋に驚いたのです。
アップテンポな曲からバラード、マーチ感のある曲等、とにかく1枚のアルバムから様々な印象を受け、声優だけでなくアーティストとしてもここまでやれたら、例え畑の違う音楽フェスに出たとしても敵なし!と言わんばかりに、アーティスト水瀬いのりというのを印象付ける、素晴らしい一枚となっているので音楽ファンはぜひ一度通して聞いてもらいたいと思う。
そして、このアルバムの最後を飾るのが、アルバムタイトルと同じこのCatch the Rainbow!である。
水瀬さんのキュートさはもちろん、個人的に水瀬さんの最も得意であろうアップテンポでありつつ、誰もの背中を押す応援ソングであり、同時に多幸感が溢れているこの曲は、単体として聞いても楽しい・元気になれるのはもちろんのこと、このアルバム全体を通して聞いた時にはまた違う表情を見せるため、ぜひともこの2パターンで聞いてもらいたいと1音楽ファンとして感じているところです。
水瀬いのり『Catch the Rainbow!』(公式配信)
©℗2019 King Record Co.,Ltd
おとぼけビ~バ~『Don’t light my fire』
今年、久しぶりに頭から雷に打たれたような衝撃を曲から感じたバンドだ。
このような経験になったのは、今まで自分の人生で2度しかない。
一つは、ACIDMANの飛光を聞いた時。もう一つは、The Birthdayの爪痕を聞いた時だ。
その時と似たような衝撃を、このおとぼけビ~バ~から受けたのだ。
バスドラムから始まり、かわいい曲かと思いきや一瞬で豹変し、洪水のごとく曲と歌詞がドドドドドと迫ってきて、その衝撃に思わず唖然とし、なんだこのバンドはと思うと同時に、日本のロックフェスはなんでこんな化け物をスルーしてるんだ・・・?と思わざるを得ない。
実際、海外公演やツアーも度々成功させており、2018年にはあのコーチェラ・フェスティバルにも出演を果たすなど、日本よりもむしろ海外の方が彼女たちを大いに評価している。
正直、今の日本のバンドで彼女たち以上に殺傷力のあるバンドはどこにいるのだろう?と思えるほど、そのビジュアルとサウンドは衝撃的であり、音楽が好きでまだ聞いたことがない・彼女たちを知らないというのは、正直あってはならないことだ。
King Gnu『白日』
やはり2019年、このバンドを抜きでは語れないであろう。
こんなに曲が二転三転しており、かつ歌詞や楽器の音などの情報量が1曲としてはめちゃくちゃ多いにも関わらず、全てがしっかりまとまっている。
本当に、これほどまでに曲に足し算をしまくっているのに、容量オーバーにならず、全てが絶妙なバランスで乗っている。
例えるならば、大胆に花を置いていって、作業工程だけを見ているとえっ、これ大丈夫なの?と思わざるを得ないのに、完成した全体像も素晴らしければ、一部分だけ切り取って見ても完成されているいけばなのようにも思える。
本当に、何もかもが完成度が高すぎであり、もはやこんな化け物がいたらこの先出てくるバンドがもう可哀想で仕方なくなるほどである。
確かにこんな曲を作ったら、たった一年でフェスのメインステージをかっさらい続け、挙句の果てには紅白まで出演するという事にも、誰もが納得できるほどの説得力を持っているため、この一曲はまさに2019年の日本の音楽シーンを代表する一曲であろう。
怒髪天 トリビュート音源『オトナノススメ~35th 愛されSP~』
正直、トリビュート音源であるため、入れるか迷ったが、これをロック好きなら入れないわけにはいかないだろう!と思い、選ばせていただいた。
今年、結成35周年を迎えた、日本のR&E(リズム&演歌)バンド、怒髪天。
その怒髪天が、これまでの活動の中で築き上げたアーティストの人脈をフルに使い、生まれたのが、怒髪天の名曲であるオトナノススメのトリビュートだ。
トリビュートではあるが、この一曲になんと総勢220名(!?)の各界を代表するアーティストがボーカルだけでなく、ギター・ベース・ドラム全てを演奏しているのだ。
いきなりギターウルフのセイジさんから始まったかと思えば、Hi-STANDARD/Ken Yokoyama/BBQ CHICKENSの横山健さんや人間椅子の和嶋慎治さんに憂歌団の内田勘太郎さん、さらにベースはウエノコウジさんにドラムはクハラカズユキさんという、元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのリズム隊の5人の演奏にビックリしていたら、そのTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのボーカルであったチバユウスケさんが歌っている!?と、とにかく1フレーズ1フレーズ出てくるアーティストと演奏している面々の豪華さが凄まじく、この6分間に出てくる面々の豪華さに、もはやあきれて笑えてくるほどだ。
とにかく怒髪天がこれまでに築き上げたアーティストのつながりが一目でわかるほど、超豪華PVであり、今年最も豪華な面々が揃った一曲だと、誰もが口をそろえて言うはずであり、そして何よりも、こんな素敵な曲を作ってくれた怒髪天に感謝したくなること間違いなしだ。
THA BLUE HERB『THE BEST IS YET TO COME』
今年のヒップホップシーンにおける重大なニュースの一つに、THA BLUE HERBがシーンに帰ってきたことは挙げられるであろう。
2017年の12月からライブ活動を休止し、アルバムの制作活動期間に入っており、そして発表された5枚目のフルアルバムは、THA BLUE HERBという、セルフタイトルを付け、そしてなんと、今やどの業界でも珍しくなった収録曲30曲・CD2枚組で発表された。
この発表にシーンは大いに驚き、活動20周年を越えたTHA BLUE HERBがこんな事を仕掛けてくるか!?と誰もが大いに驚いたが、もっと驚いたのは最後の方は曲が出来すぎてこれ以上やると3枚組になるからストップした、と語ったこともまた衝撃的であり、どれだけTHA BLUE HERBヤバいんだ・・・と誰もが衝撃を受けた。
しかもなんと、初回特典には2017年12月のライブ活動を一時休止する、最後のライブ映像が付けられ、それだけでも見応えバッチリの内容となっている。
肝心のアルバムの内容は、まさにTHA BLUE HERBにしか書けない内容となっており、戦争から身近な家庭、当時のヒップホップシーンについてや仲間との別れなど、とにかく様々なことを歌い、まさにTHA BLUE HERBにしか出来ないヒップホップを作り上げているため、ラップシーンが大いに話題になっている昨今だからこそ、よりTHA BLUE HERBの特異性・そしてこれぞアーティスト、というのをこのアルバムでまざまざ見せつけられる2枚組となっているため、ぜひまだ聞いていない方は聞いてほしいと思う。
その一枚目の最後を飾るのが、この曲である。
この曲が先行公開され、PVではASTRAL WEEKSという、このためだけに作った新曲から、これまでILL-BOSSTINOが書き上げてきた歌詞の上から、この歌詞を上書きして、更新していくという、キャリアをまだ更新していく。
歌詞をそのまま引用するならば、俺を乗り越えていくのは俺らだけ。というのを見せつけるかの如く、まだまだ限界を超えてその先を見せてくれるTHA BLUE HERBのこれからに、1ファンとしては本当に期待しかないのだ。
というわけで、駆け足になりましたが、今年僕が聞いてきた中で素晴らしかった曲を10曲紹介しました!
もちろん、悩みに悩んでここでは紹介できなかった楽曲も多々あり、ここに選ばなかっただけで今年発表された中でいい曲は沢山ありますし、今回日本のアーティストだけを紹介しましたが、海外のアーティストが今年発表した楽曲にも良い曲は沢山あります。
ただ、ここで紹介した楽曲はあくまで自分が今年聞いてきた中でおススメする曲なので、一曲でも知らなかった楽曲があったけど聞いてみたら良かった!となれば、僕としては最も幸いです。
来年も良い楽曲が沢山出ることを本当に願っています。
それでは。
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